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木曜日 京太郎「…日曜日までの我慢だ」 カピー「パカパカ(私は暇じゃないんだぞ」 京太郎「俺は暇なんだ」 カピー「パカパカ(……なら抱っこしろ」 京太郎「寝るつもりか」 カピー「パカパカ(なんだ駄目なのか?」 京太郎「いや、俺眠くないんだが…」 カピー「パカパカ(日頃私に頼み事をするのに私の頼みはきけないのか?」 スッ…ギュ…カピーを抱き抱えて 京太郎「病み上がりだから仕方ない、寝るか」 カピー「パカパカ(うむ、それでいい」 京太郎「……なあ、カピー」 カピー「パカパカ(なんだ?」 京太郎「いや、なんか話そうかなと」 カピー「パカパカ(ふん…何を話すんだ?」 京太郎「最近、色んな夢を視たんだ」 カピー「パカパカ(…それで」 京太郎「いや、初めてカピーと会った時の夢も視たからさ」 カピー「パカパカ(忘れろ」 京太郎「えっ?」 カピー「パカパカ(あんな黒歴史忘れるんだ」 京太郎「いや、俺にとったら大事な思い出だから」 カピー「パカパカ(ふん…全くタラしが」 京太郎「タラしじゃないぞ。俺はカピーが好きだぞ」ニコニコ カピー「パカパカ(ば、馬鹿者」ジタバタ 京太郎「照れてるだろ」 カピー「パカパカ(照れてる訳ないだろ!」 夜 京太郎「ふわぁ……おう、もう夜か」 京太郎「身内を誘うと怒られそうな気がするから誘わないでおこう」 京太郎「………また負けた。金糸雀さんからウィスがきてる」 金糸雀「不調みたいですけど何かあったんですか?」 京太郎「えっ…あれ、この人知ってる?…覚えがないんだけど」 京「あの、知り合いでしたっけ?」 金糸雀「ああ、ごめんなさい。雀です」 京「雀さんでしたか…実は新型インフルで三日間ぐらい寝込んでたんですよ」 金糸雀「えっ、大丈夫ですか?」 京「もう治ってて、ただ学校には来週までいけないんですけどね」 金糸雀「そうなんですか…ああ、これ私のスカイのIDとメールアドレスです。よかったら、誘ってくれたら嬉しいです」 京「是非、また打ちましょう」 ーーーーーーーー 明華「ハオに伝えておこうかしら?」 就寝前 京太郎「なんだ、なんでこんなに電話がなるんだ」 From 慧宇 体調が悪いと聞いたんですが、大丈夫ですか? 京太郎「雀さん、喋ったな。大丈夫ですよっと…」 From 慧宇 それなら良いんですが…暖かくして寝るんですよ。今度会ったらまたあのお粥を作りますから。おやすみなさい。 京太郎「心配してくれてありがとう、おやすみなさい。…あのお粥ってなんだろ?」 ーーーーー 慧宇「駆けつけられなくてすいません、こ主人様」祈っていて 朝 金曜日 京太郎「……これ完治してるだろ」 カピー「パカパカ(……」 京太郎「どうかしたのか?」 カピー「パカパカ(いや…気のせいだと思うから気にするな」 京太郎「そうか…あまり難しい事を考えるなよ」 カピー「パカパカ(ふん、生意気だぞ」 カピー「パカパカ(なあ主…」 京太郎「どうした?」 カピー「パカパカ(主は私と居れて幸せか?」 京太郎「なんだ急に…幸せだぞ。俺とカピーは家族だからな」 カピー「パカパカ(そうか…私も幸せだぞ」 京太郎「それは良かった。それでどうしてそんな事を聞きたくなったんだ?」 カピー「パカパカ(なんとなくだ。他意はない」 京太郎「……そうか」 カピー「パカパカ(信じてないな」 京太郎「当たり前だろ。そんな話をされたら疑うだろ」 カピー「パカパカ(ふん…可愛げが無くなったな。本当に大丈夫だからな」 京太郎「……信じてるからな」 夜 京太郎「……不貞寝でもするか」 京太郎「はやりさんと話すか」 ーーーーーー キッチン 京太郎「居ない…」 リビング 京太郎「居ない」 風呂 京太郎「あれ…居ない」 玄関 京太郎「靴はあるんだよな…」 スッ… はやり「どうかしたの☆?」 京太郎「いや、はやりさんが居ないなって…うわぁ、居たなら声をかけてくださいよ」 はやり「ごめんね、少しお華を摘んでたんだよ☆」 京太郎「そ、そうなんですか」 はやり「女の子にそんな事を言わしたら駄目なんだぞ☆」 京太郎「気をつけておきます」 はやり(もう少しで準備が終わるからそれまでばれる訳にはいかない☆) はやり「それよりもご飯にしよう☆今夜はカレーだよ☆」 就寝前 京太郎「今日も電話がなるはずだ」 コンコン…ガチャ はやり「お邪魔します☆」パジャマ 京太郎「えっ?」 はやり「それじゃあ、寝よっか☆」 京太郎「待ってください、何処で寝るつもりですか」 はやり「此処だよ☆」 京太郎「駄目ですよ、インフルエンザなんですから俺」 はやり「もう完治してるから大丈夫だよ☆」 京太郎「いやいや、俺は別の所で寝ます」 はやり「看病したのにそんな事を言うのかな☆」 京太郎「くっ…変な事をしたら駄目ですからね」 はやり「はやりからは何もしないよ☆あっ、したかったらしても良いよ☆責任はとってもらうけどね☆」 京太郎「そんなことしません!」 京太郎「……zzz」 はやり「もう…すぐ寝ちゃった…手を出してくれてもよかったのにな☆」 ーーーーーーー 土曜日 京太郎「…あれ、はやりさんがいない」 京太郎「何処にいるんだろ?」 ガチャ…ただいまー。玄関から 京太郎「外に行ってたのかな?」 スタスタ… 京太郎「何処に行って……なんですそれ?」はやりが抱えてる発泡スチロールの大きな箱を見て はやり「今日の晩御飯だよ☆」 ドン…箱をおいて 京太郎「晩御飯?」 はやり「うん、完治したからそのお祝いに買ってきたんだよ☆スッポン」 京太郎「えっ?」 パカ…蓋を開けるとスッポンが三匹はいっていて はやり「泥吐きとかは済ましてるからあとは夜まで待つだけだよ☆」 京太郎「こんなに高いの…すいません」 はやり「いいの、いいの☆京太郎の為でもあるし私もスッポン食べたかったから☆健康に良いんだよ☆」 昼 京太郎「…流石にもう寝るのは嫌だな」 京太郎「あれ、何を観てるんですか?」 はやり「うん?昼ドラだよ。いちごちゃんがOP歌ってる☆」 京太郎「昼ドラ……昼ドラってなんかドロドロしたイメージが強いですよね」 はやり「そうだね☆リアリティーを求めてるのに非現実的な血みどろの修羅場があったりするからね☆」 京太郎「だいたい出てくる男が優柔不断で浮気をして修羅場が始まったり」 はやり「あと最近は女の方が浮気をするよね☆京太郎は浮気されたらどうする☆?」 京太郎「本当に好きで結婚式まで考えた相手なら……そうですね、とりあえず麻雀で白黒つけますね」 はやり「なんで麻雀なの☆」 京太郎「きっと俺が好きになる人は麻雀ができますから。言葉にしてもどうしようも無いなら麻雀で全力でぶつかった方がいいかなって。ただし青天井で半荘をやりきってもらいますけど」ニコニコ はやり(それってつまり絶対許さないって事じゃないのかな☆) はやり「そ、そうなんだ☆でもまあ、京太郎が選んだ人だから京太郎の事を裏切る事はないよ☆」 京太郎「…そうですね。まあ、前提に彼女ができたらってやつがはいりますけど」 はやり「そのうちできるよ☆」 京太郎「そうだといいんですけどね」 はやり(今日の晩には夫婦だけどね☆) 夜 京太郎「まる鍋か久しぶりに食べるな」 京太郎「ハオ達を呼んでみるか」 慧宇「治ったのかな?」 ネリー「あれインフルエンザって聞いたんだけどな…」 京太郎「負けた………おう」 慧宇「やっぱり本調子じゃないのかな…」 ネリー「…これは智葉に報告しとくかな」 京太郎「次は絶対に勝つ…」 京太郎、はやり「いただきます」 パク…もぐもぐ 京太郎「美味しい…はやりさんの料理やっぱり美味しいですね」 はやり「これくらい当たり前だよ☆」ニコニコ はやり(気がついてない…慣らしてきて良かったよ) はやり「まだまだ沢山あるから食べてね☆」 京太郎「はい!」 カピー「パカパカ(五日間の仕込みが今、試されるか…気づけよ主、もしくは…」 京太郎「あれ…?」フラ… 京太郎(意識が薄れる…まさか) 京太郎「はやりさん…まさか…」 はやり「うん…どうかしたの☆?」ニヤぁ 京太郎(嵌められた…) 京太郎「信じてたのに…」 はやり「何を言ってるかわからないけど…お鍋食べないのかな☆?」 京太郎「……り」バタン はやり「うん、予定通り☆」 (毒の耐性ができるまであと十分ぐらいか…) はやりさんが風呂に入ったのを確実にして状況を整理していた。はやりさんは俺が毒で気絶するのを確認すると鍋の後片付けをして風呂に入りにいったのだ…多分、初めては綺麗な身体がいいとか思ったんだろうな。だがそれが彼女の失敗だった。 あのまま俺を無理矢理レイプしておけば既成事実の元に俺も諦めただろう…だが彼女は変な処女意識の為にそれをしなかった。 (やられたらやり返す倍返しだ) どうせあの人の事だ、念入りに身体を洗うだろう…そのに堕とす手段を考える。 (薬は盛っても意味がない…暴力は論外だ…どうすれば…) 「パカパカ(力を貸してやろうか、主?」 足元を見るとカピーが俺の足をバシバシと叩いていた。 「どうにかなるのか?」 「パカパカ(任せろ。普通の薬が効かないならその上を用意すればいい。天叢雲剣を使ったのだ…最善を引き当てても構わないだろ」 実に頼もしい。カピーがこうなったらロクなことにならないが別に構わないだろ。 「パカパカ(そうだな…精力剤ではつまらないから感度をあげるか。通常の三倍…いや五倍で廃人になっても治せばいいしな」 足元でカピーがとんでもない事を言ってるが俺は無視する。あの人が最初に仕掛けてきたのだ…人の弱みに漬け込み薬を仕込んで仕留めそこねた。だから次は俺があの人を仕留める。 「パカパカ(この薬を飲ませればいい。二錠しかないから大切に使うんだぞ、私は少し席を外すからな…検討を祈る」 カピーはそう言って飲み薬用のカプセルを二つを床に置いて説明して、地下の温水プールに繋がる階段を降りて行った。 ガタ…ゴソ… 「♪~」 あの人の鼻歌が聞こえてくる。薬を右手に隠してソファーで気絶しているフリをする。 「まだ起きてない…まあ、仕方ないか☆」 仕返しの時はきた。 「ごめんね…こうしないと私は君と向かえ合えないんだ」 そう言って私は気絶している彼の頬を撫でる。あどけない寝顔だ。 「愛してるよ京太郎」 私はそう言って彼に顔を近づける。 「俺はこんな事をするはやりさんは嫌いだ」 「えっ?」 パク…ゴクン 口を開けた瞬間に何かが喉に当たり飲み込んでしまう。 「何を飲ましたのかな☆?」 毒を飲まされたんじゃない。身体が動く…何を飲まされた? 「俺は今から貴方を抱きます」 スッ…ビクン… 「アッ…?」 彼の手が私に触れ、そこを起点に快楽の波が押し寄せる。感度があがってる飲ました薬って… 「カピー特性の感覚刺激増強剤です。狂ってもいいですよ。貴方は今日から俺専用になるんですから」 そう言って彼は私と唇を重ねた。 「うっ…だめだ…あっ?こんなの、堪え…はぁ、られない?」 離れないといけないのに身体がそれをさせてはくれない。快楽が身体を支配していく。 「ぷはぁ…駄目だよ、はやり。逃がさない。俺ははやりを逃がさないからな」 ドン… ソファーに押し倒される。その衝撃すらも今の私には快楽であった。 彼の手が私の胸を弄る度に私は失神し 彼の口が私の口を貪る度に私は絶頂する。 そして最後に私は… 「そろそろ大丈夫かな?」 彼に 「うん…大丈夫だよ…?」 奴隷の烙印を刻み込まれた。 後日談 はやり「お断ります☆」 京太郎「いや、だからあのせめて俺が卒業するまで…」 はやり「二年も待ったんだよ☆」 京太郎「いやあのそうですけど」 はやり「息子ももう居るんだよ☆」 京太郎「お、おっしゃる通りです」 はやり「だよね☆なら結婚式をしようよ☆」 京太郎「何をそんなに焦ってるんだよ?」 はやり「一昨日、良子ちゃんに迫られて本番前までいったよね☆?」 京太郎「っ!」ダラダラ はやり「昨日はいちごちゃんで処理したのに私には黙ってたよね☆」 京太郎「ごめんなさい…」 はやり「本番をしてないからいいけど…京太郎は色んな人と遊べるけど、私は京太郎専用なんだよ☆」 京太郎「はやり…」 はやり「だからね…結婚式しようか☆」 京太郎「…しよう。俺頑張るから!」 はやり「ありがとう、旦那さま?」 END はやり「これではやりと夫婦に…」 京太郎「なんて事にはなりませんよ?」 はやり「えっ☆?」 京太郎「知ってましたよ、媚薬を盛ってた事ぐらい」 はやり「うっ…なんで放置したのかな?」 京太郎「なんとなく効かない気がしたからいいんだよ」 はやり「怒ってないのかな☆?」 京太郎「実害がなかったら別に構いませんよ…ただまあ、二回目はないですけどね」ゴッ はやり「う、うん…覚えておくよ」 ーーーーー 就寝前 京太郎「……眠い」 ♪ー 京太郎「メールじゃなくて電話か。もしもし…」 智葉「もしもし、智葉だ」 京太郎「あっ、智葉さんこんばんわ。どうかしたんですか?」 智葉「いや、インフルエンザと聞いてな…電話したんだが迷惑だったか?」 京太郎「いえ、普通に嬉しいですよ。あと遅れましたが、都大会お疲れ様でした。ネットの再放送見ましたけど圧倒的でしたね」 智葉「ありがとう。こっちこそ岩手個人の試合をネット中継で観たが圧倒的だったな」 京太郎「全国に行く為ですから」 智葉「ふん、お前らしいな。体調管理はしておけ。あまり心配をかけるな」 京太郎「すいません」 智葉「ふん…全国で東京に来た時には顔を出せ。観光案内ぐらいならしてやるからな」 京太郎「覚えておきます。智葉さんも体調だけは気をつけてくださいね」 智葉「…なんの事だ?」 京太郎「いえ、ただ思っただけですよ」 智葉「ふん…まあいい。暖かくして寝るんだぞ。おやすみ」 京太郎「はい、おやすみなさい」 プツン 京太郎「カマをかけたらひっかかった…大丈夫かな、智葉さん」 ーーーーー 智葉「……なんで風邪をひいてたってばれた?声がまだおかしいのか」 日曜日 朝 京太郎「……外にでてはいけない。歯痒いな」 カピー「パカパカ(踊らされたな主」 京太郎「えっ?」 カピー「パカパカ(できすぎだとは思わなかったか?終わりがあるのに剣があった。どういう事だろうな?」 京太郎「言ってる事がよくわからないぞ」 カピー「パカパカ(…まあ、わからなくてもいいさ」 カピー「パカパカ(…強制力か。まあ、別に条件を満してさえいればそれでいいんだがな」 京太郎「弓が強くなるのか?」 カピー「パカパカ(護弓の方がな。妖弓は少々弄れない事情があってな。まあとりあえず進化先を教えてやるから決めるといい」 京太郎「梓弓でいいかな」 カピー「パカパカ(理由は?」 京太郎「他の二つは伝承が物騒だからな」 カピー「パカパカ(どれもぶっそうだろ」 京太郎「梓弓は物騒じゃないだろ」 カピー「パカパカ(ふん…使って理解するといい。あれはあれで恐ろしい弓だ」 バチン… 昼 はやり「それじゃあ私、帰るね」 京太郎「色々とありがとうございました」 はやり「うんうん、こっちこそ大事な物を貰ったからいいよ☆」 京太郎「大事な物?」 はやり「秘密…でも改めて言うよ☆私は京太郎が大好きだから?」 京太郎「お断りします」 はやり「酷い☆まあ、知ってたけどね。それじゃあバイバイ?」 ちゅ… 京太郎「なっ!」 バタン…扉が閉まり 京太郎「あの人はやっぱり苦手だ」 夜 京太郎「明日は久しぶりの学校だ」 京太郎「完治した事の報告も含めてハオを誘うか」 ハオ「治ったんだ…良かった」 京太郎「あっ、あわあわさんそれ切ったら駄目……やっぱり振り込んだよ。跳満だからめくられたか…ウィスが着てるな」 あわあわ「なんで急に強くなったのよ!」 京太郎「強くなったって…この人と打った事があったんだな…気のせいですよっと」 あわあわ「嘘!この前、圧倒的に勝てたもん…次は百回倒すから覚えておくのね!」 京太郎「楽しみにしてますっと……俺だってあんたが振り込まなかったら勝ってたんだ。まあ負け惜しみだな」 ーーーーー ??「次は絶対勝つ!」 就寝前 京太郎「……起きたら学校だ」 From 鹿倉胡桃 明日は学校これそう? 京太郎「大丈夫ですよ、心配かけてすいませんっと…」 From 鹿倉胡桃 心配してないよ。ただ、体調管理はきちんとして欲しいな。 京太郎「て、手厳しい」 From 鹿倉胡桃 明日、会えるのを楽しみにしてる。それじゃあ、おやすみ。 ps お弁当作ってきてあげるから、ちゃんと来るんだよ。 京太郎「…絶対に学校に行こう」 朝 京太郎「よし、起きたぞ」 京太郎「お弁当は作ってきてくれるらしいから……と言ってもなんか悪い気がするからデザートでも作って行くかな。フルーツサンドだな。朝御飯のついでに」 ーーーーーーーー 昼 京太郎「胡桃の所に行くとするか」 屋上 胡桃「元気そうだね」 京太郎「一週間寝て過ごしたら元気にもなりますよ」 胡桃「笑い事じゃないんだからね…全く、あんまり心配かけたら駄目なんだよ」 スッ…京太郎のあぐらの上に座り 京太郎「…すいません」 胡桃「許さない。罰としてこのまま昼ご飯を食べる事」 京太郎(罰になってないが…まあいいか) 京太郎「わかりました」 ーーーーーーー 胡桃「どう美味しい?」 パク…もぐもぐ 京太郎「美味い…俺の好きな味付けですよ」ニコニコ パク…もぐもぐ 胡桃「なら良かった」ニコニコ 京太郎「それにしても胡桃がこんなに料理ができるって知らなかった」 胡桃「わ、私だって料理ぐらいできる」わたふた 京太郎「それもそうだな。ごめん、少し配慮が足らなかった」 胡桃「許してあげる。私は優しいから」どやぁ 京太郎「ごちそうさまでした」 胡桃「お粗末さまでした。京太郎のフルーツサンド美味しかったよ」 京太郎「それならよかった。そろそろ時間なんでまた放課後、部室で」 胡桃「うん、また後で」 放課後 部室 京太郎「麻雀に直に触れるぞ!」 京太郎「迷惑かけました」頭を下げて トシ「私には別に迷惑なんてかかってないよ。それより本当に大丈夫なのかい?」 京太郎「はい、大丈夫です。医者(カピー)が完治と言ってましたんで」 トシ「そうかい…なら良かった」 京太郎「今日からばりばり麻雀打ちますよ」ニコニコ トシ「ふふ、あんたらしいね。その前に質問に答えて貰っていいかい?」 京太郎「なんですか?」 トシ「小鍛冶健夜(けんや)はあんたかい?」 京太郎「…質問の意図が解らないんですけど?」 トシ「いいから答えておくれ」 京太郎「違いますよ。小鍛冶健夜(すこや)なら知ってますが小鍛冶健夜(けんや)って人なんて俺は知りません」 トシ「…それもそうだね。変な事を聞いて悪かったよ。麻雀を打ってくるといい」 京太郎「はい、そうしてきます」 スタスタ… トシ「似過ぎてる…はぁ…引き摺りすぎか」 京太郎「今日の俺は阿修羅を凌駕するから、覚悟しろよ」ゴゴゴゴゴ… トシ「えっ…?」 帰り道 白望「一緒に帰ろう」 ギュ…おんぶしてもらい 京太郎「いや、帰ろう以前にもうおんぶの状態だろ」 白望「ダルくない」 京太郎「聞いてないし…心配かけてごめんな」 白望「…信じてたから」 京太郎「……その言葉が何よりも響くよ」 白望「そう言うと思った」ニコ 京太郎「はぁ…シロには敵わないな」 白望「ダルい…京太郎」 京太郎「どうした?」 白望「旅行に行こう」 京太郎「はっ?」 白望「駄目?」 京太郎「いや、駄目じゃないけど…」 白望「良かった…約束だよ」 京太郎「別にいいけど…何処に行くんだ?」 白望「北海道」 京太郎「……日帰りで行くには少し辛いな」 白望「一泊二日」 京太郎「そうか泊まるならどうにか……皆も居るんだよな?」 白望「……」 京太郎「シロ、それは駄目な事なんでは…」 白望「約束したよ?」 京太郎「うっ…」 白望「嘘つくの?」 京太郎「いかしていただきます」 夜 ガチャ 健夜「ただいまー」 京太郎「義姉さん達が帰ってきたか」 スタスタ… 京太郎「おかえ…り…」 マホ「えっ…なんで変態さんが居るんですか?」 健夜「駄目だよマホちゃん、京君の事をそんな風に呼んだら」 マホ「ご、ごめんなさい!」 良子「元気そうですね、京太郎」 京太郎「えっと…まあ、完治したけど…あのその子はどうしたの?」 健夜「9月までウチで預かる事になった夢乃マホちゃん。マホちゃん、こっちは私と良子ちゃんの弟で須賀京太郎。好きな風に呼んであげてね」ニコニコ マホ「わ、わかりました!京お兄ちゃんにします!」 京太郎「……」フリーズ 良子「状況が飲み込めなくてフリーズしましたね」 健夜「そうみたいだね…そう言えばマホちゃん」 マホ「なんですか?」 健夜「京君の事を変態さんって呼んでたけど…何かあったの?」 マホ「き、京お兄ちゃんはマホの大事な物を奪っていったんです」カァァもじもじ 京太郎「ちょ、それは語弊が…!」 ガシ…両肩をそれぞれ掴まれ 健夜「京君…少しだけ…」ゴゴゴゴゴ… 良子「お話ししましょうか」ゴゴゴゴゴ… 京太郎(終わったな…) ズルズル…引きずられて行った 健夜「なんだ…事故でキスしただけなら最初からそう言ってよ」 良子「そうですよ、紛らわしいじゃないですか」 マホ「だ、大丈夫ですか?」 ツンツン… 京太郎だったもの「……」 健夜「さて久しぶりに晩御飯でも作ろうかな」汗 良子「わたしもヘルプしますよ!」あたふた マホ「京お兄ちゃん、死んだら駄目ですよ」 ゆさゆさ 京太郎「はっ……久しぶりに三途の川を見た気がする」 京太郎「……一気に疲れた」 京太郎「健夜義姉さんと話すか」 ーーーーーー 健夜「こんな夜遅くにどうかしたの?」 京太郎「少し話そうと思って」 健夜「……怒られにきたの?」 京太郎「インフルを黙っててごめん」頭を下げて 健夜「言い訳しないんだ」 京太郎「俺が健夜義姉さんと同じ事を言うから…」 健夜「そうだね…きっと京君も そう言うと思うよ。だから私が起こってる理由も解ってるんだよね?」 京太郎「うん…」 健夜「ならもうこんな事をしたら駄目だよ…本当に心配事したんだから」ポロポロ 京太郎「あっ…本当にごめん」 ギュ… 健夜「京君は私の大事な人なんだがら…」 朝 京太郎「……眠い」 昼 京太郎「何処で食べようか」 京太郎「さて今日持って行くお弁当の準備をするか」 ーーーーーーー とてとて マホ「おはようございます…」寝ぼけ眼 京太郎「おはよう。洗面所はそこの奥だから顔を洗ってくるといいぞ」料理中 マホ「はい…わかりました…」 とてとて… 京太郎「マホは起きてきてるのに義姉二人は爆睡か…いや、一昨日までプロツアーとかで忙しかったから仕方ないのか」 マホ「洗ってきました!」 京太郎「おう、それなら少しだけ待っててくれ。朝御飯の準備をするから」 マホ「はい!…京お兄ちゃんはいつも料理をしてるんですか?」 京太郎「まあな、もう習慣になってるな」 マホ「す、凄いです!憧れます!」 京太郎「いや、俺なんてまだまだだよ」ワハハ ーーーーーー 昼 京太郎「何処で食べようか」 屋上 塞「京太郎ー!」 京太郎「あれ、塞もここで食べるのか?」 塞「うん。少しだけ暑いけど風が吹いてて気持ちいいから」 京太郎「そうだな…もうすぐ夏だからな」 塞「インターハイまで一ヶ月ぐらいだからね」 京太郎「全国な…強い人がたくさん居るから楽しみだな」 塞「京太郎の強いがどのレベルかわからないけど…知らない人と打てる」 京太郎「そして勝つのは俺達だ」 塞「そうだね。私達は勝つ。勝ってお義姉さんにも勝つ」 京太郎「お姉さんってどういう事だ?」 塞「あっ…なんでもないよ。ただインターハイで打つ相手の事を考えてただけだから」 京太郎「そうか。楽しみだな、インターハイ」 塞「うん。私達の闘いはこれからだからね」 放課後部室 京太郎「麻雀だ」 京太郎「打つ気でいたらもう皆が打っていた…」 エイスリン「オソカッタネ」 京太郎「ああ、ノートのコピーとかしてたらこんな時間になってな」 エイスリン【寝ている京太郎と元気になった京太郎の絵】 京太郎「ばっちりだぞ。義姉さん達も帰ってきたし、家事洗濯は任せれるからな」 エイスリン「ナラヨカッタ」ニコニコ 京太郎「そういえば明日で大丈夫か?」 エイスリン「ナニガ?」 京太郎「タコス。約束したままだっただろ」 エイスリン「ウン!タノシミニシテル!」 帰り道 エイスリン「英(京太郎、一緒にかえろう」 京太郎「別にかまわないぞ」 ーーーーーーー エイスリン「英(暑いね…」 京太郎「まあ夏だからな。プールや海の季節だ」 エイスリン「英(海いいね」 京太郎「海か…今度行くか」 エイスリン「えっ?」 京太郎「駄目だったか?」 エイスリン「英(うんうん、行きたい。皆で行くの?」 京太郎「どっちでもいいな。皆で行ってもいいし、二人で……恋人同士に見えてしまうな」ワハハ エイスリン「英(はぐらかした…」ジト目 京太郎「べ、別にはぐらかしてなんかないし…」目空し エイスリン「英(まあいいけど。今度、皆で行こうよ海」 京太郎「…そうだな。みんなで行くか」 エイスリン「ウン!」 夜 京太郎「海か…鹿児島を思い出すな」 京太郎「ハオを誘うか…最近、ずっと誘ってる気がする」 慧宇「また誘ってくれた…」ニコ 京太郎「勝ったぞ!凌ぎ合いなら負けない。おっ、ウィスが着てる」 京太郎「ハオからか。スカイをかけるか」 ーーーーーーー 慧宇「調子が戻ってきたみたいですね」 京太郎「ああ。完治もしたし調子がいいぞ」 慧宇「でも次は私が勝ちます」 京太郎「負けないさ。次も俺が勝つ。それより遅れたが個人戦凄かった」 慧宇「み、観たんですか!」 京太郎「おう。智葉さんとの試合は他家が可哀想だったぞ」 慧宇「あ、あれはやるかやられるかだったから…」 京太郎「そうだな。同じ立場だったら俺も全力で挑むしな…まあ、一位通過おめでとう」 慧宇「ありがとうございます」カァァ 慧宇(褒められた!!) 慧宇「ご…京太郎も岩手個人一位おめでとうございます」真っ赤 京太郎「ありがとう。また東京で会おうな」 慧宇「はい!」 京太郎「あれ、三人で卓を囲ってなにしてるんだ?」 マホ「あう…京お兄ちゃん、助けて」ウルウル 健夜「折角だからマホちゃんに麻雀を教えてあげようと思って」 良子「イエス。マホも強くなる事を望んでいますし」 マホ「うぅ…」涙目 京太郎(………助けてやるか) 京太郎「なら俺が教えるよ」 健夜「えっ?私達が教えた方が…」 京太郎「義姉さん達は居ない方が多いだろ。それなら何時も居る俺が教えた方がいいだろ」 良子「それもそうですね…マホはどうですか?」 マホ「お、お兄ちゃんの方がいいです!」 健夜「ぶぅ…京君にマホちゃんとられた」 京太郎「はいはい、そんな事を言わない。とりあえず何から教えればいいんだ?」 健夜、良子「基礎」 マホ「基礎からでお願いします!」 京太郎「わかった…まあ、今日はもう遅いから明日からにするか」 マホ「はい、師匠!」 京太郎「師匠?」 マホ「駄目ですか?」涙目 京太郎「師匠は少しだけむず痒いからお兄ちゃんで頼む」 マホ「わ、わかりました、お兄ちゃん!」 健夜(ねえ良子ちゃん…) 良子(気がつきましたか…これは強敵かもしれません) 健夜、良子(マホちゃん、恐ろしい子!)お蝶夫人 マホ「ほぇ…?」 早朝 京太郎「よし、タコスを作るぞ」 京太郎「これで大丈夫かな」 ーーーーーーー 朝 京太郎「どうしようかな」 京太郎「義姉さんを起こしに行くか」 京太郎「良子義姉さんだな」 コンコン… 京太郎「義姉さん、起きてる?」 良子「起きてますよ」 ガチャ… 良子「ほら」私服 京太郎「本当だ。今日は何処かに行くのか?」 良子「ええ。少しTV局に呼ばれてまして」 京太郎「義姉さんはTV受けがいいからな」 良子「ありがとう。そんな、おべっかはいりませんよ」ニコニコ 京太郎(嬉しそうだな) 昼 京太郎「エイスリンとランチだな」 京太郎「おっ、シロもいるのか」 エイスリン「ツカマッタ!」 白望「捕まえた」 京太郎「仲いいな二人は。ほら、タコス作ってきたぞ。自信作だ」 エイスリン「タベル!」 白望「私も…」 一同「いただきます」 パク…もぐもぐ エイスリン「美味しい…ピザとは少しだけ違うんだね」 京太郎「おう。冷めても美味しいように味を濃く付けたからな。てかエイスリン、日本語が…」 ツン… 京太郎「うん?」 白望「アーン」 京太郎「お、おう。ありがとう」 パク…もぐもぐ 京太郎「少し濃すぎたか?」 エイスリン「コレクライデイイヨ」 白望「大丈夫」 京太郎「そうか」 京太郎(気のせいか。エイスリンが日本語がペラペラだった気がしたんだが) エイスリン「ありがとう、シロ」小声 白望「別にいい…ダルい…」小声 放課後 部室 京太郎「何をしようか」 京太郎「豊音、荒れてるな」 塞「京太郎が構ってあげないから」 京太郎「いやまてまて、そんな事はないぞ」 塞「あるんだよ」 ーーーーー 塞「そう言えば、京太郎」 京太郎「なんだ?」 塞「中学生の時になんで麻雀を打たなかったの?」 京太郎「……そ、それを今聞くのか?」 塞「うん。ストレートに聞いた方がいいでしょ?」 京太郎「………だったんだ」 塞「えっ?」 京太郎「厨二病だったんだよ」カァァ 塞「厨二病?厨二病ってあの…」 京太郎「そうだよ。槍が使えるようになって片っ端から人に試して義姉さん達にふるぼっこにされてな…俺が悪かっただけなんだがな」 塞「それは京太郎が悪い」 京太郎「おう…古傷をえぐらないでくれ」頭を抱えて 帰り道 京太郎「豊音、一緒に帰らないか?」 豊音「えっ?あっ、うん!」ニコ ーーーーーー 豊音「♪ー」ニコニコ 京太郎「機嫌良いな」 豊音「気のせいだよ」ニコニコ 京太郎「そう見えないけどな…」 豊音「あのね京太郎、一つ聞いていいかな?」 京太郎「俺に答えられる事なら構わないけど…」 豊音「厨二病ってなんなの?」 京太郎「おぅ…なんでそれを聞く?」 豊音「塞と話してるのが聞こえてきたから気になって…教えてく欲しいかなって」 京太郎「ち、厨二病って言うのはな…」冷や汗をかいて 豊音「……」黙って聞いていて 京太郎「漢なら誰もが通る道の事なんだ?」 豊音「それって答えになってないんじゃ…」 ギュ…てをつなぎ 京太郎「それ以上聞かないでくれ…頼む」 豊音「わ、解ったよ…」 夜 京太郎「厨二病は卒業したんだ…」 マホ「よろしくお願いします!」 京太郎「おう、任せろ」 京太郎「とりあえず実力も知りたいし。変則二面打ちでもしてみるか」 マホ「はい!」 30分後 京太郎「…えっと、とりあえずあれだな」 マホ「うぅ…」涙目 京太郎「チョンボを無くしていこうか」 マホ「はい…」 朝 京太郎「どうさたものか」 京太郎「お弁当を作るか」 ーーーーーー 昼 京太郎「何処で食べよう」 中庭 京太郎「誰も居ないみたいだな」 京太郎「さ、寂しくなんかないぞ」 ーーーーーーー 放課後 部室 京太郎「お昼食べ過ぎた」 京太郎「清澄に居た頃の話が聞きたい?」 豊音「うん、そういえば聞いた事がないから気になって」 豊音(…清澄と龍門渕の三人、風越は一人…鶴賀は二人だったはず) 京太郎「例えばどんな話がいいんだ?」 豊音「何をしてたや、麻雀部でどんな事をしてたとかかな…京太郎が話しやすい方ならなんでもいいよ」 京太郎「そうだな…一ヶ月も居なかったからあまり話す事はないんだけど…楽しかったのは確かだ」 豊音「楽しかった?」 京太郎「ああ。毎日、いろいろな事が起きたりしてな。プロと麻雀したり女の子を助けたり、車にひかれそうになった事もあったな」 豊音「す、凄いね…気になる人とか居たの?」 京太郎「恋愛って意味でか?」 豊音「うん」 京太郎「どうなんだろうな…自慢じゃないが美人二人に告白されたからな」 豊音「えっ?」 京太郎「まあ、断ったんだがな」 豊音「そ、そうなんだ…よかったよ」小声 京太郎「他にも…」 数十分後 京太郎「こんな所かな。本当にこんな話でよかったのか?」 豊音「うん。ありがとう」 京太郎「こんな話で良かったらいくらでもするぞ」 帰り道 胡桃「京太郎は東京の自由な日って何をするの?」 京太郎「確か三日間は自由行動できるんだったな」 胡桃「そうだよ」 京太郎「そうだな……お義母さんの所に行ったり、健夜義姉さんの部屋を片付けたりするかな」 胡桃「見学とかしないの?」 京太郎「東京はあんまり観光に向かないだろ…人多いし」 胡桃「そうだね、環状線とか凄いもんね」 京太郎「そうそう。スカイツリーとかできたから余計に多くなってるからな。皆でネズミの国とか行くのは大会が終わってからの方がいいし…案外暇になりそうだな」 胡桃「皆が居るから暇にはならないよ。他校の試合も見とかないと」 京太郎「他校か…大阪、広島、東京、鹿児島、長野…見たここが強いよな」 胡桃「うん。先鋒だけで勝ち上がってきた千里山、永水、白糸台は要注意。個人戦も見たけど宮永照、?慧宇、神代小蒔、石戸霞、園城寺怜、天江衣、佐々野いちご…他にも沢山いるけどどの人も正直、強い」 京太郎「そうだな…あの人達は別格だよな」 胡桃「あの人達ってそれじゃあ知り合いみたいだよ?」 京太郎「ちゃちゃのん以外は一応知り合いだぞ」 胡桃「えっ?」 京太郎「照は幼馴染だし、永水の二人も昔からの知り合い、ハオやトキさんはネト麻仲間で、衣は長野にいる頃に色々あってな…」 京太郎(流石にちゃちゃのんの事を脅した仲とも言えないしな) 胡桃「……それだけ?付き合ったりはしてない?」 京太郎「ないない。好意は寄せられてるけど友情の延長戦だしな」 胡桃「それならいいんだけど…」 胡桃(やっぱり記憶との誤差はあるんだね…) 夜 京太郎「照か…連絡とってないけど大丈夫だよな」 京太郎「照にメールしてみるか…生きてるか?」 ?From 宮永照 大丈夫。どうかしたの? 京太郎「はや…!連絡をとってなかったからメールしてみたと…」 From 宮永照 気にしてなかったのに…ありがとう。 京太郎「ありがとうか…なんだろう照の声が聞きたくなるな」 ♪ー 京太郎「電話?もしもし」 照「もしもし」 京太郎「照か。どうかしたのか?」 照「電話して欲しいとおもったから」 京太郎「………相変わらず解るんだな」 照「京ちゃんは単純だから」 京太郎「照にだけは言われたくないぞ」 照「ツンデレの方が良かった?」 京太郎「やめてください」 照「ふふ…個人戦を観たけど覚悟を決めたんだね」 京太郎「覚悟?」 照「うん。勝ち続けることに対して躊躇いがなかった」 京太郎「ああ…まあ色々とあってな。慢心してると思いしらされて、俺より強い人は沢山居ることを思い出したんだ」 照「私もそれに入ってる?」 京太郎「……ひみつだ。照の試合も観たぞ。槍やあの嵐は使わなかったんだな」 照「使い方が難しいから…特に槍は」 京太郎「そうか?便利だと思うんだけどな」 照「…京ちゃんが強くなれば成る程、あれの使い方は難しい…」 京太郎「…褒めてくれてるのか?」 照「どっちだと思う?」 京太郎「どっちでもいい…なあ照」 照「何?」 京太郎「全国で待っててくれてありがとうな」 照「長かった…勝つのは私」 京太郎「…負けないさ。エキシビションマッチで俺はお前と義姉さん達に勝つ」 金曜日 朝 京太郎「眠い」 京太郎「朝御飯作っとくか…」 京太郎「起きてこないな…まあ、いいか」 ーーーーーーーー 昼 京太郎「何処で食べようか」 京太郎「寝るか」 京太郎「……zzz」 羽川「また須賀君が寝てる…疲れてるのかな?」 京太郎「カピー…カレーは辛いんだぞ…zzz」 羽川「…そうでも無さそうだね」 ーーーーーーーーー 放課後 京太郎「三限目まで爆睡してしまった…」 エイスリン「キョウタロー」 京太郎「どうしたんだ?」 エイスリン【槍を持つエイスリンの絵】 京太郎「槍を教えて欲しいのか?」 エイスリン「うん!」 京太郎「教えるって言ってもな…感覚しか教えられないぞ」 エイスリン「ダイジョウブ」 京太郎「それじゃあ…とりあえず感覚としては…」 45分後 京太郎「解ったか?」 エイスリン「……?」首を傾げる 京太郎「やっぱりこうなるよな…」頭をかいて エイスリン「英(京太郎、手を出してイメージしてもらっていいかな?」 京太郎「イメージって槍をか?」 エイスリン「英(うん。多分それで大丈夫だから」 京太郎「そんな簡単にいったら悲しいんだが…まあいいか」 ギュ… 京太郎「いくぞ」 エイスリン「ok」 京太郎(槍のイメージ……勝つ為のイメージ!) バリん… エイスリン「うっ…」 バサ…座り込み 京太郎「だ、大丈夫か?」 エイスリン「英(立ちくらみがしただけだから大丈夫…ありがとう京太郎、たぶん成功した」 京太郎「成功って槍がか?」 エイスリン「うん」 京太郎「マジかよ…俺は4年は掛かったのに」項垂れて エイスリン(イメージできる。真っ赤な槍…これが京太郎がいつも使ってる力なのかな?) 帰り道 豊音「全国でどうするか?」 京太郎「そう。昨日、胡桃とも話してたんだが皆どうするのかなって」 豊音「他校の試合を観てあわよくばサインをもらうよ!」 京太郎「サインか…豊音らしいな」 豊音「有名人がいっぱい居るから楽しみだよ。ただ優勝は私達だけどね」 京太郎「当たり前だ。男女共に優勝して母校に帰還だな」 豊音「うん!」 京太郎「でもまあ、何処か観光には行くんだろ?」 豊音「どうだろう…たぶん行かないかな。人混みが苦手だし、それに皆も飽きてるから」 京太郎「飽きてる?そんなに東京に行ったのか?」 豊音「えっ、あっ 、そんな事はないよ!ただこの前の合宿でだいたいの感じが解ったから…」 京太郎「そんなに慌てなくていいぞ。まあ、確かに人混みが凄いしな…ダラダラしとくのもありだな」 豊音「私的にはそっちの方がいいよー」 夜 京太郎「…全国は楽しみだな」 マホ「よろしくお願いします!」 京太郎「おう。そんなに気張らなくてもいいけどな」 マホ「あぅ…それで今日はどうするんですか?」 京太郎「とりあえず落ち着いて打てるようにしよう」 マホ「落ち着いて?」 京太郎「そう。義姉さん達との三麻を観てたけど素に戻って当てられたら動揺するのは致命的だからな」 マホ(む、難しいことを言われていてよくわからないのです) 京太郎「単純に言うと基礎をつけること」 マホ「あっ、なるほど」 土曜日 京太郎「今日で義姉さん達は仕事に行くんだよな」 京太郎「朝御飯作るか」 健夜「おはよう…」 京太郎「あっ、ご飯もうすぐできるぞ」 健夜「うん…」 京太郎「さっさと顔を洗う」 健夜「はーい」 ーーーーーーーーーー 健夜、京太郎「いただきます」 ぱく…もぐもぐ 健夜「美味しい」 京太郎「ありがとう」 健夜「…個人戦の試合を観たけど凄く強くなったね」 京太郎「慢心してるって教えられて……約束も思い出したからな」 健夜「約束?」 京太郎「俺は義姉さんを倒す」 健夜「どうして?」 京太郎「独りぼっちは淋しいからな…隣に立つよ」 健夜「……もう二つも思い出した?」 京太郎「片方は今でも怖い。もう片方はそのあれだ…まだよくわからない」 健夜「…ふふふ、それならいいや。待ってるよ、エキシビションマッチで」 京太郎「ああ。勝つのは俺だ」 健夜「私だよ」 昼1 京太郎「義姉さんとマホは観光に出かけたな」 京太郎「出かけるか」 バッティングセンター 京太郎「初めて来たけど…ホームランをねらえばいいんだよな?」 カッキーン… 京太郎「…案外簡単だな」 カッキーン…カッキーン… 1時間後 京太郎「ふぅ…こんな感じで良いだろ。野球武でもないのになんでこんな汗だくでボール打ってるんだろ」 京太郎「ホームラン記念に引き換え券を貰ったんだが…これってカピーのやつなんじゃないのか?」 昼2. 京太郎「流石にもう出かけたくないな」 京太郎「智葉さんを誘ってみるか」 智葉「体調も調子も回復したらしいな…まあ、見極めさせてもらおう」 京太郎「よし、勝った。あわあわさんがダブリーで仕掛けてきたけど逆に狙えたのがでかかったな…ウィスがきてるな」 京太郎「あわあわさんからか…嫌だな」 あわあわ【スカイのID】 京太郎「これは掛けて来いという事なのか?」 ♪~ あわあわ「遅い!」 京太郎「あっはい」 あわあわ「京であってるのかな?」 京太郎「そうですけど…」 あわあわ「次こそは…次こそは勝つ!」 京太郎「なら安手でダブリーはやめた方がいいんじゃないですか?」 あわあわ「あれは実際なら跳満になってたはずなの…」 京太郎「いやまあ、口だけなら幾らでも言えますから」 あわあわ「うっ…京だって安手で流し損ねてさとはに振り込んでた」 京太郎「あれはモブさんが清一ぽかったから仕方なく…」 あわあわ「…満貫が仕方ないんだ?」 京太郎(なんでこう揚げ足を取ってくるかな) 京太郎「まあ最終的に勝てたから良いですよ。二位のあわあわさん」 あわあわ「っ!もう一回、もう一回勝負しなさい!」 京太郎「……」 京太郎「良いですよ。人と部屋はどうします?」 あわあわ「こっちで用意する…そっちも一人呼んで来てよね」 京太郎「わかりました」 プツン 京太郎「誰を呼ぼうかな?」 京太郎「…どうしても勝ちたいからハオに頼むか」 ♪~ 慧宇「どうかしました?」 京太郎「ネト麻でどうしても凹ましたい相手が居るんだ…力を貸してくれるか?」 慧宇「も、もちろんです!」カァァ 京太郎「勝った!完膚なきまでに勝ったぞ!ハオはなんかこう緊張してるのからしくないミスをしてたけど…それでも+だからな」 ♪~ あわあわ「つ、次は…ぐす…負けないから」 京太郎(ま、マジで泣いてる…やり過ぎたか?) あわあわ「あんたなんかに…ぐす…絶対に…負けないんだからな!」 京太郎「……なら待ってます」 あわあわ「えっ?」 京太郎「俺に勝つんでしょ?なら待ってますよ。その時を。でも勝つのは俺ですから」 あわあわ「わ、私が勝つ…百回倒す!」 京太郎「ふん…なら俺は千回勝ちますね」 あわあわ「なら私は1万回勝つからいいもん!」 京太郎「…それじゃあまたネト麻する時に誘いますね」 あわあわ「ふん、仕方ないからしてあげる」 京太郎(泣きやんだな) 京太郎「もう遅いんで俺はこれで」 あわあわ「…お、お疲れ様」 京太郎「はい、お疲れ様です」 夜 健夜「それじゃあちゃんと見てあげてね」 京太郎「ああ。今週末に一回長野に帰るんだろ?」 健夜「うん。何でも合同合宿に呼ばれたらしいんだよ」 京太郎「長野の合同合宿か…咲達に呼ばれたって事なのか?」 健夜「多分ね…。マホちゃんは特殊だからね」 京太郎「特殊?」 健夜「うん…あの子は私達になれるんだよ」 京太郎「俺達になれる?」 健夜「うん。三麻をずっと打ってて思ったけどあの子は二十前後の能力を持っている。私や良子ちゃん…京君の能力はなかったけどあの子はこれ以上成長さしたはダメなのかもしれない」 京太郎「……」 健夜「打ってる感覚はあるみたいだけど…私の能力や一部の能力を使ってると意識が飛んでる。もしこれ以上成長して全局意識が飛んだらそれはもう…」 京太郎「…俺はどうすればいいんだ?」 健夜「器を作ってあげて。基礎を叩き上げて…できれば全国が始まる前にね」 京太郎「…努力する」 健夜「頼んだよ」 夜 京太郎「器か」 京太郎「…和とネリーを誘ってみるか」 和「京太郎君から…」 ネリー「今日は勝たしてもらうからね!」 ??「京ちゃんかな…淡の仇とらしてもらう」 京太郎「てるてるさんに競り負けた…畜生。ウィスがきてる」 京太郎「和から着てるな…」 のどっち「惜しかったですね」 京「振り込んだのが痛かったな…まだまだ努力しないとな」 のどっち「そうですね。全国大会もありますし…個人戦出場おめでとうございます」 京「そっちも団体戦出場おめでとう」 のどっち「ありがとうございます。東京で会いましょう」 京「おう」 コンコン… 京太郎「はい?」 ガチャ… マホ「あ、あの…」パジャマ姿 京太郎「どうかしたか?」 マホ「……さい」小声 京太郎「えっ?」 マホ「怖いから一緒に寝てください!」 京太郎「えっ、あっ、別にいいけど」 マホ「よ、良かった…」 京太郎「あの近くないか?」 ギュ… マホ「こ、怖いから仕方ないのです!」カァァ マホ(温かいからなんて言えません…) 京太郎(あいては中学生だ落ち着け…手を出したらダメだぞ) マホ「…zzz」 京太郎「寝たか…心臓に悪いから床で寝るか」 スッ…ギュ…身体を起こすが裾をつかまれていて 京太郎「……仕方ないか…zzz」
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まとめ 始めに 設定 本編 清澄1 清澄2 清澄3 清澄4 永水1 永水2 永水3 永水4 阿知賀1 阿知賀2 阿知賀3 特別編 特別編1 特別編2 特別編3 特別編4 特別編5 特別編6 特別編7 特別編8 特別編9 特別編10 特別編11 特別編12 特別編13 特別編14 特別編15 特別編16 特別編17 特別編18 特別編19 特別編20 特別編21 特別編22 特別編23 特別編24 特別編25 特別編26 特別編27 特別編28 特別編29 特別編30 特別編31 特別編32 特別編33 特別編34 特別編35 特別編36 特別編37 特別編38 特別編39 特別編40 特別編41 特別編42 特別編43 特別編44 特別編45 特別編46 特別編47 特別編48 特別編49 特別編50 特別編51 特別編52 特別編53 特別編54 特別編55 特別編56 特別編57 特別編58 特別編59 特別編60 特別編61 特別編62 本スレ -京太郎「俺の日記」 京太郎「俺の日記」 京太郎「俺の日記」咲「2冊目」 京太郎「俺の日記」照「3冊目」 京太郎「俺の日記」春「4冊目で」小蒔「2週目です」 京太郎「俺の日記」初美「5冊目で」霞「2週目よ」 京太郎「俺の日記」穏乃「6冊目!」憧「3週目ね」 京太郎「俺の日記」玄「7冊目の」宥「3週目だよ~」
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特別編、永水ver とある執事との交流 ハギヨシ『こうやって話すのも久しぶりですね』 京太郎『そうですね。新しい学校やらでこっちも忙しくて』 ハギヨシ『いえいえ、私の方こそ連絡ができず申し訳ない限りです。ところで、今は鹿児島でしたっけ?』 京太郎『はい。元女子校の永水にいます』 ハギヨシ『ほほう、永水ですか……去年のインターハイにお供した時に何度か見ましたが……』 京太郎『……巫女服ですね』 ハギヨシ『巫女服です。それを着ている方々も素晴らしかったです。それを機会に巫女ものが数冊増えたものです』 京太郎『分かります。それと、こっちは暑さからか薄着になるのが早くて』 ハギヨシ『いいですねぇ、こちらはまだまだ長袖の方が多いですよ』 京太郎『こっちで仕入れた素人ものでも今月は送りましょうか?』 ハギヨシ『ふむ、ではそれと水着ものを是非。そちらでなら良質のものが手に入るととある筋からの情報が』 京太郎『水着もの……確かに少し探しただけで良作が多いです。分かりました』 ハギヨシ『ではこちらは巫女ものと……そうですね、個人的なおススメをいくつかご用意しましょう』 京太郎『ええ、ではまたいつものように。品名は「参考書で」』 ハギヨシ『はい、こちらの品名は「月刊誌」でよろしくお願いします』 漢達の友情は決して途切れない こうやって月1でエロ本をまとめて貸し借りしている2人であった カンッ!!
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エイスリン「ウーンウーン」カキカキ 塞「エイちゃん、またお絵かき?」 エイスリン「ウン」 豊音「相変わらずちょー上手いよー」 白望「うん。上手」 エイスリン「アリガトウ。デモ、コレジャナイノ」 胡桃「どういうこと?」 エイスリン「ママトパパニ、ニホンノセイカツヲエニシテオクリタイ」 塞「その絵じゃダメなの?」 エイスリン「セッカクダカラ、ニホンノガフウデオクリタイ!」フンス! 豊音「とは言っても、参考になるものがあるかなー」 胡桃「そういうの詳しくないし」 白望「漫画に詳しいといえば?」 豊音「あっ! 男の子だよー!!」 塞「えー? でも男の知り合いなんて私たちに……」 豊音「ふふふ、それがいるんだよー!」 白望「もしかして?」 胡桃「トヨネの彼氏?」 豊音「ち、違うよぉ」テレテレ エイスリン「スガクン!!」 豊音「そう! 京太郎君なら協力してくれるよー!」 エイスリン「ワカッタ! ヤッテミル!!」フンス! . /. / , //| ト、 | ′ .′ | λ| | |. | | .| l l. | l 八λ| リ 、|\从{ l/|l/l 从 | 从i| .、| __ __.ノイ |. ,∧j〃⌒ ⌒ヾ l. | ′ l ' ' ' ' ' ' | 八 / 八 ` ´ 八. 〈 ,イ _> ___ <_ ト、 i| ( \{ ̄ | `¨¨¨¨¨´ | ̄// )  ̄ ̄ ̄l___/ 人 l_」 ̄ ̄ ̄ l | / Ⅴ. /.、 〉 /ニニ≧o。∧.。o≦ Ⅴ エイスリン「エヘヘ、タノシミ!!」ニコッ 第十八章【大天使エイスリン! 日本の文化はエロばかり!?】 豊音「と、いうことで来て貰ったんだよー」 京太郎「開幕早々の事情説明ありがとうございます」 塞「大変だねー須賀君もー」 白望「顔が紛らわしい」 胡桃「充電したい」 ワイノワイノワイノワイノ 京太郎「つまり、俺ははエイスリンさんに日本の漫画文化を教えればいいんですね?」 豊音「そうだよー! 説明してないのによくわかったね」 京太郎「エスパーですから」 塞「え? 須賀君はコックじゃ?」 京太郎「おかぁぁちゃぁぁん」 エイスリン「??」 '⌒) / / | : | く / , / / ∧ ヽ | : | ● . ; | | | | | : || , |/| | 八 | l ハ\ ? / | _ //7 //\{ ノ \(| }/ナメ | ̄ |〉 |´ ) {{ 〈/ |l ∩ u ∩ | | く i| j i| ∪ ∪ | ; | ● V / ト } //, j |. / / |人ι _ _ ∧. | / / /| > ´ ̄`′ イ ハ V. { / 八 { /l ー |ヽ丿/ 从l {{ \{\イ\ _/ \ / }| \ ./ | /ー\ / く / |∧\/∧/ \ 豊音「こりゃ重症だよー」 京太郎「ええ。今のネタがわからないようではダメですね」 エイスリン「ニホンノブンカ、ムズカシイ」 京太郎「安心してください! 俺にかかればお茶の子さいさいですよ!」 エイスリン「オチョノコ? オチンコ?」 胡桃「エイちゃん! それアウト!」 京太郎「(ちょっと興奮してきた)」 京太郎「ちなみにエリスリンさんの絵の好みはどんな感じですか?」 エイスリン「コノミ? ToHeart two?」 京太郎「うわーすげぇネイティブなToHeart2の発音」 塞「それは知ってるんだ……」 白望「ゆりしー大爆発」 久「……」ソワソワ 京太郎「脱線してます」 エイスリン「ダップン?」キョトン 京太郎「あの、先輩にこんなこと言いたくないですけど。少し自重してください」ビンビン 塞「(デカイ!)」ゴクッ 胡桃「(充電プラグか何かかな?)」 エイスリン「ゴ、ゴメンナサイ」 京太郎「いえ。こちらこそ気をつけます」 豊音「本題に入ろうよー」 京太郎「ええ、そうですね」 エイスリン「ドントコイ!」 京太郎「本当に妙なことは知ってますね。えっと、じゃあまずは例えばの話ですけど」 エイスリン「ウン」 京太郎「こんな感じの絵と」 サッ 一般漫画の絵「」デーン エイスリン「Onepiece! fairytale!」 京太郎「こんなのと」 萌え漫画の絵「」デデーン エイスリン「ハルヒ! イトウノイジ!」 京太郎「こんな感じのと」 劇画風の漫画「」デーン エイスリン「北斗の拳!!」 京太郎「!?」 京太郎「北斗の拳知ってるんですね」 エイスリン「シャオッ! シャオォ!」カリカリ 京太郎「いた、痛いです! ひっかかないでください!」 エイスリン「お前はもう死んでいる!」 京太郎「というかなんで北斗ネタだけ流暢なんですか?」 エイスリン「アニマックス! ホウソウシテタ!」エッヘン 京太郎「あー、そうですか」 エイスリン「将星堕ちるべし!!!」 塞「それで、どれが気に入ったの?」 エイスリン「ウーンウーン」 白望「これなんかイイかも」 エイスリン「フェイタライザー?」 胡桃「すごく面白い漫画だよ」 エイスリン「Oh! カワイイ!!」 京太郎「(こいつ俺に似てんな)」ペラペラ エイスリン「コレニスル!」 京太郎「オーケーです。これはヤングチンチンで連載してる小林寝さんの漫画ですね」 エイスリン「ネルノ? タタナイノ?」 京太郎「寝てますね。速筆で有名なんですが」 塞「県予選から全国大会、世界大会までを一年で描ききったからねー」 白望「今は宇宙大会編」 豊音「ちょー面白いよー」 京太郎「そもそもですが、エイスリンさんの画風ってどんな感じなんですか?」 エイスリン「ミタイ?」 京太郎「そりゃまぁ、見ないと進みませんし」 エイスリン「ジャア、ドウゾ!」 京太郎「楽しみだなー」 塞「……」 白望「あっ」 京太郎「ん?」 / \ \ / / , 人 ,′ / | | ハ i ′ ´Υ` | i | /| |∧| | i | | { i| i¬ト八 │ー|七|,/i | | Vi| |,,斗矢 \V斗矢ヵ|/ j │ リ\i仆∨ツ ∨ツ厶イ[〉八 / /∧ 、、 , 、、 小 \ /|{ {{_込_ 、 ノ イ八 { |\《 、 乂\ 厶 个ト _ イ〉\_ノ八 |レ<\┐  ̄厂\|[┼人レr< //゙\ )∠、\|〉ノ,゙ | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄[[三三三三]] ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\」{_/ | O| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄┗━━━━┛ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | 規 制 (しぼり芙蓉) 京太郎「!?」 豊音「うわぁー! ちょーエロいよー!!」 塞「やっぱりね」 胡桃「……//」 京太郎「ど、どういうつもりですか!?」 エイスリン「?」 京太郎「こんな、卑猥な絵を!」 エイスリン「ヒワイ?」 京太郎「エッチってことですよ!!」 エイスリン「エ、エッチィ!?」カァァァ 塞「(無自覚だったの!?)」 豊音「わ、私も須賀君となら……えへへっ♪」 胡桃「(あの形で充電してみたい)」ドキドキ エイスリン「シラナカッタ」ズゥーン 京太郎「そもそもどこで48手を?」 エイスリン「シジュウハッテ? 四十八(仮)?」 京太郎「そんなクソゲーの話じゃなくてですね」 塞「ねー私のパーフェクトクローザーどこにしまったー?」ガサガサ 白望「それより私のプロゴルファー猿」ガサゴソ 胡桃「大奥記は? おドムおドム」ガサガサ 豊音「クル・ヌ・ギ・アはー?」ガサゴソ エイスリン「ナラクノシロ!」ソワソワ 塞「しょうがないから投げろジャイロボールでいっか」カチカチ 京太郎「あの、突っ込んでいいですか?」 塞「どうしたの?」 京太郎「そこはジャンラインでしょう!!!!」 塞「一応麻雀だしね」 胡桃「脱線しすぎ!」 白望「ゆるく行けばいいじゃん」 エイスリン「ソロソロカイソウハイッテイイ?」 京太郎「あ、どうぞどうぞ」 塞「じゃあその間に野球ゲーしようよ」 京太郎「やるならリアルやきうの方がマシですってば」 エイスリン「アレハ、ゼンコクタイカイノマエダッタ……」 胡桃「回想入っちゃった」 豊音「ちゃんと聞くよー」 回 想 エイスリン「ブックオフ! ナンデモアル!」キラキラ 塞「海外とあんまり古書って文化無いんだっけ?」 エイスリン「ウン!」タタタ 胡桃「迷子にならないようにねー」 キョロキョロ エイスリン「デザインノホン……デザインノ」 店員「いらっしゃいませー」 エイスリン「アノ、デザインノホンハドコデスカ?」 店員「デザインですねー、こちらでーす」 トコトコ エイスリン「アリガトウゴザイマス」 店員「ありがとうございぁーっす」 エイスリン「サンコウニナル、カラダノ……」 サルでもわかる四十八手「」デーン エイスリン「スゴイ! タクサンポーズガノッテル!」キラキラ ※ポーズ参考の本で全裸は当たり前です エイスリン「ウーン」ペラペラ これで男女の仲もバッチリ! 愛が深まります! エイスリン「ダン、ジョ? アイガフカマル? フカマル? ガブリアス?」 値札「500円」デーン エイスリン「ヤスイ! コレニシヨウ! コレデワタシモアイガフカマル!」 エイスリン「テッキリ、ピュアナホンダト」 京太郎「ジーザス!!」 塞「そんな事情があったんだねー」カチカチ 白望「謎が解けた……あっ、壁抜けた」カチカチ 豊音「おかしいと思ってたよー!」カチカチ 胡桃「おかしいそこ! 球審こっち見る!!」カチカチ 京太郎「えー、みんながゲームに夢中なので俺と一緒に絵の練習をしましょうね」 エイスリン「ウン! オネガイ!」 京太郎「じゃあまずは、俺が描いてみますね」サラサラ エイスリン「デキルノ?」 京太郎「そんなに上手くないですけど」サラサラ エイスリン「ワクワク」 京太郎「ちょっと雑ですけど、こんな感じですね」 エイスリン「ドレドレ……!?」 【京太郎作】 ( ̄ \ /. . . . . . . . . . . . . . . . .\ ___ ☆ __≧ /. . /. . . . . . . . . . . . . \ . . / ノ /> . . (___(__) . / . . /| . . . . . . . . . . . . . .(__) _) .\. /. . . . . | |. . ′. ' | . . . . . . . . . .|. . .\人 . . . . . \ / . . . . . . ./|__|. . .| . ./| 八 {\ . . . . . . . |. .| . . .| ヽ . . . . .. \. / . . . . . . ./ | |. . . Ⅳ__|_ \ ≧ . ト、 | . | . . .| ‘,. . . . \ / . . . . . . ./ _| |. . . .; /rしハ rしハ| | . . .| . . . . . | . . . . . ./ .///|. . .{ i弋う' 弋う' 小 |}. . .| ' . . . . || . . . . ./ .' |ノ . . 圦 " ' "/ j /. . . .| |. . . . . 人 . . . .‘ 爪 V. . 个.. V ノ イ. . . . . . . . | |. . . . . / ∧_ ヽ. . .' 〔 { \ /7¨ヽ . . ≧-≦- 、 . . ./ ̄ ̄ >-、 . . . / < ) ; j }__ ヽ // /\ / /⌒ヽ|/ _ ノ . . / |/ ̄ / ノ { \(__./ 、l八 ノ / ヽ | (/ { {__ ノ > 、 /―― 、 | |\\ 从_ {_/ }\ ` ̄\ |_/. \ j_ / . / \ } }!/ ーイ ` / . / ` .. // | ∧ . . .| .. .....′ |. . .7´ }. . ハ | _/ '.__ .. 八 ... ... 从/ . / ノ 、 / 京太郎「うーん、バランスが少し悪いなー」シャッシャッ エイスリン「シ、シショウ!!」ガシッ 京太郎「へ?」 京太郎「まずは身近な人を観察して描いてみましょう」 エイスリン「ウンッ!」カキカキ 京太郎「俺もその間に誰かをモデルにして描こう」シャシャシャ 豊音「ちょー面白くないよー! この世全てのゴミだよこのゲーム!」バキャッ 塞「あー!!!! 私のパーフェクトクローザーが!!!」 エイスリン「……」カキカキ 京太郎「ここを、こうして」シャシャシャシャシャ 十分後 胡桃「出来た?」 京太郎「ええ、まぁ」 エイスリン「ドウカナ?」バッ ... -―━━―- .. / \ / \ 【エイスリン作】 / / | .. / / | |∨__ . |  ̄/` | . ∨ ` | | / 八 . ∨ | | / ==ミ \ ==ミ | | ´ 、、、 \ . ∨ | | | ┌― \ .| | | | 人 、__ノ \{ | | | / ≧=‐┬┬ ┬=≦ | | |. / / 〈__/Y{ ̄}、 | | . / / /´ ̄/i i i| {{ }} / i i\ | .. / / / i i i i i{ i i i l/ハ∨ i i | i i| 八 . / / / i i / i i i\ i|〈/》/ i i i | i i| / \ \ 塞「上手上手ー!」パチパチ 豊音「ちょー嬉しいよー」 白望「特徴を捉えてる」 エイスリン「スガクンハドウ?」 京太郎「俺のですか? えっと、ちょっと恥ずかしいですね」ポリポリ 豊音「ちょー見たいよー!」 京太郎「じゃあ、どうぞ」サッ ∠ /斗―― /<`¨¨¨⌒ (〉 r'〉 {ヘ/ \/ _ ( - ― - ∨ ―< __ ) ノ ) '-=ニニニニ=-\__ )―( (___)~(⌒ / ノ __/-=ニニニニニニ=-Vへ 、 ̄ ̄ ) (/-=7、-=ニニニニニ=- }_ )) ===---- (-=ニ=‐-----------‐=≦ニ=-\ _ ) `¨¨´ `¨7jr --_-------..―=≦ | _ r― ') . \ (____ {八 ゞヘ r赱 _ ( ⌒ ( `¨¨´ \ ( 7ヽ八 ' \ ∨ iy\_ |_-- ) / ∧个 ` ' >Ⅹ | /-=ニ\ / ̄ ̄ ̄ ( / イ V |イ「、 { ハ} ト|-=二/ 、 ⌒) ) 。、 / ノ'"/ /∧ |八 大V |_〕-=7-=二 ´ 。  ̄ ̄ /'' / /^V- i |=V r 八 . 、\{ -=ニ|、 /'' / i-=∨ノ /-=VHⅥ_\\〉-===|- _ ―― 、 O /'' / 〕-= 〕/=7=Lハ_〉-=ニヽ\-=ニニ_ ) _ノ ) ( 乂 (〉 〈〉 , , . i -=7' =人- _∨-=/ -=\} -=ニ_ .、 ( ∨ ⌒ ) i|_/ ∧-=j|-=ニ> ,\/-=ニニ, \_ ノ ) 人__ ) ∠ / __彡 / 〈=八-=ニニ >\-==イ 〈) ―― ⌒∨ Y / /―/ r_) ∧-=ト ---<-=ニヽ' 八 ノ / / / / / V_|-={-=ニ=---゚∧ 、 '⌒ . /'⌒ / / / |=7-=ニV-=ニニ/=∧ | `、 /' / / / /| 〈|/-=ニ }-=ニ /-=ニ〉| \ \ ,/ . / /| /__,| /-|-ニニニ|-= /\彡ヘノ .ヽ \ i / | /| ---=ニニ 彡'-|___〕‐=ニニ | ニ', i i\\ | , | / ニニニニニ/※>|///// ハ,-=ニニ| ニ', , | ヽ 豊音「」 豊音「あ、ぅ?」 京太郎「すみません。俺では豊音さんの魅力を引き出すことは出来ませんでした」ギリッ 塞「え、ちょ、は?」 胡桃「写真?」 白望「ヤヴァイ」 京太郎「ごめんなさい。これはもう破いて……」 豊音「ま、待って欲しいよー!!」ガシッ 京太郎「?」 豊音「こ、ここここコレ貰ってもいいかな!?」 京太郎「え? いいんですか?」 豊音「うん! すごく欲しいんだー!!」 京太郎「そこまで言うなら」 豊音「やったー!」ピョインピョイン 塞「妬けるわね」 白望「バカップル」 胡桃「お似合いかも」 エイスリン「ムムムムムムッ!!!」プクゥー タタッ エイスリン「スガクン!!」ガシッ 京太郎「エイスリンさん?」 エイスリン「フタリキリ! シュギョウ!」グイグイ 京太郎「あ、エイスリンさん!」 ズルズル 豊音「あ、京太郎くぅーん!!」 バタン 豊音「……行っちゃった」ポツーン 白望「大丈夫。あの二人なら問題なんて起きないハズ」 塞「あ、それなんだけどさ。一つ疑問があるんだよね」 豊音「え?」 塞「だってさ、仮にエイちゃんの四十八手が勘違いだとしてもさ」 ※ 第十三章 アフター参照 豊音「えへへっ、電話まだかなぁ」 塞「あらやだーあの日以来、ずっとあの調子ですよ奥さーん」 胡桃「幸せそうでいいね奥さーん」 白望「いいな……奥さーん」 エイスリン「ヘヘッ、ネェネェイイダロォオクサーン」ハァハァ 塞「エイちゃん、ちょっとこっち来て」クイクイッ ~~~~ 豊音「あっ」 白望「!?」 塞「もしかしてだけど、エイちゃんって実はムッツリスケベ……?」 胡桃「そ、そんな!?」 豊音「じゃ、じゃあ京太郎君と二人にしたら?」 塞「今頃アレやこれをしてるかもねー」 豊音「!!」 白望「これはまずい」 塞「さぁさー! どうするトヨネー?」ニヤニヤ 豊音「こ、こうなったら……」プルプル バッ , -―- 、 /二二二∧ -=ニニニニニマニ{ / / /テ{ 、\ / /\ -/ ノ ̄ / /心ヽ/M´ _..... 彡 / /∧襾∧ ___ -‐ / / ∨ }\ __ -‐ / / l \ 〉、 \ / \ \〉/--彳 \ \ / / / \_\ | \ \ , Lニニニニニニニニニニニニニニ廴_}ニニニニニニニニ\/仄}ニニニニニニニニニニニニニニニ王二王二 > , / // // / /_ . .| `¨´ ‐====ニ二二ニ====- , // / / / / / /二\ リ l / / / / / | / /ニニ二>--┤ | / / / / / 八 { /ニニニ二二二\ | { / / i / )ノニニニニニ二二二\. 八 . l / |l /ニニニニニニニニ二二\. \廴,l廴__ 八__ /ニニニニニニニニニ二二二∧ \ /ニニニニニニニニニニ二二二二二二∧ `ー―  ̄)ニニニニニニニニニ二二二二二二二∧ /\ニニニニニニニニニニニ二二二二二∧ / /  ̄\__ニニニニニニニニニニ二二∧ 豊音「京太郎君を賭けて! いざ! 尋常に勝負だよー!!」ジャキッ 胡桃「!?!?!?」 塞「わーお」 白望「」 一方その頃 エイスリン「コレデイイ?」サッ 京太郎「はい。後は眼をもう少し大きくした方がバランスが……」 エイスリン「……」ジッ 京太郎「?」 エイスリン「ウ、ウウン! ナンデモナイ!」アセアセ 京太郎「そうですか?」 エイスリン「(シンケンナカオ、カッコイイナァ)」カキカキ 京太郎「あ、そこはもう少し」サッ ピタッ 京太郎「あっ」 エイスリン「あっ……」ドクン 京太郎「す、すみません!」バッ エイスリン「ベ、ベツニイイヨ!」アタフタ 京太郎「……」 エイスリン「……//」 カキカキカキカキ 京太郎「(エイスリンさん、凄くいい香りがする)」 エイスリン「(スガクン、アカクナッテル)」 ドキドキドキ 京太郎「あ、終わりましたね」 エイスリン「ウン」 京太郎「元々上手でしたからね。もう女の子はバッチリじゃないですか」 エイスリン「……(コノママジャ、オワッチャウ)」 イヤ、ダナ エイスリン「(モット、モットスガクンと――)」ドクン 京太郎「じゃあ、みんなのところへ」スッ エイスリン「マッテ!」ガシッ 京太郎「え?」 エイスリン「マダ――ノコッテル」 京太郎「……あの、俺をモデルにするって」 エイスリン「ゴメンネ。オトコノヒトハカキナレテナイカラ」カキカキ 京太郎「……(恥ずかしいな)」ポリポリ ,. --- 、 ____ /, ´ ̄ ̄` '⌒´ \ 、_/_/⌒ヽ , / ヽ ,---、 / // ヽ . , / ̄-/ /' { | | | / __  ̄,./ /-' l| l | |___ l | | . ' / ,イ _| | |ア__l { { | / }`| | | / , ´ | { | l\{从 ∨ィ斧ミ、 | | /\'´ /{ | 从{__,. \∨Vソ }イ ト、 ∧{ ////\ r--- ´八 !∧  ̄ , . . }/ノ/ リ. ///////\ \}∧ u 八/ //////////〉 込、 __ ,. / ///////// / }>、 ` イ |从 ,'//////// / _ /--、l ` ̄ , |--、.///////// / イ/////\ {////} / 「///|'//////// /´// {////////ー '|////| , |///l|///////////// |l///////////ヽ// \ |////> 、////////{/////{!/////////////////}--- /////////> 、 エイスリン「ウゴカナイデ」 京太郎「あ、すみません」 エイスリン「……」カキカキ 京太郎「どう、ですか?」 エイスリン「ダメ……カラダツキガ、ワカラナイ」 京太郎「あー、女の子とは違いますからねー」 エイスリン「ネェ、スガクン――//」ドキドキ 京太郎「はい」 エイスリン「ソノフク……ヌイデ、クレナイカナ?」 京太郎「!」 エイスリン「オネガイ……」ウルウル 京太郎「(そ、そんな顔されたら……お、俺は! 俺はぁぁぁ!!)」 , -..、 `l>.、 / / `、ー'ヾニ≧ーイl / \ . l`ーイ j{ , , ヽ\.∨. ;'∧ l , イ `ヽ. . ゞ/,ヽ、 .', /'´. . N \ ,'´ ̄ Yミー.、 l l | | l i }l{, l | }l!∧ .リ . lリ | | r'- ̄ l∧ . l . lj' . ,′ l ', .乂. `i ヽ.. イ.〉. ′ l ', _〈__ ∧ , イ´ 〈 ; l , `ー`ー――‐ '′ ;' .; |! ー―=ニ二_ , / . l ,' |l _,... , ‐'´ ̄ . l/ 从ニ二二三三≧ミ、ー 、 ー‐' ,' ,'  ̄ ̄ `´ `=ミ≧=- 、 ,′ ,′ .ノ' }l/ ` ./ . / }′ /´ .. l} l | ,′, ヽ j. l、 .; il .} _ノ. ハ .,′ l| l __|_|__l' ', , リ Y__|_|_|__|__| ', l ∨| ̄|_ |_|_|__|__|_..∧ ', ∨__|__|_|_|__|__|-l ∧ ', ∨|―|‐|―|┼|-| '., ', ∨_‐|-|二|―| ̄ '; ', ', ヽ__| }! |  ̄ i ', ; Vl |∨ l ', 京太郎「(やるしかないだろぉぉぉぉ!!)」 エイスリン「……」ジィー 京太郎「(ぐぁぁぁ!めっちゃ見られてるぅぅぅ!!)」ドキドキドキ エイスリン「ムカシミタパパノ……バイハアル……」ゴクッ 京太郎「あの、恥ずかしいのであまりまじまじと見ないでください」カァ エイスリン「ア、ゴメンネ。ジャア……イスニ、スワッテ?」 京太郎「は、はい」スッ >,‐' / 、__________ ,. ´ / _,. `ヽ ,. ´ ―{__,,ノ´ ̄ 、 / , ヽ \ } ′ } { /' , { {/ / / ∧ , / {,___,,.. ⌒丶 ..,,__ / '. { ′ / / } _,,.........,,___ ∧ } ' -―-' .,/ ハ ´/ `ヽ . , / }-- , / `ヽー 、_ {_ '. / / ,. } ,′, ぃい、{_ i / ´ . . . / / / ̄`ヽ \ .....j . / . ,, ´ / / } 、 \{ ./ { ̄ / ′{ / | 丶 ヽ / / / ,′ | \ ,′ . } / { │_ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ ヽ_{_{_{_{_ノ / . } | / | , / /| / / / | / / / | ′ / ノ / { / . / | { / / | { / . ノ | { エイスリン「……」カキカキカキ 京太郎「(寒い)」ブルブル エイスリン「……」ジィッ 京太郎「!」 エイスリン「……ゼッタイ、ウマクナル」カキカキ 京太郎「(そっか。ちゃんと国の家族に絵を贈りたいって、本気なんだ)」ビンビン そんな気持ちに、俺も応えないとな! 京太郎「(恥ずかしがってる場合じゃねぇ!)」メラメラ エイスリン「……」カキカキ 数分後 エイスリン「デ、デキター!!」 京太郎「やりましたね! エイスリンさん!」プランプランペチペチ エイスリン「ウン! ゼンブスガクンノオカゲ!」 京太郎「そんなことないですよ。エイスリンさんが頑張ったからです」ニッ ナデナデ エイスリン「……エヘヘ//」 京太郎「これで家族も安心ですね」プランプランペッチンペッチン エイスリン「サッソクアシタオクッテミル!」 京太郎「喜んでくれますよ! 絶対!」プラプランペチチィーン エイスリン「……」モジモジ 京太郎「? エイスリンさん?」プラプラ エイスリン「ア、アノネ。ワタシ、ホントウニウレシクテ」ウルッ 京太郎「エイスリンさん……」プラーン エイスリン「ヘン、カモシレナイケド……ワタシ、スガクンノコト……」 京太郎「!」ドキッ エイスリン「スキ――」 ガラッ / ヽ / i \ \ i ヽ ヽ | } '; . | / l | ト、 l . | / } l | ! } lト、 }i . /_/ /斗 / l } ハ | / / イ ;シ ' ヾ レ / }j / / ,斗f笊` .{ ハ / 〃 / { ヽ. Vソ V / . } / / 八 ´ ” 乂 / / { } /' / ハ ハ . _ノ''" { { | } ´ノ/ }> リ / / / リ /i { /≧=ァ' { / ∧} / 八 | 豊音「……見つけたよー」ボソッ 京太郎「豊音さん!?」 エイスリン「トヨネ!?」 豊音「……」ジィー 豊音「……どうして、京太郎君は裸なのかな?」 京太郎「えっ」 豊音「しかも……エイちゃんが、泣いてる」ブルブル エイスリン「アッ」 豊音「きょ、京太郎君の……」ブルブル 京太郎「ご、誤解です豊音さん! これには深いわけが!!」 豊音「浮気ものぉぉぉぉっ!!」ブゥン |i |i ____|l |l ______∠二二二二> 、|li |li ∠二二二二二二>ミ. `<二二二>、|li |li{ニ二二二二二二二二二>ミ.`<二ニ|\|li |li{.゙二二/二/ / `<二>ミ.\| `Y /¨7|l i |l ! ニ二{二ニ/ l | `<二>{_ }‐―┐ {ヒハノ|l | ! |l | ニニ{二/ | | | _| { \二二>、 /_. /i i/|l | l |l | l ..=ニニ∨ | |/≧s\ { | \ニニニニΧ \ /i i/|l | i |l | i!.゙ニニ/ | | 芹苧 \ ∨ 八 ∨ニニニニ\ \ /i i/|l | i |l | i!. \/ | 八 {〃乂ソ , \ ∨ / | |∨ニニニニ∧_/. /i i/|l | i |l | i!..゙/ | {∧^'´,,, ′ \ ∨l リリ ∨二二ニ|. /i i/|l | il |l | il. | { .∧ V ̄ヽ \}/ /イ }二二二} /i i/|l | il |l | il゙ / | ∨込、 ー‐' .イ\/ l ∠二二二}. /i i/|l | i l |l | i l / ∧ ∨ 〕i ト _ . { l | |l\∠二ニニニ>. /i i/|l | i | |l | i | / / ∧ ∨ l人 {从八/ ̄ ̄l{ ̄. /i i/|l | i |! |l | i |.. / / ∧ ∨´《  ̄ ̄∨\_{___ミx____ /i i/.. ______|l | i |! |l | i |! / / / i ∧ \ i∨ /{\ { ∨ i i | i i i i i i i i i i i i i i i i i迅- -―=ミ\|l | i |i |l | i |i゙ / / i i i i i\ \\_∧--{ }/1∨ i | i i i i i i i i i i i才 i i i i i } -― \|l | i |i |l | i |i゙ { /i i i i i i i i i|\ \ ̄>央 l i i〉 i | i i i i i i i i i /i i i i i i i ij{ ―- ...... )|l | i |i! |l | i |i! i/i i i i i i i i i i| i i i> \{ . .{ }\ i i i i ̄ ̄ ̄7i i i i i i i i / \|l | i |i! |l | i |i! | i i i i i i i i i i i| i i i i i /> \j └介 i i i| /i i i i i i i i/゙ \|l | i |i ! |l | i |i ! | i i i i i i i i i i i| i i i i/ i i i i i i> \ { i i\i { ゙/i i i i i i i i/.―――――――― \|l | i |i ! |l | i |i ! ∨ i i i i i i i i i|i i i i∨ i i i i ∧ ` \ i i/ i } /i i i i i i i i/ \ \|l | i |i | |l | i |i |゙ ∨ i i i i i i i i| i i i i i \ i i i i∧ / i i / i i/ {/\ i i/ \ \|l | i |i | |l | i |i | ∨ i i i i i i i| i i i i i i i i\ i i i ∨ i i/ i i/ ゙/ マ \ 〉|l | i |i |l |l | i |i |!. \} i i i i i i i | i i i i i i i i i i \ i ∨/イ / ___ /..  ̄ ̄ ̄ ―- \ /|l | i |i |l |l | i |i |!. { i i i i i i i | i i i i i i i i i i i i }\ i{ i/ j{ マ/ i ij{ / ̄ ̄ ̄二ニ=- \ ∨|l | i |i |l |l | i |i |!. { i i i i i i i i| i i i i i i i i i i i i { i // ¨/i i /< \ \ | 京太郎「おわっ!?」サッ バキィーン!! 豊音「次は外さないよー!」 京太郎「うわぁぁぁっ!!」ダダダダ!! プラーンペチィーン プランペチィーン! 豊音「待って!! 逃がさないんだからー!!」ダダダ 京太郎「ひぃぁぁっ!!」ペチペチペチ エイスリン「……」ポツーン ※ ここは宮守【女子】高校内です 京太郎「うわぁぁぁあっ!!」プラプラプラ 生徒H「きゃあっ!? 全裸ですよ! 全裸!!」 生徒T「大きいわね。まぁ、なんでもいいですけれど」 生徒I「変態! ド変態! 変態大人!!」 生徒H「にぃにの三倍はあるぞー」 生徒T「面妖な!」 生徒Y「うっうー! ズッキーニですぅー!」 生徒A「巨人ですな→」 生徒M「巨人ですぞ→」 生徒Y「きゅぅ」バタン 生徒M「ボクの腕くらいあるじゃないか!!」 生徒A「あらあら~」 生徒M「そんなことよりおにぎりなの」 生徒R「な、なんでこんな場所に変態が!?」 京太郎「ぎゃあああああああ!!」プラプラプラ スタスタ 塞「どこ行ったんだろうねー」 白望「さぁ?」 胡桃「この辺じゃ……あっ」 京太郎「あっ」 生徒T「目と目が合う~~♪」 塞「きゃああああああああああっ!!!」ブンッ 京太郎「!?!?」 ガンッ |/ ヽ 、 _l .{ / と.} | / ゝ .| / 人_と} / ミ/ } | ´ ./ 丶 l|ヽ / } / 廴 イ .\il 〈ヽ}つ.、 l! /l ,{ ヽ〈.、У ヽ\|し/ .!//、 /< / \. ! / > \| / //|l! \ |丶 l! ./li|i! i!\「、 / /|! .||i! |!| il|i i丶 ヽ 丶 く i|!i |! i!|i|! ヽ } \! \ ||!i |i! li ! }〉 ′ |\. \...l|!i !il |!| / / ||i!l |!!il|!i / / ヽ i! i!i| l! |! , ./ _ } }|i |! l! ./ 廴 ノi!l! rイ / し  ̄ / !i { .ィ  ̄ li! ヽ \ 京太郎「(´ Д `)」ンウァー ピクッ -‐━ /⌒ ⌒ \ ビクンビクンッ . / , ; ′ { __、 , . , `丶、 \ ′. \ ``丶、 jトミ.,,__ , ゚\ ー- 、 \x、rァ .‐ . - . . . . \ ′ ゚。 ゚ 、 \ ,」 . . . . . . . . . . . . . . . \ ゚ ゚\ -‐=ミ . . . . _ . \ . }_ __ ,, ‐== \ ゚。 ゚。\ ー-- . . ./ . 广__. /⌒く___>-‐ ニ } } ≧=- \ ー―‐=ミ--ヘ、 rァ '′ ____ __,, ノ '′ ー-- ------------‐┘...└‐━ '′  ̄ ̄ 京太郎「」チーン 塞「ご、ごめんね? 思いっきり蹴りあげちゃって」 白望「生きてる?」ツンツン 胡桃「多分死んでる」 豊音「ど、どうしよー……私が追い詰めたから」オロオロ 京太郎「うぁー」 美術室 エイスリン「……」カキカキ スガクン、イマゴロトヨネニツカマッテルカナ? エイスリン「……ヨシッ」 パパ、ママ コッチニキテ、ツライコトモタクサンアッタケド ナカマニデアッテ サラニタクサンノトモダチガデキテ マダマダオチコンダリスルコトモアルケレド エイスリン「ワタシハゲンキデス!」 数日後 ※日本語訳済です エイパパ「そうか……頑張っているか」パラッ エイママ「それで、どんな写真が付いていたの?」 エイパパ「まだ見ていないんだ。どれどれ」カサッ エイママ「あら? 手に持っているのは日本のカートゥーンかしら?」 エイパパ「きっとそうだろう。なんなのかはよく分からないが」 エイママ「彼氏だったらどうする?」クスクス エイパパ「この世界一ラッキーなキャラクターが、血に染まるかもしれないな」ゴゴゴゴ エイママ「あら怖い」 エイパパ「しかし、まぁ」ジッ エイママ「ええ。ふふっ、とても――」 -―― ‐- . ' ` . ' 、 . ' \ ' ヽ . / { i ‘. ./ i. {\. 斗--ト、 .l i ./ィ | ‘. ヽ | .|/}/N | ./ | i、 .ィ\ \ }/ ___| |ぇ . / .| '.ヽ/ .| ` -- 一 ィ'" ̄` .| |-' . { | i. i V\| _ .′ ' . | |i |、 '. .〃 ̄ 、 .′ .' . Ⅵト、と\ト'. “ , ′ .′ l /} ー- 、 ー i .′| | / / . ィ| .' , | ./i .ハ| .' / .イ _フ T ¨´ ,| 廴_/|/ .|/ l/}/ .|、 ..斗= 「| II 、 八 V.| `''< | { /´ l.| II ヽ / \ V `ヽ ‘. V .l |Ⅶ .ィ"入辷ミx 厂 、 \ .l | Vヾ.イ lヽ,イ入メ/ } 、 / ` .l l r─────‐┐ { ' 、 i@二二二二二二二二二| |二二二二二二二二@i | | ┌───────‐.|______l ‐─────―┐ | | ,.. / ヽ ´⌒> 、 / \ / | }! \⌒ . / / ! | | ヽ \ /ィ | \∧ | /| |! トー― | _|VT示r ∨j/示rx/ V( レ1( 弋,り 弋り {ソ V |/V{ ___ 从|>ー―――r ___/ 、 V / イ7 / / ___/ | | ー 77 / / / ノ ( | | / / / / / \| | | / / /´ ̄ ̄ ̄ / ! ∨∨ / /( \ /|/ ∨ / / / ⌒ヽ \ / 人 〈 / / |  ̄ , >==≠ | /⌒ ト{_ | | |/ |/| | }! | \| {___/ /| | / エイパパ「幸せそうな顔をしてるじゃないか」 第十八章【大天使エイスリン! 日本の文化はエロばかり!?】 股間ッ!
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特別編 彼女達とネト麻 穏乃「んー……んん?」 憧「おっ、シズがネト麻なんて珍しいわねー」 穏乃「私だってネト麻くらいやるよ。和とだってやろうって約束したし」 憧「その割にはなんか浮かない顔じゃない?」 穏乃「んー……何度探しても京太郎が見つかんなくてさー」 憧「京太郎?あぁ、永水のね」 穏乃「あー……最近タイミング悪いのかなー……」 憧「そういう日もあるわよ。次、代わってくんない?」 穏乃「今代わるよー、はい」 憧「ん……アレ?京太郎ってこの人じゃない?」 穏乃「あぁー!?なんで今来るの!?」 照「…………」カチッカチッ 照「…………」カチカチッ 照「……違う」ゴゴゴゴゴ 菫「……どうしたんだ?あいつ今日ネト麻しかしてないぞ?」 尭深「なんかお目当ての対戦相手がいないらしくて、当たるまでやるって言ってて」 菫「まぁ引退後だからいいんだが、なんで軽く威圧感出てるんだ?」 尭深「昨夜もその相手探したけど見つからなかったらしいんで、ちょっと機嫌悪いみたいなんですよ」 菫「なるほどなぁ……昨夜と言えば、京太郎とネト麻の後チャットで盛り上がってな?」 照「!」ピタッ 菫「ついついずっと話してて、あれから対戦できなかったな。まぁ京太郎もだが」 照「菫」 菫「ん、照ネト麻はもう……おいなんだ、どうして試合前の感じなんだお前」 照「ちょっと、麻雀を楽しもっか?」 豊音「んー、あ、京太郎くんいたよー」 豊音「よーし、始めるよー」 塞「豊音もネト麻慣れたねー」 豊音「うん、遠くの人と打てるなんてちょー楽しいよー」 豊音「何より、全国で会った人達とまた打てるのが、ちょー嬉しいよー」ニコッ 豊音「あ、この人すっごいよー」 エイスリン「トヨネ、タノシソウ」 塞「だねー、よし、私達も打とっか!」 エイスリン「ウン!」 良子「ふー、今日もベリー疲れましたねー」 良子「こういう時は癒しが……そうだ京太郎と打とう」 良子「……バッドタイミングみたいですね」 良子「……かくなる上はハイスクールライフの伝統、『きちゃった♪』をやるしか……」 良子「春と相談しつつ計画を立てましょうか」 良子「ふふふっ、私も春のこと言えないかもしれませんねー」 洋榎「絹ー風呂ええでー」 絹恵「分かったわー。あ、お姉ちゃんの携帯鳴っとったで」 洋榎「おー……誰やろ」 洋榎「!?京太郎からのメール!?」 洋榎「いや待て、待つんや。落ち着くんや愛宕洋榎。ここで焦ったら京太郎の思う壺や」 洋榎「これまでたかだかメールで散々あいつにからかわれてきたんや。ここは冷静になって、今度こそ京太郎に勝つんや」 洋榎「せや、ウチならやれる!」 洋榎「京太郎!ウチはあんたに勝つ!!」ビシッ 雅枝「洋榎ー、夜中やからあんま騒がんときやー」 洋榎「はーい」 雅枝(しっかし携帯指差しながら何しとるんやろあのアホ娘……) 洋榎「まずは負けんようにせなな!負けんように負けんように……」 洋榎「……どーやったら勝ちになるんやろ?」 洋榎「……まぁええわ!画像の誘惑に勝ったらそれでええか!!」 洋榎「ほんであの誘惑に勝つには……先になんか食べとったらええか!」 洋榎「よっしゃ!そうと決まったらこないだ買ったアイスでも食うでー!!こんな時間やけど、勝つためや!!」 洋榎「ふぅ、結構ボリュームあったなぁ」 洋榎「普段なら夜中に食うたらアウトやけど……これで勝てるで!」 洋榎「いざ!京太郎、かかってこいやー!!」 京太郎『時間あったらネト麻しませんか?今夜は23時くらいまでならいつでも大丈夫です』画像無し 洋榎「……って画像無しの普通のメールやないかーい!!ウチはなんのためにアイス食うたんやー!!」 雅枝「洋榎!遅くにやかましいで!!」 洋榎「うわ、もう23時も過ぎてるやん!?」 洋榎「ウチのやったことただアイス食うただけ!?おのれ京太郎ー!!」 ※今回京太郎は普通にメールしただけです カンッ!!
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京太郎×3 京太郎「朝起きたら残機が増えていた……どうしよう」 京太郎「残機がある……つまり残機がなくらない限り何度でも繰り返せるってことだ!」 京太郎「そうと決まれば和をレイプするしかない」グフフ 京太郎「やっぱりやめよう……もしかしたらオートセーブでコンテニューがここからという確証もない 再開が刑務所なんて辛すぎる」 京太郎「そうだ北海道に行こう」 京太郎「うーん、無事に残機を減らすことなく北海道についた 熊と闘った時は流石に一機持ってかれるのを覚悟したね」 熊「……」ノシノシ 熊「……」ノシノシ 熊「……」ノシノシ 京太郎「そんな!こんな街中に熊が出るなんて……だがこの街の平和は俺が守る!!」 京太郎「弱い弱すぎる……森へかえって鍛え直してくるんだな」 熊「」熊「」熊「」ブクブク 京太郎は10の経験値を得た 成香「あの、助けてくれてありがとうございます」 京太郎「いえいえ当然のことをしたまでですから気にしないでください」キリッ 京太郎(この臭い……この娘今日は排卵日か) 成香「うぅ……腰から力が抜けて立てないです」 京太郎「熊は怖いですからね、しょうがないですよ」 京太郎(腰から力が抜けて立てない女の子+排卵日=チャンス!?) 京太郎「お嬢さん手を貸しますよ」ニッコリ 成香「あ、ありがとうございます///」ギュッ 京太郎「うっ……」ドサッ 成香「え?」 京太郎「」 成香「……え?」 テテッテテテッテテ 京太郎×2 京太郎「家か……残機が減っちまったな まさか手を握られただけで死ぬなんて コンテニューがここからだとわかったのが唯一の収穫だな」 京太郎「また北海道にきた……今度こそは排卵日の成香さんに!」 熊「……」ノシノシ 熊「……」ノシノシ 熊「……」ノシノシ 熊「……」ノシノシ 熊「……」ノシノシ 京太郎「くっ……またか!何度来たって……何体で来たって俺が勝つ!!」グッ 京太郎「まだまだだな……圧倒的に経験が足りなすぎる 出直してきな」 熊「」熊「」熊「」熊「」熊「」ブクブク 京太郎は20の経験値を得た 成香「あの、助けてくれてありがとうございます」 京太郎「いえいえ当然のことをしたまでですから」ニコッ 成香「あっ……立てない……」 京太郎「手をお貸ししますよ」ニコニコ 成香「お願いします///」 京太郎「おっと……石が」コケッ 京太郎「」 成香「え?」 テテッテテテッテテ 京太郎「家……くそ!残機が一つになってしまった! 石につまずいて死ぬってなんだよ!?」 わかめいきいきムチムチ「うじゅるうじゅる……」 京太郎「なんだコイツは!?」ゴスッ わかめいきいきムチムチ「うじゅるうじゅる……」 わかめいきいきムチムチ「うじゅるうじゅる……」 わかめいきいきムチムチ「うじゅるうじゅる……」 京太郎「固すぎる!俺のレベルじゃ倒せない……クッソー!!」 わかめいきいきムチムチ「くぱぁ」 京太郎「……あ」 わかめいきいきムチムチ「ばくり」 太郎「」ドサッ ゴリゴリガリガリバキバキゴクン テテッテテテッテテ 京太郎「ついにゼロ……これが最後か……」 京太郎「そうだ、残機がないなら誰かから奪えば良いんだ……」 京太郎「自信はないがこれしか思い浮かばない……」 京太郎「クマだ……クマを倒すと経験値が貰える…… もしかしたらだが可能性は」 プルルル 咲『もしもし?』 京太郎「咲!今日は熊鍋だ!鍋の用意をしといてくれ!!」 咲『え!?』 ガチャッ 京太郎「熊狩りの時間じゃあぁぁぁーーーっ!」 京太郎「恨むなら俺に出会ったお前らの運命を恨むんだな……」キリッ 熊「」熊「」熊「」熊「」熊「」熊「」熊「」ブクブク 京太郎は50の経験値を得た テレテテッテテッテー 京太郎はレベルが1上がった 残機が1増えた 京太郎「お!80に達したらレベルが上がって残機が増えた!ゲームのノリだと次は90位必要か? 熊肉も食べてみたかったけど必要ないみたいだしいっか」 由暉子「あの助けてくれてありがとうございます!」 京太郎「いえいえ当然のことをしたまでですから」 京太郎(結果が変わった?ルートを変えたからなのか? それにしても咲より背が低いのに立派なおもちだ……) 京太郎「……」ドキドキ 京太郎(女の子の部屋……咲以外だと初めてだな) 由暉子「消毒しますから腕を出してください」 京太郎「あっはいっ!」スッ ムニッ 京太郎「あ……すすすすすみみません!」 由暉子「よくあることなんで気にしないで下さい/// じゃあ、少ししみますよ」 京太郎「……っ」 由暉子「我慢してくださいな」ムニィ 京太郎「……」ニヘラ 由暉子「包帯巻きますね」ムニィ 京太郎「……」ハァハァ 由暉子「……」ムニィ 京太郎「……もう辛抱ならん!」ガバッ 由暉子「!?」ドサッ 京太郎「由暉子さん」 由暉子「……京太郎君」 ピンポーン 京太郎「」ビクゥッ 由暉子「そういえば今日は私の部屋を使って皆で練習する約束をしてました」 プルルル 京太郎「あっ少し失礼します」 京太郎「もしもし?」 咲『京ちゃん熊鍋の用意できたよ 後は熊肉だけ足りないけど』 京太郎「あーそういえばそうだったな ちょっとサクッと熊倒して帰るよ」 咲『え!?熊倒すってどうい』 プッ 京太郎「すみません用事思い出したんで帰ります」 由暉子「そうですか……今度会ったときはしっかりとしたお礼をしますね」 爽「今すれ違った男ダレだー?」 由暉子「恩人です」 成香(……?……?) 京太郎「咲ただいまー」 咲「おかえり京ちゃん……って熊!?」 京太郎「おう!鍋にして食べようぜ!!」 咲「」 京太郎「うめぇ!うめぇ!熊の旨味が鍋の全てに溶け込んで染み込んでいる」ガツガツ 咲「脂はスッキリとしてて食べやすいね」フーフー 京太郎「咲おかわり!」 咲「はいはい」 京太郎「今日は色々あったな!おやすみ!!」 京太郎「……」スヤスヤ セーブ中です 京太郎×1 京太郎「ふわーよく寝た 今日はどうしようかな」 京太郎「今日は奈良だななんとか攻略のヒントを探さないと」 京太郎「無事に奈良についな野生の鹿ってのもなかなか強いもんだな」 京太郎「新子さんをレイプするか」 京太郎「コンテニューする場所もわかったしな」グヘヘ 憧「今日もいい天気ねー」テクテク 京太郎「新子さん!」 憧「な、なに!?」 京太郎「俺とクッキング勝負だーーーっ!!」コック姿 憧「なにこの大きなセットは!?キッチン!?」 京太郎「提供は龍門渕さんだー!お題は自由!負けた方が買った方の言うことをなんでも聞くこと!」 ハギヨシ「それでは須賀京太郎vs新子憧!クッキングバトルーーーー……ファイ!」 ッカーーーン 憧「私は肉じゃが」 京太郎「俺は里芋の煮っころがし」 ハギヨシ「それでは審査員の皆さん 美味しかった方の札を上げてください!」 透華「凄く美味しかったですわ!」京太郎 煌「ホクホクとした里芋からあふれでる甘味……すばら!」京太郎 咲「京ちゃーん」フリフリ京太郎 憧「そんなぁ」ガクッ 京太郎「新子さんも食べてください」 憧「……」モグモグ 憧「……悔しいけど凄く美味しい……私の負けだわ」 ハギヨシ「勝者!須賀京太郎!!!」 ワーワーパチパチ 京太郎「あっしたー先に上がりまーす」 オツカレサマデシター 憧「で?お願いってなに?」 京太郎「あーそういえばそんなのあったね忘れてた……」 憧「はぁ?なら何のために闘ったのよ!」 京太郎「なら今から山に登って新子さんの女子力を鍛えようか」 憧「え?」 山の中 憧「女子力を鍛えるなら家でも良かったんじゃ……」 京太郎「山を舐めるな……光と闇、生と死を身近に感じるのことで女子力は何倍にも膨れ上がる」 憧「えー……」 京太郎「まずは山小屋でラブラブセッ」 憧「なななななにいってんよー!///」ドンッ 京太郎「あ……」ドサッ ズザザー ゴンッ ガンッ ゴンッ ズザザー ヒューン ボチャン プカプカ 京太郎「」 テテッテテテッテテ 京太郎「ピタゴラスイッチかよ……レベルは2で残機は無し 厳しいな」 京太郎「ハギえもーん不思議な薬ちょうだいよー」 ハギヨシ「しゃうがないなー須賀太くんはー」 テテテテッテテー ハギヨシ「残機が増える薬らしいですよ」 京太郎「うぉぉぉおおおお!」ゴクゴクゴクゴク ハギヨシ「全部飲んでしまいましたがもう残ってないので気をつけてくださいね」 京太郎×3 京太郎「増えたーーー!!」 ハギヨシ「よくわかりませんが良かったですね」 京太郎「寝るにはまだ早いし、時間があまったなーどうしよ」 京太郎「雀荘に行くかー」 roof-top まこ「おう、いらっしゃい おんしがここにくるとは珍しいのう」 京太郎「ちょっと色々とありまして」 京太郎「麻雀か俺の強さを見せてやる!」 成香「あっ私がトップですね」 優希「私が二位かー」 やえ「にわかは相手にならんよ」←三位 京太郎「」 成香「そういえばトップがビリになんでもお願いできるってことでしたよね?」 京太郎(そうだっけ?) 成香「熊狩りの仕方を教えて欲しいです」 京太郎「それぐらいならお安いご用です 早速北海道に行きましょうか」 成香「はい」 京太郎「優希!明日は熊タコスだ!!」 優希「え……遠慮しとくじぇ」 京太郎「コツを掴めば簡単です まずは俺の動きを見ていてください」 成香「はい」 赤カブト「……」グルル 京太郎「随分と図体が大きいな、右目の潰れた熊か……おもしれぇ!」 成香「あ……あ……」チョロチョロチョロ 熊「……」×19ノシノシ 京太郎「成香さん見ていてください これが熊狩りを極めた者のみが使える技……熊返しです」 京太郎は130の経験値を得た テレテテッテテッテー 京太郎はレベルが1上がった 残機が1増えた 京太郎「いたた、一匹だけ強い熊が混じってたな一撃貰ってしまった」 成香「いま消毒しますね」アタフタ 京太郎「かすり傷だからきにしないでください」 成香「で、でも……」 京太郎「本当に気にしなくていいですって傷ももう塞がりましたし」 成香「!?」 京太郎「それより成香さんこそ」フキフキ 成香「きょ、京太郎くん!?」 京太郎「しっかり臭いをとっておかないと熊が寄ってきちゃいますよ」フキフキ 成香「うん……ふっ……///」 京太郎「もう少し足広げて下さい」 成香「駄目……恥ずかしい」 京太郎「そう言われましても」グイッフキフキ 成香「んんーっ///」ビクッビクッ 京太郎「何故だか全然拭き終わらなかった」 成香「///」 プルルル 京太郎「はい、もしもし」 咲『京ちゃんもう遅いから早く帰ってきなよ 麻婆豆腐冷えちゃうよ』 京太郎「冷えた麻婆豆腐も美味しいけどなー わかったすぐ帰るよ」 咲『うん』 プッ 京太郎「もう遅いんで送っていきますよ成香さん」 成香「お願い……腰が抜けて立てなくて……///」 京太郎「ただいまー」 咲「おかえりーって今日はマグロ!?」 京太郎「おう本マグロだ泳いでる時にたまたま見つけたから捕まえて来た 冷凍庫で冷やしとくか」 京太郎「咲の麻婆豆腐は美味いなー」ガツガツ 咲「いっぱい油入れてるんだ こうすると本場の味に近づくんだよ あんまり健康には良くないかもしれないけど京ちゃんなら運動してるから大丈夫たよね」フーフー 京太郎「咲!おかわり!!」 咲「はいはい」 京太郎「いやー今日も頑張った!おやすみ」 京太郎「……」スヤスヤ セーブ中です 京太郎×4 京太郎「うーんよく寝た!レベルが3になったお陰か力もみなぎってくる!!」 京太郎「麻雀の能力取得か……まぁ麻雀部員だし本分は麻雀の練習だよなー」 京太郎「あ、今日はわざわざありがとうございます」 灼「いい……」 京太郎(シャツ……ダサッ)ガクッ 京太郎「」 灼「……!?」 京太郎×3 京太郎「うーん、死んだかあれはしょうがない それにしても残機が沢山あると心に余裕が生まれるね」 京太郎「今度は岩手かな……よっと」ピョーン 京太郎「……」シュタ 京太郎「」ガクッ 京太郎「」ドサッ 京太郎×2 京太郎「まさかベッドから飛び降りただけで死ぬとは…… 慢心ダメ絶対」 京太郎「ここはいっちょ神頼みでもしてみるかー」 奈良 京太郎「山の神よー!何卒何卒御慈悲をーーー!」 穏乃「朝からうるさいって!!」ガサガサ 京太郎「ひぃ!でた山神さまじゃーーー!山神さまがお怒りじゃぁぁぁ!!」 穏乃「だからうるさいって!!」プンプン 京太郎「まぁご利益ありそうだし拝んどくか」ナムナム 京太郎「御加護をー御加護をー」 穏乃「もう勝手にすれば」プンプン 京太郎「あっ……帰っちゃった」 京太郎「しゃあない俺も帰るか」トボトボ 京太郎「お供えものにと思ってきたおもち無駄になっちゃったな」 京太郎「……」モグモグ 京太郎「うっ……息が」 京太郎「」 京太郎×1 京太郎「なんてこった……これは非常に不味い ちょっと前までは残機が多くて受かれてたのに」 京太郎「咲にプロポーズするかな」 京太郎「咲!結婚しよう!」 咲「もう京ちゃんたらまたそんな冗談言って!ほら今日の夕飯の買い物付き合って!!」 京太郎「おぉ……おう」 咲(京ちゃん///)モジモジ 京太郎「咲とはもはや家族みたいなもんだし親しすぎて中々上手くいかないなー」 京太郎「まだ時間があるな……どうしよう」 roof-top 京太郎「染谷先輩遊びましょーう」 まこ「すまん、いま忙しくて手が離せん」 京太郎「折角だし麻雀をしていこう!今日こそは見せてやる俺の本気!!」 リチャードソン「俺が一位で」 優希「私が二位」 美穂子「私が三位で」 京太郎「」サラサラ リチャードソン「この雀荘ではトップがビリになんでも命令できるらしいね」 京太郎(そうなの?) リチャードソン「君に幼馴染みはいるかい?」 京太郎「一応……いますが?」 リチャードソン「ならその女の子を一生大事にしてあげてくれ」 京太郎「それってつまり……」ゴクリ リチャードソン「結婚だ」 京太郎「でも前にプロポーズしたけど流されちゃいましたし」 リチャードソン「君も男だろ、何度でもぶつかれる限りぶつかればいい その子もきっと待っている」 京太郎「そうですかね」 リチャードソン「そうだ」 京太郎「なぁ……咲」 咲「今日の夕飯はニラ玉と焼き鮭だよ京ちゃん」トントン 京太郎「一緒に買いにいったし知ってるよ!」 咲「そうだったね」トントン 京太郎「本気で俺と結婚してくんね」 咲「またまたご冗談を」 京太郎「包丁止まってるぞ」 咲「……」 京太郎「いつまでも一緒にいてくれよ咲」 咲「私ね自分に自信がないんだ」トントン 咲「京ちゃんは麻雀以外なら何だって自分で出来る 料理だって私が意地はって作ってるだけで 京ちゃんがやった方が美味しいもん」トントン 京太郎「俺は咲の料理好きだぜ」 咲「ありがとうね京ちゃん」コトコト 咲「でも、何でもできる京ちゃんに私は釣り合わないよ」コトコト 京太郎「俺は何にもできないよ」 咲「嘘」コトコト 京太郎「嘘じゃない」 咲「絶対に嘘」コトコト 京太郎「本当、俺は咲がいるから頑張れる 咲がいなかったら何もできない」 咲「……ばか」 京太郎「馬鹿で結構」 京太郎「俺はなお前が好きなんだ咲、料理が上手じゃなくてもいい、ドジだっていい、寂しがり屋でもいい、 そんなお前を支えたい そんなお前に支えられたい」 咲「そのセリフ凄くクサイよ」カチャカチャ 京太郎「だから俺と結婚してくれ咲」 咲「……とりあえず冷める前にご飯食べちゃおう」 京太郎「おう」 京太郎「このニラ玉美味いなー」 咲「加熱しすぎないでしっかり蒸らすのが卵をふんわりさせるコツなんだよ」 京太郎「咲」 咲「はいはい」 咲「まだ帰んないの?」 京太郎「今日は泊まってく」 咲「なら、布団しいとくね」 京太郎「おやすみ咲」 咲「おやすみ京ちゃん」 咲「京ちゃんまだ起きてる?」 京太郎「ん……あぁ」 咲「こんな私で良かったらお嫁さんにして下さい」 京太郎「……このタイミングで言うかね普通?」 咲「ごめんね、これでも勇気振り絞ったんだよ」 京太郎「咲、ほらおれの布団入ってこい」チョイチョイ 咲「うん」モゾモゾ 京太郎「まぁ俺達ならこんなもんか 変に肩肘張らずいつも通りに、 それが俺達らしいよ何も変わらない」ギュー 咲「ありがとう京ちゃん」ギュー 咲「でもね、一つだけ変わったことがあるよ」ギュー 京太郎「なに?」 咲「前よりもっと京ちゃんが好きになった」ギュー 京太郎「……」 咲「……照れてるの?」 京太郎「うっせー、さっさと寝ろ」プイッ 咲「うん」ギュー 京太郎「明日は指輪を見に行くからな」 咲「うん」ウトウト 京太郎「結婚式場も見に行って」 咲「それは流石に高校生には早すぎるよ……」ウトウト 京太郎「皆にも挨拶しないとな」 咲「うん」ウトウト 京太郎「それからさ……」 咲「……」スースー 京太郎「……寝たか?」 咲「……」スースー 京太郎「愛してるぞ咲」ギュー 咲「……私もだよ京ちゃん」ギュー 京太郎「……聞いてた?」 咲「ばっちし」 京太郎「……もう寝る!」 咲「おやすみ」 京太郎「おやすみ」 これからも変わらずいつまでも二人一緒に 咲エンド 咲エンドボーナス残機+3 京太郎×4 京太郎「んうぉ!あれ!?俺咲と結婚して子供育ててそれからそれから…… あぁ、あの日に帰ってきちゃったのか…… レベルは3てことは3日目からか」 京太郎「幸せだったぞ咲」 京太郎「そうだ福岡に行こう そこにならこのゲームを終わらせる何かがあるかもしれない」 京太郎「きたぜ福岡 熊本に近いだけあってクマモンをよく目にするが体が疼く」 京太郎「どうせなら姫子さんを惚れさせようそうしよう」 京太郎「男なら真っ正面から体当たり!正々堂々口説き落とす!」 姫子「あつかーなしてこがんにあつかとねー」 京太郎「もしかして鶴田さんですか?」 姫子「何か用でもあっと?」 京太郎「ファンなんですサインください!」 姫子「ごめん、そういうんやってなかとよ」 京太郎「お願いします!お願いします!」 姫子「なら秘密にしてなー」カキカキ 京太郎「ありがとうございます!!」 京太郎「本当に大ファンなんですよ!」 姫子「ふーん」 京太郎「もう、姫子さん全てが好きなんですが! 特にしたまつげが可愛い!!」 姫子「……」ピクッ 姫子(なかなかわかっとぉなコイツ) 京太郎「それに萌え袖もかわいいです!」 姫子「そんなに好きなら、触ってみんね?」 京太郎「いいんですか!?」 姫子「まぁ……」スッ 京太郎「萌え袖の中に隠れてる手可愛い!」フニフニ 姫子「こしょぐったか」 京太郎「姫子さん可愛い」フニフニ 姫子「ちょっやりすぎ」 京太郎「可愛い!」フニフニ 姫子「っふ……っふ……」 京太郎「姫子」フニフニ 姫子「……っ!」ゾクゾク 京太郎「姫子、姫子」フニフニ 姫子「駄目名前呼ばれたら」ゾクゾクゾクゾク 京太郎「姫子!」フニフニ 姫子「ひぅ……」ビクンッ 姫子「あっ……」 姫子「駄目……言うたろ?」ハァハァ 京太郎「あぁ!すみません」 京太郎(これは流石にやりすぎた) 京太郎「すみません!すみません!」 姫子「まぁ、済んだことやしもうよかとよ」 京太郎「そんなわけには行きませんお詫びとして行きたいところがあったら何処にでも連れていきます!」 姫子「それってつまりデートしろって言っとっと?」 京太郎「そういうわけじゃ……でも姫子さんみたいな綺麗な女性とデートできるなら嬉しいです」 姫子「そんな綺麗かなんて恥ずかしいけん///」 京太郎「ごほん、良かったら今度俺とデートしてくださいお姫様」 姫子「よ、喜んで///」 京太郎「連絡先を交換して別れた 明日以降からデートに誘えるかな」 キャー 京太郎「今の悲鳴は!?」 姫子「うぅ」ビクビク 熊「……」 熊「……」 熊「……」 熊「……」 熊「……」 京太郎「熊が5匹か、それにしてもあの十字の陣形はインペリアルクロス!」 京太郎「俺の熊返し受けきれるか!!うぉぉぉおおお!!」シュバツ 姫子「早い!?早すぎて目で追えなか!!」 京太郎「あっめんたいこ踏んだ」 ズリッ ガンッ 京太郎「」 姫子「え?」 熊「え?」 テテッテテテッテテ 京太郎×3 京太郎「流石は福岡そこら中にめんたいこが生えてやがる うぁぁぁー交換した連絡先が消えてる」 京太郎「咲とラブラブセックスだな」 咲「おはよう京ちゃん」 京太郎「おはよう咲」 京太郎「ラブラブセックスしようぜ!」 咲「……っ~~~///」ポコポコ 京太郎「いたいいたい」 咲「ふんっ!」プイッ 京太郎「なぁ咲頼むよ」 咲「絶対に駄目!結婚してからって決めてるもん!!」 京太郎「なら問題ないじゃん」 咲「……?」 京太郎(あ……セーブポイントからやり直してるから前週の記憶が無くなってるのか) 咲「……でも、キスだけならいいよ」 京太郎「本当?」 咲「うん」 京太郎「咲!中で出すぞ!!」パンパン 咲「ちょうだい!京ちゃんの全部を中にちゃうだい!」ギュー 京太郎「でる!」ドビュルルル 咲「んっーーーー!!」ビクンッ 京太郎「キスなんかしちゃったら我慢できるわけがない」ツヤツヤ 京太郎「阿知賀を攻略しよう」 奈良 京太郎「へへ、奈良についたが恐怖のあまり足の震えが止まんねぇ」ガクガク 鹿王「……」 京太郎「でかい!こんな街中でコイツが暴れたら…… そんなことはさせん!!」 京太郎「鹿の王よ……見事な実力であった」 鹿王「」 京太郎は50の経験値を得た 憧「あの、助けてくれてありがとう……」 京太郎「当然のことをしたまでですから気にしないでください」ニコッ 憧「……っ、足くじいちゃった」 京太郎「大丈夫ですか?」 京太郎「よっと」 憧「きゃあ!」 京太郎「それじゃえ歩けないだろうし送ってくよ」 憧「あ……ありがとう///」ギュッ 京太郎「ここですか」 憧「うん、ありがとう……おっと」 京太郎「家の中まで送りますよ」 憧「いいよそこまでしてもらうのは悪いし」 京太郎「頼ってください男は頼られると嬉しいんですよ」 憧「それなら……」 京太郎「足痛いですよね夕飯は俺が作るんで座っててください 何か食べたいものありますか?」 憧「煮っころがしがいい」 憧「美味しい……」モグモグ 京太郎「ありがとう」モグモグ 京太郎「皿は洗っとくんでお風呂入ってきてください」 憧「うん」 憧「……」チャポン 憧「///」ブンブン 憧「上がった」 京太郎「まだちょっと髪濡れてるじゃないですか こっち来てください」 京太郎「髪綺麗なんですからしっかり手入れしないと」トカシトカシ 憧「んー……乾かすの上手いね」 京太郎「慣れてますから」ゴー 憧「……彼女とか?」 京太郎「どうなんですかねよくわかんないです」ゴー 憧「そっ……」 京太郎「ドライヤーは遠くから当てて頭皮を乾かすようにやるのがコツです」 憧「そういうのいいよ これからも君にやってもらうし」 京太郎「え?」 憧「あ……べ別にそういう意味じゃ!そう意味ってその……あの///」 プルルルル 京太郎「はいもしもし」 咲『京ちゃん?今日の夕飯はポトフだよ 早く帰ってきて』 京太郎「そっか、すぐ帰るよ」 プッ 京太郎「時間も時間なんでもう帰りますね」 憧「今日は……色々とありがとう」 京太郎「困ったときはお互い様です 冷蔵庫にプリン冷やしてるんで良かったら食べてください」スタコラサッサ 憧「名前は……っていっちゃった」 憧「プリンなんていつの間に買ってきたんだろう……ってこれ手作りじゃん」 憧「おいしい」ニコニコ 京太郎「ただいまー」 咲「おかえり、今日は鹿なんだ大きいね」 京太郎「おう、二人じゃ食いきれないから近所にお裾分けしよう」 京太郎「やっぱ美味いな!」ハフハフ 咲「実は豚肉を使ったからポトフじゃなくてポテって言うんだけどね」フーフー 京太郎「おかわり!」 咲「はいはい」 京太郎「今日も疲れたーもう寝よう」 京太郎「……」スヤスヤ セーブ中です 京太郎×3 京太郎「今日も一日頑張ろう!」 京太郎「和!稽古してくれ!!」 和「いいですよ、須賀くんも来年は男子麻雀部の部長になるんですから もっと上手くならないといけませんからね」 京太郎「エッチの!」 和「しゅっ!」ブンッ 京太郎「」キーン 和「須賀くん見損ないました」スタスタ 京太郎「……あ、頭の中ひ胡桃割り人形がリピートひてる」ガクガク 京太郎「よく死ななかったな俺 てか俺が見切れないスピードの蹴りって和のやつ何者だ」 京太郎「透華さん俺と結婚してくださ……ウワラバッ!」 透華「はい喜んで」ポロポロ 京太郎「」 透華「京太郎?」 京太郎「」 透華「え?」 テテッテテテッテテ 京太郎×2 京太郎「まさか股間が破裂して死ぬなんて 恐るべしのどっち」 京太郎「咲と旅行にでもいくか」 京太郎「どこがいいかなーやっぱり行ったことない沖縄とかかな」 京太郎「咲の水着姿たのし」 タンスに小指ガンッ 京太郎「」 テテッテテテッテテ 京太郎×1 京太郎「あれで死ぬか、いや確かに死ぬほど痛いけど本当に死ぬなんて」 京太郎「大阪とか言ってみるかー なんだかんだ関西にはまだ行ってないし」 京太郎「大阪に無事についた 都会なだけあって動物たちと戯れることもなかったな」 ハギヨシ「須賀くん掘らせていただきますよ」ゴゴゴ 内木「須賀くん」ゴゴゴ 京太郎「くっなんてオーラだ赤カブトや鹿王以上だ!だが俺のケツは俺が守る!!」 京太郎「俺のケツを掘っていいのは掘られる覚悟があるやつだけだ」 ハギヨシ「」 内木「」 京太郎は110の経験値を得た テテテテッテテッテー 京太郎のレベルが1上がった 残機が1増えた 京太郎「よかった守りきれて」 竜華「大丈夫か?凄い闘いやったなー」 京太郎「男には守りきらないといけないものがあるんですよ」 竜華「そうなんかー」 京太郎「よかったら大阪案内してくれませんか?」 竜華「ええでー、面白いもんみしてもらったし アイツらはほったらかしでええんか?」 京太郎「大丈夫ですよ あの二人なら手負いでもシャチぐらいなら水中で倒せますから」 竜華「アンタらホンマに人間か!?」 京太郎「人間ですよ多分」 竜華「大阪といったらやっぱり道頓堀やなー 他にもええところは一杯あるけど初心者には 此処がオススメやな」 京太郎「人が多いですねー」 竜華「コナモンミュージアムでもいこか ロウのサンプル作れるんやでー」 京太郎「へー」 竜華「次はHEP FIVEや!色んな店が集まってるから長時間楽しめる!」 京太郎「すげー長野にこんなのねー」 竜華「オススメは真っ赤な観覧車やな」 京太郎「高い!」 竜華「うち観覧車めっちゃ好きやねん きっとここで告白されたらOKしてまうわ」 京太郎「好きです!付き合ってください!!」 竜華「ごめんなー」ヒラヒラ 京太郎「えー……」 京太郎「いやー楽しかったです!ありがとうございました!!」 竜華「ええでーうちも楽しかったし、また何かあったら誘ってや これ連絡先」 京太郎「まだ夕飯まで時間があるな どうしようか」 京太郎「長野の皆におみやげを買っていくか」 京太郎「タコスせんべいかこれとか優希が喜びそうだな 試食してみよう」バリバリ 京太郎「うっ……煎餅が喉に刺さって」ピクピク 京太郎「」ガクッ テテッテテテッテテ 京太郎×1 京太郎「連絡先がなかなか手に入らない……」 京太郎「熊狩りだな 北海道と九州どっちにしよう」 京太郎「くそっ!流石に多すぎる!!」 熊「……」×121 熊「」×545 京太郎「だがまだやれる!!」 ハギヨシ「んっふそれはどうですかね!」 内木「ふふふ」 赤カブト「ぐるる」 鹿の王「……」 京太郎「くそっ!ボスラッシュステージか!」 ハギヨシ「いますよ須賀くん!」 京太郎「うぉぉおおおおお!」ベチャ 京太郎「うわ、なんか降ってきた鳥の糞だバッチぃ」 京太郎「」 ハギヨシ「え?」 テテッテテテッテテ 京太郎「また残機がゼロか……今度こそ駄目かもな」 京太郎「鷹狩りって鷹で獲物を狩ることだよな 俺鷹とか持ってないけどカピバラでいいかな」 京太郎「いけカピー!狩ってこい!!」 カピ「きゅー」トテトテ 京太郎「凄いぞカピー!アルパカを1300頭も狩るなんて」 カピ「きゅー」 アルパカ「」×1300 カピーは10000の経験値を得た テテテテッテテッテー カピーレベルが70上がった 残機が70増えた 京太郎は学習装置で100の経験値を得た テテテテッテテッテー 京太郎はレベルが1上がった 残機が1増えた 京太郎「残機も増えたしどうすっかな」 京太郎「はっ!?夢か……」 京太郎×0 京太郎「マジで夢か……」 咲「京ちゃん布団干すからどいて」 京太郎「やだ」ダラダラ 咲「どいて」 京太郎「やだ」ゴロゴロ 咲「……」ムッ 京太郎「咲も来いって」グイッ 咲「あぅ……」ドサッ 京太郎「咲ー」ギュー 咲「もーしょうがないな京ちゃんはー」ニコニコ 京太郎「さぁ……どうすっかなー」 京太郎「新子さんを焦らすか」 京太郎「ほれほれ」 憧「……」ジーッ 京太郎「ほれほれ」 憧「……」ジーッ 京太郎「こっちだよー」 憧「早くちょうだいよプリン」 京太郎「はいどうぞ」 憧「美味しい」ニコニコ 京太郎「新子さん」 憧「なに?」 京太郎「……」チュッ 憧「!?」 京太郎「すみませんつい……」 憧「うぅ……///」モジモジ 京太郎×1 憧「ばか……京太郎」 京太郎「すみません」 憧「責任とってよね」 京太郎(はて?責任とは?) 憧「キスまでしたんだからけ、結婚を」 プルルルル 京太郎「ごめんちょっと電話が」 プッ 京太郎「もういいですよ話の続きを」 憧「その……キスしたんだから責任とって結婚しなさいよ///」 京太郎「け、結婚ですか!?」 憧「……いや?」ウルウル 京太郎「でも結婚しても俺はいつか」 憧「いつか?」 京太郎「結婚した全てを無かったことにしてしまいます」 俺は残機が有る限り何度も世界を繰り返してしまうことを憧に話した 最初は信じられなかったみたいだが必死に話していたら信じてくれた 京太郎「だから、新子さんと結婚は……」 憧「別に結婚してもいいんじゃない」シレッ 京太郎「え!?」 憧「無くなるんだったら何も気にすることないじゃん」 京太郎「いや、それは人間としてどうかと」 憧「私はそれでも京太郎といたい」 京太郎「でも……でも……」 憧「京太郎」ギュッ 京太郎「……憧」 憧「何回繰り返したって私は京太郎と出会ったら絶対に好きになる もし、これから先辛いことがあったら私の所に来てねきっと抱き締めてあけわられるから」ニコッ 京太郎「……憧」ポロポロ 憧「だから、今回だけでもいいから……」 憧「私を幸せにして」 憧「あなた……具合はどうですか?」 京太郎「……」 憧「そうですか……あなたと過ごした毎日が輝いていましたよ お婆ちゃんになってもあなたは私を愛してくれました」 京太郎「……」 憧「充分すぎらくらい幸せでした」 京太郎「……」 憧「今度は私が約束を守る番ですね」ナデナデ 京太郎「……」 憧「きっと貴方が辛いときは過去の私が抱き締めてくれるはずです」ギュッ だから 安心しておやすみ、京太郎 ピーーーーーー 憧エンド 憧エンドボーナス残機+3 京太郎×4 京太郎「憧……ありがとうな レベルが4ということは四日目か」 京太郎「鶴賀に行くか 」 京太郎「やっぱ近いしずくについたな」 京太郎「東横さんを探すか」 京太郎「心の目だ心の目を使えばきっと見つけられる」コフー 京太郎「……」 京太郎「駄目か……」ガックシ 京太郎「佳織さんを口説くか」 京太郎「男なら正々堂々とだな」 佳織「どうしたんですか?」 京太郎「佳織さん可愛い」 佳織「え?」 京太郎「おっとりしてて可愛い」 佳織「えー///」 京太郎「眼鏡っ子可愛い」 佳織「うぅ///」 京太郎「おもちでかい可愛い」 玄「同意ですのだ」 佳織「恥ずかしいです///」 京太郎「顔を真っ赤にして俯いちゃった可愛い」 佳織「……もう、やめてくださいよぉ」 京太郎「精一杯声を絞り出して可愛い」 佳織「///」 京太郎「やっぱりおもちでかい可愛い」 玄「同意ですのだ」 佳織「……///」 京太郎「……ちょっと来てください」ズルズルズルズル 玄「おもちー!」バタバタバタバタ 佳織「なんだったんだろう……?」 路地裏 京太郎「邪魔しないでくださいよ」 玄「そこにすばらなおもちがあったら盛り上がらずにはいられないよ!」フンスー 京太郎「……確かにそうですね」 玄「うん!」 京太郎「だったらこれも仕方ないですよね」モミモミ 玄「んっ!ちょっと駄目だよこんなことしちゃ!」 京太郎「すばらなおもちがあるんですから盛り上がらずにはいられませんよ」モミモミ 玄「私のおもちは出来損ないだよ……」シュン 京太郎「そんなことありませんよ大きくて弾力もあって」モミモミ 玄「んぅ……あっ!」 京太郎「感度も良い」クリクリ 玄「もうやめて……」プルプル 京太郎「嫌です満足するまでやります」 プルルルル 京太郎「おっ、咲か?もう夕飯の時間?」 咲『うん、今日はロールキャベツだよ』 京太郎「すぐに帰るよ」 プッ 京太郎「すばらなおもちでしたよ玄さん」 玄「……」ハァハァ 京太郎「それじゃあ」 玄「……」ゴクリッ 京太郎「ただいまー」 咲「おかえり今日は何も捕まえてこなかったんだね」 京太郎「たまにはな」 京太郎「キャベツから溢れだす肉汁の旨味がトマトの酸味と合わさって最高!!」ガツガツ 咲「鍋いっぱいにしきつめて煮込むのが型崩れしないコツだよ こうすると肉汁が外に逃げないから美味しくなるんだ」 京太郎「おかわり!」 咲「はいはい」 京太郎「東横さんを見つけられなかったのは悔やまれるがおもちを堪能できたから良しとしよう」ウンウン 京太郎「……」スヤスヤ セーブ中です 京太郎×4 京太郎「朝だーーー!」 京太郎「岩手かーあそこってオカルト関係に強そうだから何かわかるかも」 京太郎「それにしても岩手は猪が多いなもう10体も気絶させたぜ」 猪神「ふごふご」 京太郎「ハイエースよりでけぇ!お前がこの森の守り神か…… 神狩りの名をいただくぜぇ!」 京太郎「ふっ……命はとらんお前はこれからもこの山を守り続ける義務があるからな」 猪神「……」ノシノシ 京太郎は100の経験値を得た テテテテッテテッテー 京太郎はレベルが1上がった 残機が1増えた これ以上レベルは上がらない 京太郎「おっ……5でMAXか」 塞「あの!ありがとうございました!!」 京太郎「気にしないでください 慣れてますから」ニッコリ 塞「……」キュンッ 京太郎「腰の辺りが汚れてますね払ってあげますよ」パンパン 塞「ひゃん!あ、ありがとう///」 京太郎「」ドサッ 塞「え?」 テテッテテテッテテ 京太郎×4 京太郎「あの人の腰……正に殺人級だったな」
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【5月第3週 休日】開始 京太郎「朝か…」 京太郎「どうしよう」 京太郎「そういえば、霞さんと約束してたな」 京太郎「行ってみよう」 【石戸宅】 京太郎「おはようございまーす」ガララ 郁乃「あれ~京太郎くんどうしたの~?」 京太郎「霞さんに料理を振る舞いにきました」 郁乃「え~じゃあ私も~」 京太郎「いいですよ」 霞「あら、どうしたの?」 京太郎「約束を果たしに来ました」 霞「約束……ああ、あれね」 霞「わかったわ、台所はこっちだからよろしくね」 京太郎「~♪」 郁乃「ええ匂いやな~なにつくっとるん~?」 京太郎「肉じゃがですよ!肉じゃが!」 霞「朝から…肉じゃが…?」 京太郎「おっ、できましたよ」 京太郎「それじゃあ、いただきます」 霞「いただきます」 郁乃「いただきま~す」 霞「ふむ」パクッ 京太郎「どうですか?」 霞「おいしい!」テーレッテレー 京太郎「そうですか、良かったです」 霞「でも、朝から肉じゃがっていうのはもうちょっと考えましょうね」 京太郎「これから何をしよう」 京太郎「郁乃さん、もう一回打ってください!」 郁乃「ええで~」 霞「あら、打つの?それじゃあ誰か呼ぼうかしら」 霞「華菜ちゃんと咏ちゃんを呼んできたわよ」 華菜「麻雀か…」 咏「よし、さっさと始めようぜぃ!」 京太郎「おう!」 開局 京太郎「今度こそは!」 華菜「久しぶりにやってやるし!」 郁乃「ほな、はじめてくで~」 京太郎「ツモ!300・500です!」 郁乃「あらら~流されてもうた~」 東2局 郁乃 24500 親 京太郎 26100 華菜 24700 咏 24700 京太郎「ツモ!1000オールです!」 華菜(まだ、これからだし) 東2局1本場 郁乃 23500 親 京太郎 29100 華菜 23700 咏 23700 京太郎「ロン!5800!」 咏(うーん、うまくいかねぇーなー) 郁乃「直撃か~」 郁乃「まあ、無駄やけどね~」 【身代わりの幻影】発動! 聴牌判定まで戻ります 東2局1本場 郁乃 23500 親 京太郎 29100 華菜 23700 咏 23700 華菜と咏が同コンマのため、流局 東2局2本場 郁乃 24500 親 京太郎 30100 華菜 20700 咏 24700 京太郎「ロン!2100!」 咏「うぇぇ…マジかい」 東2局3本場 郁乃 24500 親 京太郎 32200 華菜 20700 咏 22600 京太郎「ロン!3900!」 郁乃(う~ん、まだかな~) 東2局4本場 郁乃 24500 親 京太郎 36100 華菜 20700 咏 18700 京太郎「ロン!5800の4本場は7000!」 郁乃(ストック切れるけど…ええか~) 【身代わりの幻影】発動! 聴牌判定まで戻ります 東2局4本場 郁乃 24500 親 京太郎 36100 華菜 20700 咏 18700 郁乃「ツモ、8400・16400やで~」 京太郎「は……!?」 華菜「ちゅ、九連宝燈……?」 咏「やっぱり…厄介だねぃ…」 東3局 郁乃 57700 京太郎 19700 親 華菜 12300 咏 10300 京太郎「ロン、1000です…」 咏「はいよ…」 東4局 郁乃 57700 京太郎 20700 華菜 12300 親 咏 9300 京太郎「ロン、2000です」 華菜「にゃっ!?」 郁乃(もう少しやな~) 南1局 親 郁乃 57700 京太郎 22700 華菜 10300 咏 9300 華菜と咏が同コンマのため、流局 南1局1本場 親 郁乃 57700 京太郎 22700 華菜 10300 咏 9300 京太郎「ロン、1300です」 郁乃「は~い」 南2局 郁乃 56400 親 京太郎 24000 華菜 10300 咏 9300 京太郎「ツモ、1000オールです」 咏「いいようにやられてんな…」 華菜(まだ、あきらめないんだし!) 華菜「うにゃあああああ!」 京太郎「え」ビクッ 【雄叫び】発動! 南2局1本場 郁乃 55400 親 京太郎 27000 華菜 9300 咏 8300 京太郎「ロン、6100!」 咏「ほいよ」 華菜(結局ノーテンだったし…) 郁乃(なあ、華菜ちゃん…) 華菜(こいつ…直接脳内に…!) 郁乃(強く…なりたい?) 華菜(な…何を言ってるんだし) 郁乃(まあ、無理やりさせるんやけどね~) 南2局2本場 郁乃 55400 親 京太郎 33100 華菜 9300 咏 2200 京太郎「カン!」 京太郎「嶺上は…なしか」 華菜(あれ、これって…) 京太郎「もういっこ!」 咏「そんなにカンしてていいのかよ」 京太郎「知り合いに嶺上でばっか和了るやつがいるから俺もできるかなーって」 華菜(おかしいんだし!) 華菜「リーチだし!」 京太郎「え」 郁乃(ふふっ)トン 華菜「それだ!それロン!」 華菜「32600!」 咏「数え役満とか…マジですかい…まあ私もよくあるけど…」 南3局 郁乃 22800 京太郎 33100 親 華菜 41900 咏 2200 京太郎「ロン、1000…」 京太郎(咲の真似も、照の真似もするんじゃなかった…) 郁乃(もうなんもせんでええかな~) オーラス 郁乃 22800 京太郎 34100 華菜 41900 親 咏 1200 郁乃と華菜が同コンマのため、流局 オーラス1本場 郁乃 23800 京太郎 35100 華菜 38900 親 咏 2200 京太郎「ロン、1300」 京太郎(また…ダメだったか……) 郁乃「~♪」 京太郎(わけが、わからない…) 終局 1位 華菜 38900 2位 京太郎 36400 3位 郁乃 23800 4位 咏 900 華菜「それじゃあカナちゃんは帰るしー!」 咏「お疲れ~」フリフリ 京太郎「それじゃあ…昼食作ってきますね…」トボトボ 京太郎「できましたよ……」 霞「今度は何を作ったの?」 京太郎「昼食はかけそばです」 郁乃「おいしそうやな~」 京太郎「それじゃあ」 霞京郁「いただきます」 京太郎「もう夕方か…何をしよう」 京太郎「街に行ってきますね」 郁乃「いってらっしゃ~い」フリフリ 京太郎「カラオケに行こう」 イラッシャイマセー、ナンメイサマデショウカー? 京太郎「1人で」 エ? 京太郎「1人で」グスッ ア、ハイ 京太郎「歌いまくってやるよこん畜生ー!」 京太郎「いーつーかー人はひとーりになーってー」シクシク 歌が上手くなりました! 今度誰かとカラオケに来ると、その人の好感度が上がります 京太郎「ただいま帰りました…」 霞「あら、酷い声ね、どうしたの?」 京太郎「いえ、何でもないですよ……」ヘヘッ 京太郎「……夕食を作ろう…」 京太郎「できましたよ」 郁乃「お、今度はおでんか~」 霞「おいしそうね、それじゃあ」 霞京郁「「「いただきます」」」 霞「まずはもち巾着からいくわよ!」 郁乃「じゃあ私ももち巾着や~」 京太郎(もち巾着か…)ジーッ 霞「今日はありがとうね」 京太郎「いえ、約束ですから」 郁乃「そういえば、2人の約束ってなんなん~?」 京太郎「それは……」 霞「べ、別に意味なんて無いわよ!うん、無い無い!」 郁乃「なんや~つまらんな~」 京太郎「それじゃあ、おやすみなさい」 京太郎「夜は、何をしよう」 京太郎「散歩してくるか」 京太郎「もうすぐ梅雨か…この星空もあまり見れなくなるんだな……」 怜「それは、寂しいな…」 京太郎「あれ、怜さんじゃないですか」 怜「ちっ、気付かれたか……」 京太郎「今日はもう乗りませんよ」 京太郎「もう少し、この空を見ていたいですから……」 怜「せやな、それも、ええな……」 【5月第3週 休日】終 【5月第4週平日】 京太郎「朝か……」 ザーッ 京太郎「雨、降ってるのか」 京太郎「傘を持って…」 バタム バタム 照「…あ」 京太郎「よっ」 照「雨」 照「雨、降ってるのか……傘無いんだよなーどうしよっかなー」チラッチラッ 京太郎「うっ…はあ、わかったよ。ほら、入れ」 照「やった!ありがとうね、京」 京太郎「どうってこと……ねえよ」プイッ アラアラ、アメナノニオアツイコトー モウスグナツデスカラネー オホホホ 照「…」カァァ 京太郎「…」カァァ 照「ねぇ、京」 京太郎「なんだ?」 照「この梅雨があけて、夏になったら…さ」 京太郎「ああ」 照「海に行きたいな」 京太郎「海か…いいかもな、じゃあ行ってみるか」 京太郎「みんなで」 照「う…うん」 照(2人で、行ってみたかったんだけどな……) 京太郎「依然、雨降り続く、か」 京太郎「昼はどうしよう」 京太郎「雨だけど屋上に来てみたぞ」 京太郎「これもまた、乙だな」ムシャムシャ 華菜「お、須賀じゃないか」 京太郎「池田さんですか、あなたも物好きですね」 華菜「ここは好きだからな」 京太郎「そういえば、麻雀部の件考えてくれましたか?」 華菜「それか…」 部員AB「嫌です!」バタム! 華菜「お、お前たちどうしてここに」 部員A「部長がいつもここにいることは知ってるんですよ!」 部員B「それとそこのお前!我が部長を引き抜こうとはどういう領分だ!」 部員A「池田部長は!私たちの大事な部長なんだ!お前には渡さない!」 京太郎「なんだよいきなり……そういえば、あんたら何でも支援部なんだよな?」 部員A「それがどうした」 京太郎「じゃあ今から依頼をさせてもらうぜ」 部員B「何?」 京太郎「須賀京太郎が依頼する、池田華菜を俺に渡せ!」 部員A「うっ、そう来るか…」 部員B「へっ、それじゃあこうしようじゃねえか!」 部員B「お前が私たち何でも支援部と勝負して勝てたら部長を渡す!」 部員B「これでいいだろ?」 京太郎(うーん、どうしよう) 京太郎(この人達から池田さんを奪って…) 京太郎(そして、この人達を悲しませるのは…) 京太郎「ダルいんでもういいです、はい」 華菜「ダル……!?」 部員B「ふん、所詮お前の部長に対する愛はその程度だったんだな!」 部員A「それじゃあさらばだ金髪!行きますよ、部長」 華菜「その、ごめんな…」 京太郎「別に、いいですよ」 京太郎「まーだ雨降ってんのか…」 京太郎「放課後はどうしようかな」 京太郎「街に行くか」 京太郎「バッティングセンターに来たぞおおおお!」 京太郎「おや、あれは」 【80km】 泉「えいっ!」スカッ 泉「あれ?」 泉「えいっ!」スカッ 泉「はあ…全然当たらん…」 京太郎「よっ、二条!」 泉「うわぁ!って須賀君ですか」 京太郎「何やってんだ?」 泉「実は…」 ―――――――――――― 千里山A「ね!お願い!」 泉「ソフトボール部の助っ人ですか…」 千里山A「3人事故で入院しちゃってさ…補欠もいないからこうして助っ人を探してるんやけど」 泉「運動なら江口先輩とかの方がいいんじゃ…」 千里山A「部長と江口先輩は了承してくれたんやけど、あと1人がどうしても見つかんないねん」 千里山A「だからこの通り、な!」 泉「はぁ、わかりました今回だけですよ」 泉(ソフトボールはあんまり得意やないんやけどな…) ―――――――――――― 泉「という訳でして…」 京太郎「ふんふむ、じゃあ俺が教えてやろう!」 泉「ほんまですか!」キラキラ 京太郎「おう!」 京太郎「じゃあまずはスタンドに立って構えてくれ」 泉「はい、こうですか?」 京太郎「そうだ…うーん、もう少し腰を下げて、肘も…このくらいかな」カカエ 泉「なななな…!///」 泉(これじゃあ須賀君に抱きかかえられてるみたいやないですか)カァァ 京太郎「ん、どうした?」 泉「い、いえなんでも!」 京太郎「そうか、なら続けるぞ」 泉(うぅぅぅ……)ポシュー 京太郎「まあ、こんなものか」 京太郎「じゃあ二条、打ってみろ」 泉「はい!」 カキーン 泉「やった!やりましたよ!須賀君!」ピョンピョン 京太郎「じゃあ次は少し速い球を打ってみるか!」 泉「はい!」 泉「とりあえず120kmは打てるようになりました」 京太郎「そういえば、その試合っていつやるんだ?」 泉「来週末ですね、三箇牧とやるらしいですよ」 京太郎「そっか、じゃあ見に行けたら行くよ」 泉「今日はありがとうな、須賀君!」ニコッ 京太郎「なに、どうってことねえよ!」 京太郎「次は何をしようかな」 京太郎「よし、まだやるぞ!」 泉「いいんですか?」 京太郎「おう!」 2時間後 京太郎「ふぅ…」ゼェゼェ 泉「はぁ…」ハァハァ 京太郎「出し切った感が、凄い」ハァハァ 泉「私もです…」ゼェゼェ 泉「腰と、腕が、痛いです…」ハァハァ 京太郎「俺も…」ゼェゼェ 【5月第4週 平日】終 【5月第4週 休日】 京太郎「朝だ!」 京太郎「少し腰が痛いな…」 京太郎「今朝はナニをするかな」 京太郎「麻雀をしよう!」 京太郎「もう1度、郁乃さんと打とう!」 京太郎「たのもー!」 霞「あら、どうしたの?」 京太郎「郁乃さんと打ちに来ました!」 郁乃「お~また来たんか~」 霞「じゃあ残りの面子呼んでくるわね」 霞「じゃあまた華菜ちゃんを呼んでくるわね」 京太郎「俺も1人呼んできます」 郁乃「それじゃあ私は留守番しとくわ~」 京太郎「とは言ったものの、誰を誘おうか……」 京太郎「うーん、二条なら頼りになってくれそうだな、よし」ピッピッ prrr prrr prrr 京太郎「中々出ないな」 prrr prr ガチャ 泉『ひゃ、ひゃい!二条泉でひゅが!』 京太郎「お、出た」 泉『須賀君ですよね?』 京太郎「そうだけど「やった!」」 泉『ようやく!ようやく私の携帯に電話が………げふん』 泉『それで、何の用ですか?』 京太郎「ああ、少し二条に頼みがあってさ」 泉『頼み……ですか』 京太郎「それなんだけど……二条、俺と付き合ってくれないか?」 京太郎「…」 泉『……』 泉『はえっ?』 泉『い、今、なんて?』 京太郎「だから、俺と付き合ってくれないか?って」 泉『』ボンッ 泉『つつつ、付き合うってまさか、私が、須賀君と…ですか?///」 京太郎「そうなんだよ、少し俺と麻雀に付き合ってくれないか?」 泉『で、でも私たちまだ出会って間もないですし……って』 泉『ま、麻雀?』 京太郎「OKか、じゃあ今から地図書いて送るから来てくれ」 泉『ちょっ、須賀君!?』 ガチャ ツーツー 開局―東南戦― 郁乃「ほなよろしく~」 華菜「今日も勝つんだし!」 泉「須賀君のアホ須賀君のアホ須賀君のアホ須賀君のアホ須賀君のアホ」 京太郎「ごめん!本当にごめん!」 泉「もう知らないです」プイッ 京太郎「ロン、1500だ」 泉「はい」 泉(やっぱりさっきのが気になる…いや!集中せな!) 東1局1本場 親 京太郎 26500 華菜 25000 泉 23500 郁乃 25000 京太郎「ロン、3300だ」 泉「はいぃ…」 泉(ダメや…全然集中できへん…) 東1局2本場 親 京太郎 29800 華菜 25000 泉 20200 郁乃 25000 京太郎「ロン、6400」 泉「うぅぅ…」 泉(なんでやろ……) 東1局3本場 親 京太郎 36200 華菜 25000 泉 13800 郁乃 25000 泉(集中や、集中集中) 華菜「リーチだし!」 泉(集中)トン 泉(あれ、いまのって…) 郁乃「~♪」 泉(大丈夫でしたか…) 華菜「ツモ!4300・8300だし!」 東2局 京太郎 27900 親 華菜 41900 泉 9500 郁乃 20700 京太郎「ロン!7800の3本場は8600!」 泉「はい」 泉(もうだめや…) 東1局4本場 親 京太郎 44800 華菜 25000 泉 5200 郁乃 25000 泉(集中です…) 京太郎「よし!」 郁乃(これで…)トン 京太郎「それです!ロ…」 郁乃「またまた残念~」 京太郎(また、この感覚…) 【身代わりの幻影】発動! 聴牌判定まで戻ります 東1局4本場 親 京太郎 44800 華菜 25000 泉 5200 郁乃 25000 京太郎「はっ!」 泉「どうかしたんですか?」 京太郎「いや…なんでも、ない」 華菜「なら早く打つんだし!」 京太郎「はい」トン 郁乃「お~そろったわ~」 郁乃「はい、ツモや~地和で8400・16400やな~」 華菜「地…和…」 京太郎「うげっ」 泉「」カタカタ 郁乃「トビ、やな」ニッコリ 終局 1位 郁乃 58200 2位 京太郎 28400 3位 華菜 16600 4位 泉 -3200 京太郎「まーたダメかー」 泉「すみません、私のせいで」 京太郎「いや、二条は悪くないよ…」 京太郎「だから、落ち込まないでくれ」 泉「はい…」 京太郎「昼は…何をしよう」 京太郎「いや!諦めないぞ!」 京太郎「もう1回だ!」 京太郎「郁乃さ~~~ん!」 京太郎「お願いします!もう1回お願いします」ドゲザー 郁乃「もちろんええよ~」 京太郎「じゃあ面子揃えてきます!」シュタ ガララ 霞「そろそろ意地悪はやめてあげたら?」 霞「入りたいんでしょ?麻雀部?」 郁乃「まあそうやねんけど~面白いからやめられんのよな~」 霞「はぁ……あなたは全く」 ガララ 京太郎「揃いましたよ!さあ、始めましょう!」 郁乃「お~」 開局―東南戦― 照「よろしく」 華菜「よろしくだし!郁乃も須賀も!今度は勝つんだし!」 京太郎「よろしくお願いします」 郁乃「今度は照ちゃんか~よろしくな~」 京太郎「よし!ツモ!300・500!」 郁乃(照ちゃん相手やとエグそうやから~) 郁乃(使わせてもらうわ~)カッ 【身代わりの幻影】発動! 京太郎「ぐっ」 照「…」 照(ふむ…) 聴牌判定までもどります 郁乃「はいロン~1500や」 京太郎「はい」 照「……」ズズズッ 郁乃「…へ~」 東1局1本場 親 郁乃 26500 照 25000 京太郎 23500 華菜 25000 京太郎「今度こそ!ロン!1000!」 郁乃(序盤で全部使うとはな~) 郁乃「まだやで~」カッ 照「……」 【身代わりの幻影】発動! 聴牌判定まで戻ります 照「ツモ、400・600」 郁乃「あちゃ~やられた~」 京太郎(さっきまでの殺気が無くなった…) 東2局 郁乃 25900 親 照 26400 京太郎 23100 華菜 24600 京太郎「ロン!1000!」 華菜「ほいよ」 東3局 郁乃 25900 照 26400 親 京太郎 24100 華菜 23600 照「ロン、1000」 郁乃「は~い」 華菜「安手ばっかだし…」 京太郎「でも、なんだか楽しいですよ」 郁乃「うん~私もや~」 華菜「えぇ~そうかー?」 オーラス 郁乃 24900 照 27400 京太郎 24100 親 華菜 23600 照「リーチ」 華菜「まだまだだし!」 照「ツモ、500・1000」 華菜「うにゃあああ」 終局 1位 照 29400 2位 郁乃 24400 3位 京太郎 23600 4位 華菜 22600 京太郎「これで終わり…ですか」 京太郎(結局、勝てなかったな…) 郁乃「なあ、京太郎くん」 京太郎「はい?」 郁乃「私、麻雀部に入るわ」 京太郎「いいんですか?」 郁乃「まあ今までのはほんのお遊びやったしな~」 郁乃「やっぱりね~小さくなったり、大きくなったり、何歳になっても、やっぱり麻雀は楽しいんよね~」 郁乃「だから、私は楽しみたいんや、この年齢の麻雀を」 郁乃「私、赤阪郁乃は麻雀部に入るで~」 郁乃「これからよろしくな~霞ちゃん、照ちゃん、そんで京太郎くん~」 京太郎「はい!よろしくお願いします!」 京太郎「よっし!郁乃さんが入ってくれたぞ!」 京太郎「夕方か…何をしよう」 京太郎「街に来てみたけど、どこに行こうかな」 怜「お、京くんやん」 京太郎「ああ、怜さんですか、何してるんです?」 怜「これからユニクロ行くんや、京くんも一緒に行くか?」 京太郎「はい、それではご一緒いたしましょう」 【ゆにくろ】 京太郎「今日は何を買いに?」 怜「ちょっと下着をな」 京太郎「ブフォッ」 京太郎「ちょっ、怜さん!?」 怜「冗談や、今日は寝間着を買いに来たんや、もうすぐ夏やし」 怜「ってことでいいもの選んでくれな」 京太郎「俺がですか?」 怜「だってうち、病弱やし」 京太郎「はあ…わかりましたよ」 怜「ほな、ありがとなー」 京太郎「はい、さよならー」 京太郎「ふぅ…」 京太郎「やっと終わったか…」 京太郎「夜は何をしよう」 京太郎「メールをするか」 京太郎「高校生になって初のメールだ!」 京太郎「誰に送ろうかな」 京太郎「船久保さんに送るか」 京太郎「『俺の初めては船久保さんに捧げます!』っと」 ブーブー 京太郎「お、早いな」 浩子『メール来たと思えば、いきなり何いっとるんや』 京太郎「『これが俺の高校生活初のメールだったんで』っと」 ブーブー 浩子『なんや、そういうことかびっくりしたわ』 京太郎「『紛らわしくってすみません』っと」 ブーブー 浩子『ほんま、気ぃつけや誤解する人もおるからな』 京太郎「『誤解…ですか、どんな?』っと」 ブーブー 浩子『ウチに言わせるなや、アホ』 京太郎「『えー気になりますよー ぶーぶー』」 浩子『うるさいわ、それじゃあウチ寝るからな、おやすみ』 京太郎「『おやすみなさい』っと」 京太郎「誤解か、どういう誤解なんだ?」 京太郎「まあいいや、次は誰に送ろうかな」 京太郎「二条に送るか」 京太郎『なあ、二条、どうすれば友達ってできるのかな』 ブーブー 泉『そらは』 京太郎「あれ?」 泉『すみません、打ち間違えました』 泉『友達…ですか、よくわかりませんね』 泉『私自身あまり友達がいませんし……』 泉『そもそも、友達ってなんなんでしょうね』 京太郎「うおっ、なんだこの壮大なテーマは」 京太郎『俺と二条みたいな関係でいいんじゃないか?』 泉『私と、須賀君のような関係ですか…』 京太郎『そう、例えばこんな感じにメールしたり』 京太郎『この前みたいに一緒にバッティングセンターで特訓したり』 京太郎『今朝みたいに一緒に麻雀打ったり』 京太郎『そんな関係が友達なんじゃないのかな』 泉『それなら……』 泉『私からのアドバイスは、「自分の殻にこもらずに、相手に直球に接していけ!」、ですかね』 泉『私が、そうしたように』 京太郎『ふんふむ、一応わかったぞ!ありがとうな!』 泉『こちらこそ、ありがとうございます』 泉『こんな私を友達と思ってくれて』 泉『それじゃあ、おやすみなさい』 京太郎『おやすみ』 【5月第4週 休日】終 【6月第1週 平日】 京太郎「とうとう6月かー」 京太郎「そういえば6月ってなんかあったような気が…」 京太郎「やっべ、2週間後に期末試験があんじゃねえか!」 京太郎「全然勉強してないぞ!どうしよう!」 キーンコーンカーンコーン 京太郎「今日もぼっち登校だったか…」 担任「さて!いよいよテスト2週間前に入ったわけで、明日から部活動制限が始まる!」 担任「もちろん赤点を取ればそのさらに1週間後に追試がある!」 担任「追試までの間は部活動に参加できなくなるから、お前ら気ぃ抜くんじゃねェぞ!」 京太郎「試験か…」 京太郎「昼はどこで食べようかな」 京太郎「屋上に来たぞ!」 京太郎「最近はずっとここに来てる気がする」 京太郎「それじゃあいただきまーす」 郁乃「あれ~京太郎くんや~ん、ここで食べとるん~?」 京太郎「郁乃さん、ええ、そうですけど」 郁乃「じゃあ一緒に食べへん~?」 京太郎「はい、いいですよ!」 郁乃「ありがとな~京太郎くん~」 郁乃「それじゃ~いただきま~す」 京太郎(郁乃さんと昼飯を食べることになったが、何を話そう) 郁乃「うん~霞ちゃんの料理おいしいわ~」 京太郎「へーその弁当霞さんが作ったんですか」 郁乃「せやで~一口いる~?」 京太郎「はい、是非」 郁乃「ほな京太郎くん、あ~ん」 京太郎「あー、って、なんでそれをしようとするんですか!?」 郁乃「え~1回くらいやってみたかったんやからやらせてくれ~や」ブーブー 京太郎「はあ、しょうがないですね」アーン 京太郎「うん、確かにおいしいですね」 郁乃「せやろ~さすがやろ~」 京太郎「郁乃さんが誇ることじゃないと思うのですが」 京太郎「そういえば、郁乃さんはどうしてそんなに麻雀が強くなったんですか?」 郁乃「どうしてか~わからんな~」 京太郎「そうですか……」 京太郎「俺も、もっと強くなりたいなぁ、あと強い雀士知りませんか?」 郁乃「強い子か~何十人かいるけど~」 京太郎「何十人!?」 郁乃「京太郎くんを強くできる子は~南浦ちゃんかな~」 京太郎「南浦ってあの、南浦プロですか?」 郁乃「そ~そ~あとは良子ちゃんとかも良さそうやな~」 京太郎「良子さん…ですか」 郁乃「お~気になる~?じゃあ試験が終わったら2人とも呼んであげるわ~」 京太郎「え、本当ですか!?」 郁乃「郁乃お姉さんからのプレゼントやで~」 京太郎「ありがとうございます!」 試験で赤点を取らなければ、南浦プロと戒能ちゃんが麻雀部、雀荘に来るようになります 京太郎「よし!俄然やる気がわいてきたぞ!」 京太郎「放課後は何をしよう」 京太郎「公園に行くか」 京太郎「公園に来たぞーっと」 京太郎「はあ、これから試験期間か……どうしよう」 竜華「やっほー須賀君、なにしとるん?」 京太郎「いやー実はですね」カクカクシカジカ 竜華「ふーん、なるほど試験かー、千里山は2期制やからもう少し先なんよなー」 京太郎「やっぱり勉強を見てもらう、とかは出来ないですよね」 竜華「うーん、ええよ、別に」 京太郎「いいんですか!?」 竜華「須賀君にはお世話になっとるしな、この前も怜の買い物に付き合ってくれたんやろ?」 京太郎「はい、怜さんに無理やり流されただけなんですけどね」 竜華「じゃあこれはお礼ってことで、どや?」 京太郎「そういうことなら!」 京太郎「是非、お願いします!」 竜華「よし、ええ返事や!ほなさっさと行くでー」 京太郎「図書館で勉強しましょうか」 竜華「せやな、あそこが1番集中できるしな」 竜華「そうすると、このモルがこうなってな」 京太郎「ふむふむ」 竜華「これで、こうなって、こうなるんや!」 京太郎「おお!なるほど!」 竜華「どや!頼りになるやろー?」 京太郎「はい!ありがとうございました!」 京太郎「次は何をしようかな」 竜華「ウチはもう帰るけど、須賀君はどうするん?」 京太郎「俺はもう少し勉強していこうと思っています」 竜華「そうかー頑張ってな!応援してるで」 京太郎「ありがとうございました」 京太郎「よし!次は社会を勉強するぞ!」 京太郎「うおおおおおおお!」 郁乃「お~ちゃんと勉強しとるやん~偉い偉い」ヒョコ 京太郎「あれ、郁乃さんじゃないですか」 郁乃「せやで~郁乃お姉さんやで~」 郁乃「社会ならお姉さんが教えてあげよか~?」 京太郎「えー、大丈夫なんですかー?」 郁乃「あ~今私のことバカにしたやろ~!これでも元高校教師だったんやで~!」ブーブー 京太郎「わかってますよ、始めましょうか」 郁乃「まずはこれ観よな~」ドサッ 京太郎「このDVDは?」 郁乃「これはちょうど京太郎くんの範囲にある人種差別問題の教材用DVDなんやで~」 郁乃「結構エグいもんばっかやけど~頑張ってな~」 2時間後 京太郎「差別はダメだ差別はダメだ差別はダメだ差別はダメだ差別はダメだ」 郁乃「やっぱり刺激的すぎたかな~」 【6月第1週平日】終 【6月第1週 休日】 京太郎「朝だー!」 京太郎「何をしようかな」 京太郎「勉強をしよう!」 京太郎「数学をやろう!」 京太郎「そうと決まれば、数学だけが得意な照のところに行こう!」 照「悪かったね、数学だけ得意で」プイー 京太郎「なんで照がここに!?」 照「京が勉強で困ってるかもって思ってきたらこのざまですよ」 京太郎「いや、そんなつもりは…」 照「で、数学だけが得意な私に教えてほしいの?」 京太郎「是非お願いします!」 照「じゃあ勉強中は私を京の膝の上に座らせること、いい?」 京太郎「いいよ、そのくらい」 照「それじゃあ」ポン 京太郎「…」 照「…」 照「なんだか、恥ずかしいね」 京太郎「さっさと始めようぜ」 京太郎「昼はなにをしようかな」 京太郎「そういえば二条の試合が昼からか、どうしよう」 京太郎「二条の試合を見に行こう」 京太郎「勉強は……なんとかなる…はず」 京太郎「三箇牧のグラウンドでやってるらしいな」 【三箇牧高校】 京太郎「練習試合って聞いてたけど、案外人集まってるんだな」 怜「そりゃあそうや、何てったってこれは三千戦なんやからな」 京太郎「怜さんいたんですか!」 怜「なんや、酷いなあ。病弱少女が1人でここにいるっちゅうんに」 京太郎「どうせ竜華さんもいるんでしょう。それで、三千戦って?」 怜「三箇牧と千里山は仲が良くってな、度々こんな風に試合するんよ」 怜「お、そろそろ始まるで」 実況「さあ始まりました!毎年恒例の三千戦!」 実況「まずは三箇牧ナインのご紹介!」 実況「先発ピッチャー荒川憩!」 京太郎「憩さん!?」 怜「それだけやないで」 怜「1番は宮永さん、4番は三尋木ちゃん、6番はエイちゃん」 京太郎「なんでそんなに麻雀部員が!?」 郁乃「なんでも、ソフトボール部員が4人と監督まで事故に遭って出られなくなったんやて~」 京太郎「郁乃さんは観戦ですか」 郁乃「お、今度は千里山の紹介やで~」 実況「麻雀部のエースにして、学校一の体育会系!江口セーラ!」 実況「お次は、麻雀部主将!清水谷竜華!」 実況「そしてこれまた麻雀部からの刺客!二条泉!」 実況「間も無く試合開始です!」 京太郎「誰かと話して来ようかな」 京太郎「解説の怜プロはこの試合をどう見ますか?」 怜「そうですね、『迫り来る怒涛の火力』の三尋木選手と江口選手の打ち合いになりそうですね」 怜「私個人としましては三箇牧のエース荒川選手に注目しています」 京太郎「そうですか、試合が実に楽しみです」 怜「なあ、私も乗っといてあれやけど…」 京太郎「はい?」 怜「なんやこれ」 京太郎「でっすよねー」 【1回裏 三箇牧の攻撃】2アウト 1塁 咏「さぁて、私の出番だねぃ」 竜華「さっさと終わらせるでー!」 京太郎「頑張れー!清水谷さーん!」 竜華「おー須賀君おるんかー」 竜華「やる気出てきたわ!」 竜華「よっし!」ビュン 咏「そんな球!ホームラン一直線だぜぃ!」カキン 咏「あ」 セーラ「キャッチャーフライガキタデー」ポスッ アウトー 【4回表 千里山の攻撃】 千里山 0-0 三箇牧 1アウト 1塁・2塁 泉(これがチャンス!) 泉(須賀君も見に来てくれてる!) 泉(打っていきます!) 憩(最近出番ない気がする…) ストラーイク! 憩「これで、2ストライク」 憩「次で、終わりや!」 泉(2連続空振り…) 泉(やっぱり私じゃヒーローにはなれないんですか…) 京太郎「諦めるな!」 京太郎「諦めるなよ、二条!」 京太郎「頑張れ!俺が教えたことを思い出せ!」 泉(須賀君……)グッ 泉(私は!) 憩「これで、アウトや!」 泉「もう負けません!」ブンッ カキーン 実況「おおっと、打球がスタンドに伸びていくー!」 実況「そして、3ランホームラン!」 泉(やりましたよ、須賀君) 憩「そ、そんな…嘘やろ…」 【7回裏 三箇牧の攻撃】 千里山 3-1 三箇牧 2アウト 3塁 実況「さて、三千戦もいよいよ佳境!」 実況「三箇牧が1点を返した後のこの打席に立つのは!」 実況「エイスリン・ウィッシュアート選手だ!」 エイスリン「ヨロシク、デス」 竜華(アカンなあ、このままだと逆転されるわ) 竜華(でも、このくらいの方が面白いわ!) 京太郎「エイスリンさん頑張れー!」 エイスリン「スガクン、ワタシ、ガンバル!ウン!」 竜華(今度は応援してくれないんやな、こうなったら) 竜華「とっておき!ドラゴンナックルや!」 ジュゥゥゥゥゥン エイスリン「エイ!」 ストラーイク! エイスリン「アレ?」 竜華「さすがにドラゴンナックルは打てへんようやな!」 竜華「まだまだ行くでー!」 ストラーイク ストラーイク バッターアウト 【9回表 千里山の攻撃】 千里山 4-2 三箇牧 0アウト 1・2・3塁 実況「とうとう9回、3人のランナーを残して荒川選手が降板しました」 実況「そして次の打者は」 実況「先ほど3ランホームランを放った二条泉選手だ!」 実況「そして迎え撃つは宮永照選手!投球練習では普通のピッチャーに思えましたがその力量やいかに!」 泉(私はもう、大丈夫です!) 照(肩慣らしはあれで十分、やってやろう)ギュル 泉(ここで私が打てば、チームは逃げ切れる、勝てる!) 泉(気張っていきますよ!) 照(そういえばあの子、京と仲良かったな……よし) 照「まずは、1ストライク!」ギュルルル バシーン! ストラーイク! 泉(なんですか、今の球!ジャイロボールどころじゃないじゃないですか!) 照「まだまだ、だ!」ギュルルルル バシューーーーン ズバァーーーン ストラーイク 実況「宮永のジャイロボールが刺さる!ただいまの球速は!200km/hでした!」 実況「何という豪速球!これで千里山の猛攻も止まるか!?」 照「次で、キメる!」ビギィィィィィン 泉「ひっ!」ゾクゾク 泉(アカン…このままじゃ、また前に逆戻りやないですか) 泉(もう嫌だって思ったのに…) 京太郎「二条!お前ならできる!200km/hがなんだ!」 京太郎「お前はたった1日で150km/hまで打てるようになったんだ!このくらい打てなくてどうする!」 京太郎「俺の友達なら!頑張れ!」 照(そう言われると、やる気が無くなるじゃないか) 泉(そう、ですよね、友達、ですからね!) 泉「宮永さん!私はあなたに勝ちます!」 照「どっちにしろ、これでキマるさ」 照「いけっ!」ギュルルルルルル カキーン 照「なっ!?」 実況「おーっと、二条選手打ったー!が、ファールです」 泉(確かに、もう見えてきましたよ) 照(この子、私の球を打てたのか……) 照(ふむ、面白い) 照「いいだろう!この宮永照全身全霊をもって!お前を抑える!」 照「喰らえ!」ギュルルルルルルル 泉「うおおおお!」 カキーン 実況「二条の打球はまたもやスタンドへ飛んでいくゥ!」 実況「そして!満塁ホームランだああああ!」 オオオオオオオオオ!!!!! 泉「やっぱり……できましたよ、須賀君」グスッ 【9回裏 三箇牧の攻撃】 千里山 8-5 三箇牧 2アウト 満塁 実況「裏に入り、三箇牧の逆転劇が開始しました」 実況「現在、千里山のマウンドに立つのは江口選手」 実況「そして、バッターボックスに立つのは現在無安打の三尋木選手!」 実況「逆転サヨナラ満塁ホームランなるか!」 実況「それとも今年の三千戦、最後の打席となるか!?」 セーラ「よーし!ちゃっちゃと終わらせるでー!」ビュン! 咏「くっ」スカッ ストラーイク! 咏「うええ…調子わっりぃーな…」 京太郎(咏、調子悪そうだな、応援するか!) 京太郎「咏ー!燃えろー!焼き尽くせー!」 セーラ「あんの金髪、どっちの味方やねん」 咏(今頃応援し始めるって、結構意地悪だねぃ) 咏(でも、応援されたら、頑張りたくなるよねぃ、知らんけど) セーラ「ほな、いくでー!」ビュン! 咏「てりゃっ!」 カキーン 実況「三尋木の打球はきれいなアーチを描いていく!そして!スタンドイィィィィン!」 実況「決まったあああああ!逆転サヨナラ満塁ホームランだああああ!」 ゲームセット! 千里山 8-9 三箇牧 京太郎「ゲームセットか、白熱したいい試合だったな」
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765 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2012/09/30(日) 04 59 55.60 ID 3XVD5SURo 【塞ちゃんが京太郎を一日監禁】 塞「あっ、京太郎君、起きてたんだ」 塞「側にいられなくてごめんね。朝ごはん作ってたから……」 塞「おはよう。よく眠れた?」 京太郎「……おかげさまで」 京太郎「手錠がなければもうちょっと安眠出来たと思うんですけど」 塞先輩の手作り弁当を食べたら、強烈な睡魔に襲われて。 目が覚めたら拘束されてました。 塞「あー……、ごめんね、痛かった?」 塞「手錠の内側にクッションとか入れたらちょっとはマシになるかなぁ……」 塞「後で買い出しに行くから、その時に探してみるよ」 塞先輩の、あまりにもいつも通りな様子が、逆に空恐ろしい。 塞「他に何か欲しい物はある?」 京太郎「……自由」 塞「ふふっ、哲学的だね、京太郎君」 京太郎「いやいやいやいや、欲しいのは肉体的自由ですから」 塞「んー、とりあえずご飯にしよっか」 京太郎「聞いちゃいねぇ!」 774 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2012/09/30(日) 19 37 37.72 ID 3XVD5SURo 塞「多めに作ったから、たくさん食べてー」 京太郎「どうやって食べれば……」 塞「心配しなくても、ちゃんと食べさせてあげるよ」 塞「あっ、口移しの方が良い?」 テレ 京太郎「……ノーマルコースでお願いします」 塞「そ、そうだよね。まだそういうのは早いよね」 京太郎(まだ……?) 塞「美味しい?」 京太郎「あ、はい」 京太郎「やっぱ先輩って料理上手いですよね」 塞「あはは……、ありがと」 京太郎「ごちそうさまでした」 塞「はい、お粗末様」 京太郎「で、そろそろ手錠外してくださいよ」 塞「あっ、うん、そろそろ行かないと部活遅れちゃうもんね」 ガチャガチャ 塞「はい、外れたよ」 京太郎「ありがとうございます……って」 京太郎「そこは外しちゃ駄目でしょ!?」 塞「えっ」 778 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2012/09/30(日) 20 21 49.68 ID 3XVD5SURo 塞「そっちが外してって言ったんじゃない」 京太郎「もっと自分を強く持ちましょうよ」 塞「だって、京太郎君に嫌われたくないし……」 京太郎「じゃあ最初から手錠もやめてください!」 塞「……あ、もしかして手錠嫌いだった?」 京太郎「好きなヤツなんているんですか」 塞「……」 ポッ 京太郎「あ、いるんだー……」 塞「でも困ったな、手錠が駄目となると……縄とか……?」 京太郎「どうしてまた拘束するつもりなんですか」
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京太郎(牌に愛された奴らってのがいるらしい) 京太郎(咲とかもそいつらの一部とかなんだとか) 京太郎(……) 京太郎(俺も牌に愛されたい) ―部室― ガチャッ 京太郎「ちーっす」 シーン 京太郎「……ありゃ」 京太郎(誰もいないのか……皆遅いのかな) スタスタ ガタ、ストン 京太郎「ふー……」 京太郎「……」 京太郎(皆が来るまで暇だな……) 京太郎「……」 京太郎「……」チラッ 牌「……」 京太郎「……」 京太郎(……“牌に愛された奴ら”……か) 京太郎(俺もそんな星の下に生まれたかったな……) 京太郎(……) 牌「……」 京太郎(……ん) 京太郎(待てよ……) 京太郎(確かに、牌は俺を愛してないみたいだけど) 京太郎(俺が牌を愛したことがあったか?) 京太郎(いや、無い) 牌「……」 京太郎(……そうだよ) 京太郎(自分の事を愛してくれない奴を、愛せはしないんだ) 京太郎「……そうか」 京太郎「俺が……牌を愛すればいいんだ」 京太郎「……」 牌「……」 京太郎「……こんにちわ」 牌「……」 京太郎「……いい天気だな」 牌「……」 京太郎「…………突然だけど」 牌「……」 京太郎「……好き、です」 牌「……」 京太郎「ずっと、好きでした」 京太郎「第一印象から決めてました」 京太郎「フォーリンラブというヤツです」 京太郎「オナシャス」 牌「……」 京太郎「……へへっ、照れるな」 牌「……」 京太郎「でも……本当の事だから」 牌「……」 京太郎「なんだよ……なになに、何か言えよ~」ツンツン 牌「……」 京太郎「ははっ、お堅いヤツだぜ」 牌「……」 京太郎「……ふっ、もう半荘ってとこか」 ―部室外― 咲「……」 和「あ、咲さんいらしてたんですか」 咲「和ちゃん、帰ろう」 和「えっ」 咲「帰ろう、今日の所は帰ろう」 ―次の日― ガチャ 京太郎「ちーっす」 シーン 京太郎「……」 スタスタ ガタ ストン 京太郎「はぁ……また今日も」 京太郎「俺とお前だけか」 牌「……」 京太郎「……」 牌「……」 京太郎「……ふたりきり、だな」 牌「……」 京太郎「……」 京太郎「……お前って、綺麗だよな」 牌「……」 京太郎「嘘じゃねえよ?嘘じゃねーって」 牌「……」 京太郎「……なんていうか、すげえ、白いし」 牌「……」 京太郎「丸っこくて、可愛いし」 牌「……」 京太郎「竹みたいに、しなやかで」 牌「……」 京太郎「鳥っぽいし……」 牌「……」 京太郎「東西南北揃ってるし……」 京太郎「最強、じゃん」 牌「……」 京太郎「……なあ」 京太郎「…………触っても……いいか?」 牌「……」 京太郎「……いいん……だな……?」 京太郎「……」ゴク 京太郎「さわ……る、ぞ」 ソッ 牌「……」 京太郎「……っ」 サワッ 京太郎「……」 牌「……」 京太郎「……すべすべ、してる」 京太郎「……」サワ 牌「……」 京太郎「……っふ……ん」サワワ 牌「……」 京太郎「……」サワサワ 牌「……」 京太郎「……」ピタ 牌「……」 京太郎「や、わりぃわりぃ……つい熱中しちまったよ」 牌「……」 京太郎「……いつも、乱暴に触れてただけだったけど……」 京太郎「お前を想って触れたら……」 ニコッ…… 京太郎「こんなにも……愛おしいもの、なんだな」 牌「……」 京太郎「……はは、悪かったよ悪かったって」 牌「……」 京太郎「……少しずつ」 京太郎「少しずつ……近づいていけばいいから」 京太郎「今日は……ここまで、な」 牌「……」 京太郎「……なんだよ、何か言えよ~」ツンツン ―部室外― 和「……」 優希「お?のどちゃんどうした?入らんのかー?」 和「優希」 優希「ん?」 和「帰りましょう」 優希「え?」 和「疲れてるのは彼じゃなく私なんでしょうか……いえ、帰りましょう」 ―次の日― ガチャッ 京太郎「ちわす」 シーン 京太郎「また皆いないのか」 京太郎「……まあ」 スタスタ ガタッ ストン 京太郎「そっちの方が……好都合とか思ってたり……する?」 牌「……」 京太郎「……ちぇっ、無反応なヤツー」 京太郎「…………ま、そこが……可愛いんだけどな」 牌「……」 京太郎「……ふふっ」 京太郎「しっかし、今日もあっついなぁー」 京太郎「服が汗びっしょりだぜ」パタパタ 牌「……」 京太郎「……」 京太郎「……あ」 京太郎「…………もしかして、今」 京太郎「俺のYシャツのはだけた所、じっとみてたろ」 牌「……」 京太郎「え、何」 京太郎「もしかしてお前って、むっつりさんなワケ?」 牌「……」 京太郎「おいおーい、だんまりかー?」 京太郎「いやーん、牌ちゃんのスッケベー」 牌「……」 京太郎「ははははっ、冗談だって!悪かったよ、そんな怒るなよ」 牌「……」 京太郎「だから悪かったって言ってるだろー」 牌「……」 京太郎「……えい」ツン 牌「……」 京太郎「……何か言えよ」 牌「……」 京太郎「……もしかして、本当に怒った?」 京太郎「…………ごめん、な」 牌「……」 京太郎「……つい、さ」 京太郎「好きなヤツには……ちょっかいだしたくなるんだよ」 京太郎「……お前の事、本当……好きなんだ」 牌「……」 京太郎「……」 ソッ… ギュッ 牌「……」 京太郎「ふふ……冷たいヤツだな……」 京太郎「ま……でも、丁度いいのかもな」 牌「……」 京太郎「この俺の……すげえ、熱い想いと」 京太郎「お前の冷たさで……きっと、丁度いいんだよ」 京太郎「二人で、一つなんだ……俺達」 ―部室外― 優希「……」 まこ「お?なんじゃそんなところで」 優希「先輩、帰ろう。帰りましょう、本当、冗談抜きにして」 まこ「どうしたんじゃ、ってか口調おかしい」 ―次の日― ガチャッ 京太郎「おーっすっす」 シーン 京太郎「……おはよ」 スタスタ ガタッ ストン 京太郎「寂しかったか?」 牌「……」 京太郎「……素直じゃないヤツだな」 京太郎「……」 京太郎「俺は……寂しかったよ」 京太郎「お前に…………会えなくて」 京太郎「………………寂し、かった」 牌「……」 京太郎「……」 牌「……」 京太郎「……なぁ」 牌「……」 京太郎「あのさ……」 牌「……」 京太郎「お前、お前ってさ……」 京太郎「他に……好きなヤツとか、いるのか……?」 牌「……」 京太郎「やっ、あの、違うんだ、なんていうか、その、さ!」 京太郎「……なんていうか」 京太郎「…………お前、結構、素っ気無いっていうか」 京太郎「なんていうか……無機質っていうかさ……もしかして……」 京太郎「……俺の他に……好きなヤツがいるから……そんな態度、なのかな、とか、思ったり、したワケ、です。はい」 牌「……」 京太郎「……そ、そうなの、か?」 牌「……」 京太郎「……な、なぁ、なんとか言ってくれよ」 京太郎「不安になるじゃんか……」 牌「……」 京太郎「……っ!」 京太郎「何とか言えよぉっ!」ガシャーン!! 牌「……」ガラガラ 京太郎「お前がそんな……思わせぶりな態度じゃ……」 京太郎「もう……俺……!」 京太郎「もっと……もっと、お前の事、好きに……なっちまうよ……!!」フルフル 京太郎「迷惑なら!迷惑だってハッキリ――……!!」 京太郎「……――え?」 牌[中] 京太郎「……」 京太郎「……この牌……」 京太郎「……え?」 京太郎「中…………って」 京太郎「……」 京太郎「えぇ~~~~~っ!!!?」 牌 [中] 京太郎「ちゅう、ちゅうって」 京太郎「俺と!?お前がか!!?」 牌 [中] 京太郎「い、いやいや!!いやいや!!嫌なわけないし!!!!」 京太郎「で、でもっ!!でもでも!……」 京太郎「………………俺、で……いい、のか……?」 牌 [中] 京太郎「わ、わかってるよぉっ!そんな急かすな!」 京太郎「お、お、俺……初めて、なんだからな?」 牌 [中] 京太郎「わかってるってば!!」 スッ 京太郎「……い、いきます……よ?」 牌 [中] 京太郎「……っ」 京太郎「あ、あの、さ」 牌 [中] 京太郎「……キスの前に……コレだけ、言わせてくれ……」 京太郎「……………………大好き」 チュッ 京太郎「……――ん……!」チュゥッ 牌「……」 京太郎「……んはっ……んぅ」チュッ 牌「……」 京太郎「……っは、駄目、止まらな……んぷ」チュパァ 牌「……」 京太郎「牌……んぅ、んぴゅ、牌っ……ぷふ」チュポ 牌「……」 京太郎「んっ、んっ、んっ……」キュポキュポ 牌「……」 京太郎「ん――…………っは」キュポキュポ ポン 牌「……」 京太郎「はぁ……はぁ……」 牌「……」 京太郎「……ごめん……なんか、好きすぎて……わからなく、なっちまった」 牌「……」 京太郎「……」モジモジ 牌「……」 京太郎「……しちゃっ……た……な」 牌「……」 京太郎「……」 牌「……」 京太郎「…………しばらくは」 京太郎「しばらくは……自分に歯止め効かなくなりそうだから……おあずけ、な」 ―部室外― まこ「……」 久「あら?どしたのまこ」 まこ「帰ろう、きっとアンタがこき使いすぎたせいじゃ」 久「えっ?な、何が?え?」 ―別の日― ガチャ 京太郎「……」 スタスタ ガタ 京太郎「ふう……びしょ濡れになっちまった」 牌「……」 京太郎「すげえ雨だよ……こんな時間なのにまるで夜だ」 牌「……」 京太郎「っくし!……あー……ん?」 牌「……」 京太郎「あはは、大丈夫だっての。この俺にかかれば風邪なんて」 京太郎「っくし!!」 牌「……」 京太郎「わかったよ……ちゃんと体拭くっての」 ゴソゴソ 牌「……」 京太郎「っと……ん?」 牌「……」 京太郎「……別にいいだろ、脱がなきゃ体拭けないし」 牌「……」 京太郎「へーへー、私がわるうござんすよー」 牌「……」 京太郎「……」ゴソ 京太郎「……」 京太郎「……何」 牌「……」 京太郎「…………何、見てんだよ」 牌「……」 京太郎「……お前、ほんとにスケベな」 牌「……」 京太郎「いや、だって実際そうじゃん!この前もさ!」 牌「……」 京太郎「俺は別に誘ってねえよ!なんだよその目!」 牌「……」 京太郎「なんだってのその冷たい態度は!っていうか」 京太郎「そうやって色目で俺を見てきて……誘ってるのはお前のほうだろ!!!」 牌「……」 京太郎「まーた御得意のだんまりですか!」 京太郎「そうやっていつもいつも――……!」スタスタ ガタッ 京太郎「わっ!?」 ガシャーン パラパラ…… 京太郎「いてて……」 京太郎「すまん、置いたバッグに躓いて――……」 京太郎「!!」 牌「……」 京太郎「……」 牌「……」 京太郎「……わ、悪い」 牌「……」 京太郎「すぐ、どく」 牌「……」 京太郎「…………ごめん」 京太郎「体………………動かせないや」 京太郎「………………――お前から…………目が、離せない」 京太郎「……」 牌「……」 京太郎「……お前」 牌「……」 京太郎「……やっぱり、肌……凄く」 京太郎「………………白い」 牌「……」 京太郎「……」 ガバァッ!!!! 京太郎「牌ぃ!!!!」 牌「」 ゴソゴソ 京太郎「牌ぃ、牌ぃっ」ハァハァ 牌「」 京太郎「ごめ、も、止まらない……!」 京太郎「気持ちっ」 京太郎「抑えらんな……っ!!」 牌「」 京太郎「はぁっ、んちゅっ」 京太郎「んはぁっ」 京太郎「牌っ、牌っ」 牌「」 京太郎「な、いいだろ?いいだろ?なぁっ」 京太郎「いいだろ!?な!?」 牌「」 京太郎「んちゅっ!!」 京太郎「ぷはっ!!!!はぁっ!はぁっ!」 京太郎「お前の、真っ白で……綺麗だ……!!」 牌「」 京太郎「う、くっ……!」 京太郎「も、駄目」 京太郎「もう、抑えられねえっ!!」 ボロン 京太郎「ふーっ……!ふーっ……! 京太郎「お前を…………抱く……!」 牌「」 京太郎「へ……へへっ……!」 京太郎「こんな時までだんまりかよ……!お得意のよぉ!」 ゴソッ 京太郎「ほら!お前がそんなだから……!こんな事になってんだ!!」 京太郎「何か言わねぇのかよ!!」 京太郎「“嫌だ”とか“やめて”とか!!」 牌「」 グイッ 京太郎「“離せ”とか!“死ね”とか!!!」 グイッ 京太郎「“お前の事なんて、好きじゃなかった”とか!!」 グイッ! 京太郎「“今までのは遊びだった”とか!!」 グイッ!! グイッ!! 京太郎「“京太郎の事なんか”……!オレの事なんか……っ!!」 グイッ!! ピタ…… 京太郎「……“嫌い”……とか……!」ポロポロ 牌「……」 京太郎「言え……よ……!!」ポロポロ 京太郎「ひぐっ……!!ぐすっ……!!」 京太郎「オレを……オレを……!!」 京太郎「愛して、くれないならっ!!!!」 京太郎「嫌いだって!!!!言っでぐれよぉ!!!!!!!!!」 グイッ グイッ 京太郎「ぐぞぉっ!!ぐぞぉっ!!!」 京太郎「ぐぞぉっっ!!!!入らねぇっ!!!!!!」 牌「……」 京太郎「お前は!!」 京太郎「お前はオレの事なんか!!!!!」 グイッ パタン 京太郎「愛して――……」ピタ 牌「……」 京太郎「………………――え?」 牌 [萬子] 京太郎「……」 牌 [萬子] 京太郎「……おま、え」 牌 [萬子] 京太郎「……」 牌 [萬子] 京太郎「……」 京太郎「自分から……見せるって」 京太郎「そんな大事な所見せるって……ことは」 京太郎「……」 京太郎「…………いい、のか?」 牌 [萬子] 京太郎「……牌!!」 グニュッ!!! 京太郎「うっ……!!」 牌 [萬子] 京太郎「うっ、くっ!!あぁっ……!いいっ……!!」グイッ グイッ!! 牌 [萬子] ―部室外― スタスタ 久「だからー、なんなのよー」 咲「ですから!部室はなんというか駄目なんです!」 和「多分須賀君、今日も部室にいます!!」 久「須賀君が部室に居たっていいじゃない。みんないじわるねぇ」 優希「そういう問題じゃないんだじぇ!!」 まこ「とにかく悪い事は言わん!!今日はわしらだけでわしん家で部活を!!」 久「だーめだってば。理由も教えてくれないし」 久「それにこの雨じゃまこの家まで行くので疲れちゃうわよ」 まこ「それは、そうじゃがっ」 久「もう、皆変よ?気持ちをビシっと入れ替えて部活するわよ!」 ザッ 久「さあ、着いt」 ギュッ ギュッ ギュッ!! 京太郎「あああああ――――っ!!!!!!!!」 ヘコヘコヘコヘコヘコヘコヘコ 京太郎「いっ……いいっ……!!!!」 京太郎「いいよぉ!!!気持ちっ!!!!!」 京太郎「気持ちいいっ……!!!!牌っ!!!!!!」 京太郎「 愛 じ で る ッ ッ ッ !!!!!!!」 久「 」 咲「 」 和「 」 優希「 」 まこ「 」 京太郎「はぁっ!はぁっ!」 牌「」 京太郎「お前の、肌っ!!!」 京太郎「眼差しっ!!匂いっ!!」 京太郎「全部、全部っ!!」 牌「」 京太郎「万子も……!!!!索子もっ!!!!」 京太郎「筒子も!!東西南北白發中も!!!!!!」 牌「」 京太郎「全部!!!全部!!!」 京太郎「全部全部っ!!!!あぐっ!!!!」 京太郎「全部!!!!!愛おしい!!!!!!」 牌「」 京太郎「あひぃっ!!!!!!めくれるッッ!!!!!!」 京太郎「牌!!!!!……うっっ!!!!!」 京太郎「イグッ!!!!イグゥッ!!!!!!」 京太郎「牌ィ!!!!!!出すぞっ!!!!!!!」 牌「」 京太郎「牌!!!!!」 ドポォォォ!!!!!!! 京太郎「愛してるぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぁアァァァアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!」 ボピュゥゥッ!!!!ピュパァァァッ!!!! 京太郎「アァァァアアアア」 牌「 」 久「」 咲「」 和「」 優希「」 まこ「」 ビュルゥッ ピュフッ ピチュッ…… 京太郎「オォォアアアアアアア」 京太郎「オアアアアアアアアアアア」 京太郎「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!」 ガシッ!!!! 京太郎「こんなんでッッ!!!!!!!!!!!!」 ガッッッッシャアアアアアアアアアアアン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 京太郎「麻雀が上手ぐなるがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!」ゴッシャアアアアアアン!!!!!!!! 久「ちょちょっ!!!!須賀くん!!!!!」 京太郎「ボゲがあぁぁぁああああ!!!!!!!!!!!!」ガッシャアアン!!!!! まこ「お、落ち着け!!落ち着くんじゃ!!!!!」 京太郎「ごんなもんっっ!!!!!!!!!!!」ガシィ!!!!! 咲「あぁっ!!!!!雀卓が!!!!」 京太郎「ベランダに"っっっっ!!!!!!!!!!!!!!」 ゴシャアアアアアアアアアアアン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 京太郎「こうじゃああああああい!!!!!!!!!!!!!!!!!」 和「きゃあああああ!!!!!」 久「なんて事を!!!!」 京太郎「やあああああああ!!!!!!!!!!」ガシィィィッ!!!!!! 優希「ロッカーが!!!!」 京太郎「全部!!!!!!!全部!!!!!!!!!!!!」ブォン!!!!!!!! 京太郎「ごうじゃボゲエエエエエエエエエエエエ!!!!!!!!!!!!!」ガッシャアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!!!!!!!! 咲「あぁっ!!染谷先輩が巻き添えに!!!!!!」 和「落ち着いて下さい!!須賀君!!落ち着いて!!!!」 京太郎「死ね糞があァアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!」 優希「京太郎!!お願い!!落ち着いて京太郎!!!!」 京太郎「うあぁぁっ!!!!!!うぁああああアアアアアアアアアアアアアアアアああああ!!!!!」 咲「京ちゃん!!京ちゃぁん!!!!!」 ピタ 久「……え?」 咲「……きょ、京、ちゃん?」 京太郎「……」 京太郎「……呼んでる」 咲「え?」 京太郎「…………呼んでる」 京太郎「牌が……俺の、名前……呼んでる」 バッ!!!!! 和「あっ!!!?」 優希「京太郎!!!?」 京太郎「牌ぃ!!!!!牌――――!!!!!」タッタッタ 久「須賀君!!!?」 咲「京ちゃん!!!?京ちゃ――ん!!!!!!」 タッタッタ…… ッタ…… … ・ ザァァァァ…… 和「……」 優希「ひぐっ……!!ぐすっ……」 久「……行っちゃった……わね……」 咲「…………京、ちゃん……」 ザァァァァァァ…… タッタッタ… 京太郎「はぁっ……はぁっ……!!」 京太郎「頑張っちゃったっ」 京太郎「頑張ったわれわれっ」 京太郎「東西南北っ」 京太郎「ワ――――イ!!!ワ―――――イ!!!!!!」 タッタッタ…… …… … 壊れたベランダから飛び出して 全裸で雨の中を走って それから、京ちゃんはもう……帰ってこなかった ………… …… … ・ スタスタ…… ピタ… 咲「ふう……」 ヒュゥゥ…… 咲「……」 和「咲さん?」 咲「あ、和ちゃん」 和「大丈夫ですか?早く部室に行きましょう」 咲「うん」 咲「……」 でも、きっと京ちゃんは帰って来る あの日、あの時……牌と過ごした日々は 京ちゃんの中で、偽りでもなんでもなく……存在していると思うから ビュゥゥゥ… 咲「……」 ――――冬が来る 和「咲さん!」 咲「あ、ごめんっ、すぐ行く!」 咲「……」 タッ 咲「待ってー」タッタッタ ――――――全裸の京ちゃんが、凍えないといいのだけれど カン
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http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1361285699/ 咲「ちょっと、気持ち悪いよ京ちゃん」 優希「荷物持ち過ぎて頭がイかれたのか?」 久「もう少し気を付けた方がいいわよ、須賀くん」 和「今はそんな一言でも犯罪になりますからね」 まこ「世知辛い世の中じゃのぉ」 … …… 塞「ふぅ~」ザパー エイスリン「……」ゴシゴシ 豊音「この広い大浴場も、もうすぐ使えなくなるんだよねー」 胡桃「私は地元の温泉の方が好き」 白望「あー」 白望「ダ……」 白望「……」 塞「ふふ、お風呂ではダルいって言わないんだ?」 豊音「すごく気持ちいいもんねー」 エイスリン「……」ゴシゴシ 白望「……エイスリンも早く入れば」 豊音「ちょーいい湯だよー」 エイスリン「……」ゴシゴシ 塞「エイスリン?」 エイスリン「ア……」 エイスリン「ナ、ナニ?」 胡桃「どうしたの、エイスリン」 塞「さっきから体ずっと洗ってるし……」 塞「って」 塞「赤くなってるじゃない!」 塞「ダメよ、こんなに擦っちゃ!」 塞「せっかく綺麗な肌してるのに……」 胡桃「今日のエイスリン、何か変だよ」 白望「……」 胡桃「膝にも乗せてくれないし!」プスコ エイスリン「ゴ、ゴメン……」 胡桃「いや、怒ってるワケじゃないんだけど…」 豊音「私達とも少し距離置いて歩いてた気がするし…」 豊音「も、もしかした私が何かしたとか?」 塞「……」 塞「エイスリン……やっぱり私達が何か」 白望「……」ジー エイスリン「チ、チガウ!」 エイスリン「トヨネタチハ、ナニモ……」 エイスリン「……」 エイスリン「ふ、ふぇ……」ジワ 塞「え!?」 塞「ちょ、ちょっと!」 胡桃「あーあ、なーかした」 塞「え、えぇ!?」 塞「やっぱりそうなの!?」 塞「私が原因なの!?」 塞「ど、どーしよどーしよ」 豊音「う、うぇ…ふぇ」グス 胡桃「豊音、もらい泣きしてるし」 豊音「うわぁぁん、ごめんねぇぇえ!!!」 白望「……」ザバーン 塞「し、シロ?」 白望「どうしたの……」 エイスリン「ふぇっ……ひっく…」 白望「泣いてたらわかんない……」 塞「ちょっとシロ、そんな言い方…」 白望「誰かに殴られたの……」 エイスリン「チ、チガウ……」 豊音「ふぇぇぇえん!!!」 白望「何か悪口、言われたの……」 エイスリン「……」 胡桃「豊音うるさい!」 塞「ちょっと静かにしてて!!」 豊音「……ふ、ふぇ」グス 胡桃「……はーい」 白望「それで、悪口言われたの?」 エイスリン「……ぇ、エット……」 塞「まさか、誰に?」 エイスリン「チ、チガウ!」フルフル 白望「……」 塞「エイスリン……」 エイスリン「ワ、ワタシ……」 エイスリン「ヤッパリ……クサイノ?」 エイスリン「ク、クサイノカナ?」 エイスリン「っ……ひっく」グス 塞「……」 塞「だ、誰に言われたの……」プルプル 塞「一体誰がそんなこと!!!」 白望「塞」 白望「ちょっと落ち着いて」 塞「し、シロ…でも」 白望「エイスリン、誰かに臭いって言われたの?」 エイスリン「チ、チガウ…」 塞「はぁー……」 白望「じゃあなんて言われたの」 エイスリン「エット…」 豊音「エイスリンさんは臭くなんてないよー!!」ザパーン 胡桃「ちょっと豊音、まだ二人が話してるのに…」 豊音「むしろ、良い匂いがするよー!!」 エイスリン「!!」ビク 白望「……」 白望「ダルい……」 白望「……」 白望「エイスリン、良い匂いだね」 エイスリン「!!」ビク エイスリン「っ……ふぇ」グス 白望「バカだなぁ……」 白望「そんなことで悩んでたの……」 塞「えっ…どういう意味なの?」 胡桃「塞、鈍感ー」 胡桃「サエどん、カンー!」 塞「??」 塞「ちょ、ちょっと意味分からなくなるからふざけないで!」 塞「も、もしかして良い匂いって言われるのが嫌だったの?」 エイスリン「……」コク 豊音「ど、どうしてなのー?」 白望「……」 白望「はぁ……」ボリボリ 白望「……皮肉に聞こえるんでしょ」 塞「あっ…」 エイスリン「……」 エイスリン「ウン……」 白望「仕方ない……」 塞「し、仕方ないって…」 豊音「エイスリンさんは臭くなんてないよー!? 白望「そういう意味じゃ……」 白望「……」 白望「説明すんのダルい……」 胡桃「ちょっとシロ、説明端折らない!」 白望「……」 胡桃「でも、こういうことでしょ」 胡桃「エイスリンは出身国からしてそういう目で見られるのは仕方ないってコト!」 白望「……」 白望「ま、そんな感じ…」 エイスリン「ネットデシラベタ……」 塞「そんな……」 塞「……」 胡桃「あ、ちょっと待って!」 胡桃「結局エイスリンに良い匂いとか言った人は誰なの?」 白望「……」 エイスリン「エ、エット…」 エイスリン「ワカラナイ……オトコノヒト」 胡桃「男!」ピキーン 塞「大胆な人もいるもんだね……」 豊音「確か、2回戦が終わった頃からエイスリンさんが避け出したから……」 豊音「多分あの3校のどこかだよー!」 エイスリン「ソ、ソンナ…」 エイスリン「サガサナクテ、イイ」フルフル 胡桃「でも、3校の中に男なんて……」 塞「……居たわ」 胡桃「え!」 塞「清澄になんか居た気がする……うろおぼえだけど」 塞「会場出るとき、チラッと見たの」 塞「ズボン履いてたし男だったと思ったんだけど……」 胡桃「でも、ズボンの女子なんて」 豊音「たくさんいるよねー」 白望「(ダルい流れに……)」 エイスリン「サガサナクテイイ……」 豊音「ダメだよ!」 豊音「ちゃんと本当に良い匂いだったのかどうか聞かないと!!」 胡桃「豊音うるさい!」 豊音「ご、ごめんなさい…」 塞「……」 … …… 白望「本当に行くの……」 豊音「行くよー!」 塞「心配だから私も着いて行くね」 胡桃「お土産ヨロシク!」 塞「はいはい……エイスリンは?」 胡桃「トシさんのとこ。呼び出されてたみたい」 豊音「じゃ、行ってくるねー!」 塞「お菓子、少しだけしか買ってこないからね」 胡桃「わかってるわかってるー」 胡桃「じゃ、いってらっしゃい!」 ~清澄・風越宿泊部屋前~ 塞「近場で良かったね、一キロも歩いてない……」 塞「で」 塞「どうやって話かけるつもりなの、豊音」 豊音「……」 豊音「……」タラタラ 塞「やっぱり勢いできたんでしょう?」 塞「もう帰ろう、ね?」 豊音「で、でもー」 塞「ほら、お菓子買って帰りましょ」 「それでね、ハギヨシさん……俺は」 「それは……ですね」 塞「道退けなきゃ……」 京太郎「すいませーん」 ハギヨシ「道、開けて下さってありがとうございます」 塞「あっ、いえいえ……」 塞「(えっ、この男子…)」 豊音「ごめんねー」 塞「……」 塞「!」 塞「あの、すみません!」 京太郎「はい?」 ハギヨシ「どうかされましたか」 豊音「(お目当ての男子だったのかなー)」 塞「そ、そちらの方……」 京太郎「お、俺っすか」 塞「あの……」 塞「少し、お話し出来ますか?」 ハギヨシ「おや……」 ハギヨシ「京太郎君も隅に置けない」ニコ 京太郎「いやいや、そんなんじゃありませんって!」 ハギヨシ「では、私はこれで」ペコ ハギヨシ「清澄の方達には伝えておきますので、心配なさらず」 京太郎「逆に心配なんスけど……」 ハギヨシ「おや、そうでしたか」 … …… 京太郎「え、えーっと」 京太郎「あの、もしかして俺……なんかやらかしました?」 豊音「そうだよー!」 京太郎「!」ビク 京太郎「(デカいし怖いなこの人)」 豊音「君には私たちのエイ…」 塞「と、豊音!」 豊音「な、なに!?」 塞「ちょ、ちょっと待って……落ち着くから」 塞「すぅー…はぁ……」 塞「あの」 京太郎「は、はい……」 塞「ちょっと……ダルいって言って貰えませんか」ドキドキ 京太郎「は、はぁ?」 塞「お願いします!」 京太郎「えー……だ、ダルい?」 京太郎「これでいいですか」 塞「も、もうちょっと無気力な感じで」 豊音「……」ジー 塞「……」ジー 京太郎「……」 京太郎「ダルい……」 豊音「!!」 塞「!!」 … …… 京太郎「すいません、お待たせしました」 塞「す、すみません…わざわざ……」ドキドキ 豊音「ご、ごめんねー」ドキドキ 京太郎「いや、正直言ってやることも無かったんでありがたかったです」 塞「え、あの…大会には……」 京太郎「いや、俺は一年で雑用係なんで……」 塞「え、雑用係!?」 豊音「ひ、酷いよー、そんな係があるなんて…」 塞「いや、清澄は強いし……やっぱり強い所はそんな係があるのかも」 豊音「で、でもー」 京太郎「いや、清澄は今年初参加で部員もギリギリっすよ」 塞「え……」 京太郎「それで、まぁ自然に手の空いてる男子部員の俺が雑用係になるんですよね」 豊音「……」 塞「……」 京太郎「い、いやでも最近は結構充実してるんですよ!?」 京太郎「麻雀始めてネト麻で知り合った友達も増えたし!」 京太郎「あ、さっきあった人も実はネト麻で知り合ったんですよ!」 塞「……」 塞「な、なんかゴメンね」 豊音「ごめんねー……ぼっちは辛いよねー」 京太郎「!!」 塞「(ちょ、豊音!)」 京太郎「じ、実は外国人とも対局してるんですよ、俺!」 豊音「すごいねー!」 塞「ま、ウチにも1人居るけどね」 豊音「……」 塞「……ハッ!」 塞「(胡桃たちを驚かせようとすることで頭がいっぱいで忘れてた!)」 豊音「……」 豊音「(私、今言うねー)」 塞「……」 豊音「ねー、須賀くんー」 京太郎「はい」 豊音「実はねー」 豊音「君は私の友達を、もしかしたら」 豊音「すごーく、傷付けてるのかも知れないんだー」 京太郎「え!?」 京太郎「お、俺何時の間にそんな酷い事を!」 塞「ま、待って」 塞「まだそうと決まったワケじゃないんだ」 豊音「今日、外国人の女の子とすれ違ったりしたー?」 京太郎「……えーっと」 京太郎「あ、あぁ!」 京太郎「すれ違いましたすれ違いました!」 京太郎「覚えてます!」 豊音「その子に向けて何か言ったよねー」 京太郎「え……」 京太郎「……」 豊音「あれー?」 豊音「もしかして言ってないかなー」 京太郎「……」 京太郎「い、言いました……」 塞「……」ゴクリ 豊音「……何て言ったのー?」 京太郎「け、警察ですか」 豊音「……」 豊音「何て言ったのか聞きたいんだよー」 塞「豊音、詰め寄りすぎ」 豊音「わわ、ごめんねー」 京太郎「い、いえ……」 京太郎「……」 京太郎「……って……ました」 豊音「……」 豊音「も、もうちょっと大きな声でお願いー」 京太郎「すっげぇいい香りって言いました!!」 豊音「!!」 塞「……」 豊音「ホントにー?」 京太郎「は、はい」 豊音「それは、臭いって意味なのかなー」 京太郎「え、そんなワケないですよ」 塞「(良かった…)」 豊音「……」 京太郎「……」 豊音「よ、良かったよー!!」ダキ 京太郎「うわっ」 塞「豊音!?」 豊音「須賀くんはいい人で、やっぱりエイスリンさんはいい香りだったよー!!」 京太郎「ちょ、おもち!」 京太郎「おもちがダイレクトに顔面に!」 塞「……」 豊音「わわ」 豊音「ご、ごめんねー///」 京太郎「あ、ハイ!」 京太郎「全然大丈夫ですハイ!」 … …… 塞「須賀君、アレやって」 京太郎「……ダルい」 胡桃「!!」 胡桃「似てる……」 塞「でしょ!?」 胡桃「いや、そんな理由で連れて来たの!?」 塞「い、いやー、つい興奮して」 豊音「須賀くんは向こうじゃぼっちだから皆で遊んであげようよー!」 京太郎「……」 胡桃「でも、男子でしょ……」 胡桃「しかも変態」 豊音「へ、変態って酷いよー!」 胡桃「いや、初対面の子に良い匂いとか普通言わないでしょ…」 京太郎「……」 豊音「で、でもエイスリンさんは良い匂いなんだよー!」 胡桃「それとこれとはまた……」 胡桃「あ、シロ」 白望「何してるの……」 塞「シロ、ちょっと来て!」 白望「ダルい……」 塞「ちょっと、2人とも並んで」 白望「誰……」 京太郎「……」 塞「……」 胡桃「なんか、並んでみると……」 豊音「姉弟みたいだよー」 塞「パーマと女子制服があったら……」 京太郎「……」 白望「誰……」 エイスリン「ミンナ、ナニシテルノー?」トトト 京太郎「あっ」 エイスリン「アッ」 豊音「エイスリンさん!」 京太郎「あ、あの…俺のせいで」 京太郎「すいませんでした……色々気を使わせてしまったみたいで……」 エイスリン「ワ、ワザワザ…」 京太郎「えっ」 エイスリン「アヤマル、タメニ?」 京太郎「……」 塞「……」 豊音「……」 塞「(最初そういう理由で連れて来たんじゃなかったからなぁ)」 豊音「(塞は完全に忘れてたよねー)」 胡桃「ま、寒いし話は中に入ってから……」 京太郎「あ、ありがとうございます」 胡桃「ただし!」 京太郎「はい」 胡桃「おさわり厳禁!!」 京太郎「はい!」 白望「……」 エイスリン「……」 京太郎「改めて、すいませんでした」 胡桃「ホントだよ」 胡桃「君がおかしなセクハラ発言しなきゃこんなことになって無いんだから」 京太郎「……」 胡桃「猛省!」 京太郎「……本当にすいませんでした」 エイスリン「モ、モウイイデスヨ…」 胡桃「ダメだよエイスリン」 胡桃「とことんやらなきゃ、事件再発するよ」 豊音「こ、怖いよー」 白望「連れて来たの、豊音じゃん……」 塞「おっ、珍しくツッコミ」 白望「ダルい……」 ~20分後~ 胡桃「はい、正座やめていいよ」 京太郎「あぁぁぁぁ痺れたあぁ!!!」ビリビリ 胡桃「うるさい!」 京太郎「すいませんでした!」 豊音「リーチだよー」カチ 塞「うえ……」 白望「……」 エイスリン「エ、エット…」チラ 京太郎「うぉぉぉ……」 胡桃「唸り声上げない!」 京太郎「すいません……」 塞「んじゃ、終ーわり」 白望「……」ジャラジャラ 白望「ふー……」 豊音「やっと遊べるよー」 胡桃「はい、水」 京太郎「……」ゴクゴク 京太郎「水だ……」 エイスリン「ダイジョウブ?」 京太郎「あっ、ハイ!」 京太郎「ハイ!」 京太郎「すいませんでした!」 エイスリン「?」 塞「あ、ごめん」 胡桃「?」 塞「そういえばお菓子買ってくるの忘れてた…」 京太郎「あ、俺買ってきますよー」 豊音「そ、そんな悪いよー」 京太郎「いや全然、俺こういうの慣れてるんで!」 塞「……」 白望「……」 胡桃「……」 エイスリン「……」 豊音「わ、私も行くよー」 京太郎「え、全然いいですって!」 白望「せんべい……」 塞「なんでリクエストしてるのシロ!」 胡桃「お金渡しとくから、余ったら好きな物買っていいよ」 京太郎「え、本当ですか!?」 京太郎「ありがとうございます!!」 塞「……」 塞「(完全に調教されてる…)」 京太郎「じゃ、行ってきまーす」ガチャ エイスリン「……」 エイスリン「ワタシモイッテクル!」ガチャ 豊音「あ、それじゃ私もいくよー」 塞「大所帯でする買い物じゃないし、任せましょ……」 白望「……」 胡桃「……なんか今更罪悪感が」 豊音「ほら、胡桃ー」 豊音「私の言った通り須賀くんはいい子だったんだよー」 胡桃「ぬぬ」 白望「……匂いフェチ」 豊音「そ、それは仕方ないよ」 豊音「エイスリンさんは良い匂いなんだもん……」 塞「いつまで言ってるの……確かにいい香りだけど」 胡桃「あ、エイスリンのケータイ光ってる」 塞「そういえば、結構前にエイスリンもネト麻で仲いい子が出来たとか言ってたよね」 豊音「エイスリンさんと私が麻雀部に入って少し経ったころくらいに言ってたねー」 胡桃「あの1年生とネト麻の話してたの?」 豊音「そうだよー」 豊音「須賀くんは部活動にほとんど雑用でしか参加出来ないんだよー」 胡桃「清澄ってそういう所なんだ…」 白望「……」 豊音「で、でも代わりにネットにたくさんお友だちが居るんだよー」 塞「……」 白望「……」 胡桃「……」 胡桃「それにしても、エイスリン……」 胡桃「なんで着いていったんだろ」 豊音「エイスリンさんが行かなくても私が着いていってたよー」 塞「まぁ、流石に1人では行かせられないしね…」 白望「私は行かせてたかも……」 塞「そんなこと言って、どうせ誰も行かなかったら行くクセに」 白望「ダルい……」 胡桃「いや、そういう意味じゃなくて…」 胡桃「なんであんなに早く行動したのかなぁって」 塞「あぁ」 豊音「きっと良い匂いって言われて嬉しかったんだよー!」 胡桃「それは無い気がする」 塞「あー、ネト麻で仲良くなった子とダブるからじゃない?」 胡桃「?」 塞「雑用ばっかりで大変だってチャットで言ってたらしいし」 豊音「やっぱり他の高校はそんなトコばっかりなのかなー」 白望「知らない……」 胡桃「宮守が一番!」 豊音「その通りだよー!」 塞「ふふ」 白望「……」 Aislinn 『Japanese! Japanese!』 京太郎 『うっせえよキーウィ、英語が世界の共通語とかナチュラルに思ってんじゃねえよ』 Aislinn 『hmm…』 京太郎 『Fack you』 Aislinn 『oh』 Aislinn 『miss spell』 Aislinn 『Fuck you』 京太郎 『Fuck you』 Aislinn 『good!』 … …… 京太郎「いや、すいません俺の仕事なのに」 京太郎「あっ、今は仕事じゃなかったっスね」 エイスリン「キニシナイ!」 京太郎「はい!」 エイスリン「スガクン……ブカツ、ザツヨウデタイヘン?」 京太郎「あー……」 京太郎「俺、麻雀始めたの今年からだし」 京太郎「やっぱ、しょうがないってのはありますよ」 エイスリン「イッショ!」 京太郎「え?」 エイスリン「ワタシモ、ハントシマエニハジメタ!」 京太郎「え!それでインハイですか」 エイスリン「デモ、マケチャッタ…」 京太郎「……」 京太郎「いや、染谷先輩なら俺に任せて下さいよ!」 京太郎「俺、あと半年もしたらギッタギタにしてやるんで!」 エイスリン「?」 エイスリン「ギッタ…ギタ?」 京太郎「あ、えーと…」 京太郎「とりあえず、敵討ちしてやるってことですよ!」 エイスリン「!」 エイスリン「スガクン、ワタシノミカタ?」 京太郎「もちろんエイスリン先輩の味方ですよー、俺は可愛い女の子の味方なんで!」 エイスリン「ジャア…キヨスミハ、テキ?」 京太郎「うっ」 京太郎「い、いやーそれは…」 エイスリン「フフッ、ジョーダン!」 京太郎「な、なんだ…驚かせないで下さいよー」 エイスリン「ゴメンネ!」 胡桃「……」 胡桃「……」トトト 胡桃「……」ガチャ 胡桃「な、なんかいい雰囲気になってた!」 塞「わお」 豊音「す、すごいよー。大人の世界だよー」 白望「……どんな感じ」 塞「気になるんだ?」 白望「……」 白望「……それなりに」 塞「(シロが素直になった)」 胡桃「な、なんか……こう」サッサッ 豊音「……」 胡桃「……こんな感じ」サッサッ 白望「(……お遊戯会?)」 塞「……」 塞「ぷっ」 胡桃「笑わないそこ!」 京太郎「遅れてすいませんでした」ガチャ エイスリン「タダイマ!」 塞「……」 豊音「……」 白望「……」 胡桃「……」 シーン 京太郎「えっ、あの……」 京太郎「……」 京太郎「遅れてすいませんでしたァッ!!」 胡桃「いや、別に怒ってるワケじゃないよ」 塞「い、いやーなんか楽しそうな声が聞こえたから」 豊音「仲良くなって良かったよー」 エイスリン「アリガトウ、トヨネ!」 白望「……」 白望「せんべい……」 京太郎「あ、これです。どうぞ!」シュタ 白望「……」 京太郎「……」 京太郎「だ、ダメなやつでした?」 白望「ん……」 白望「ありがと……」ペリペリ 塞「……」 塞「(ね、今の照れてたの?)」 胡桃「(わ、わかんない…)」 エイスリン「!」 豊音「どうしたの、エイスリンさん」 エイスリン「トモダチニ、メッセージオクル!」 塞「ああ、さっき言ってた」 エイスリン「?」 胡桃「いや、こっちの話」 エイスリン「ソウシン!」 ピロリン 白望「……」 豊音「何の音ー?」 京太郎「あ、すみません俺です」 京太郎「……」 カン!